能登ワイン・地酒と言えば七海屋(しつみや)!~今日もうまい酒呑まんかいね!~

能登ワイン・清酒「歩」・麦焼酎「能登宝水」の七海屋店長トミーが、家族・仲間と共に能登の復興のために今日も汗をかいてます!

阪神・淡路大震災から15年

2010-01-17 05:46:52 | 能登半島地震・復興
1月17日です。あの阪神・淡路大震災(正式名・兵庫県南部地震)から15年目の日を迎えました。
死者6,434名にものぼるまさに未曾有の大震災でした。
当時お亡くなりになられた方々へ、ここに改めてご冥福を心よりお祈り申し上げます。

あの大震災に対しては、日本の全国民が其々の携わりや思い出もあることでしょう。
ちなみに私は発生時刻のその時、JR秋田駅のプラットホームにいました。

当時、私は金沢の澁谷工業の会社員でした。出張のため、当日前夜に金沢駅から乗り込んだ寝台特急「日本海」で秋田駅にAM5時半ごろ降り立ちました。6時発の盛岡行きの特急に乗り換えるため、入車線のホームのいすに腰掛けて、眠さと寒さに耐えながらホケーッと電車が来るのを待っている時に、あの地震が発生したのです・・・。

そんなことを知る由もない私は、特急電車で盛岡へ行きました。目的地が青森県百石町だったので、盛岡駅でまた電車を乗り継ぐその待ち時間に、改札を出て待合室に行った時です。NHKのテレビニュースで、関西地方で非常に強い揺れの地震が発生したことをずっと伝えていました。
各地の震度数を地図上で表示していましたが、よく見ると神戸市の部分が空白になっているのです。
「神戸市ではまだ震度の確認が取れていません。」とのアナウンスにどうしたのかなと思いつつ、電車に乗り八戸駅へ行きました。レンタカーを借り、百石町のお客様(桃川酒造)へ着くと、製造課長さんが、食い入るようにテレビニュースを見ていました。
その時、私の目に飛び込んできたのは・・・!

今でもはっきり覚えています。あの阪神高速道路が、倒壊して横倒しになっている映像でした!!
そして、神戸では火災であちこちから煙が立ちこめています。あまりの衝撃の大きさにしばし絶句していました。

私は、その数年前には澁谷工業の関西営業部に所属していて、西宮市に住み、仕事で毎日のように阪神高速道路を利用していたのです。あの、阪神高速が・・・!?とても現実として受け入れられませんでした。
関西営業部のみんなは無事なのか?ご家族は?お客様は?その場で電話を借りて、西宮に電話しましたが全く通じません。しばし、桃川で課長さんと一緒に映像を見入っていました。
桃川を出てから、アポ先を訪ね仕事をこなしましたが、わずかなすき間に電話をしてもやはり、かかることはありませんでした・・・・・。



あれから15年。神戸と周辺の地域はその後に、目覚しい復興・発展をとげました。
地震対策、ボランティア、復興、まちづくりとその後の日本に、いろんな意味で大きな影響を未だに残す阪神・淡路大震災。
3年前の能登半島地震でやはり大きな被害を被った私たちに、復興のためにボランティアや救済の手が早めに差しのべられたのもその教訓が生きていたからこそです。

私も、厳しい今を乗り越えて当店の、地域の復興を目指してがんばっていきます。

復興サロン12月

2009-12-26 11:31:11 | 能登半島地震・復興
毎月25日開催の「復興サロン」に参加してきました。場所は江尻屋。
12月は恒例のクリスマスケーキ
2年前、最初の12月のサロンに持って行って以来、
皆さんに期待されるようになり、今年も持って行きました!


能登ワインヌーボー(白)と豪州のスパークリングワイン(ロゼ)も持参。
特に能登ワインヌーボーは飲みやすいと評判でした!


レスキューストックヤードの松田さん(左)と石川高専の豊田先生(右)。


廣瀬先生は御家族と共に参加。愛娘のよしみちゃんと。


サロンの終了後、酔八仙にてプチ忘年会を。来年も宜しくお願いします!

活力再生部会2

2009-12-21 21:04:58 | 能登半島地震・復興
活力再生部会に行ってきました。
穴水まち歩きマップの作成にあたり、穴水町在住で著名な歴史家の東四柳史明先生(左)に助言をいただきました。
・説明文は文字数を決める(長くなりそうでも簡潔に)
・ひらがなの多用とルビの使用で読みやすくする
・歴史的うんちくは、事実にこだわらず、伝承として造るぐらいの気持ちで。
いろいろためになるアドバイスをいただきました。
また、穴水の”売り”として、川島大町地区が天領だったこと、大町に高山県の出張所があったことを活用してはどうかとのアイデアもいただき、大変参考になりました。


ホットちゃん閉店

2009-12-18 19:34:32 | 能登半島地震・復興

穴水町商工会横の定食・うどん屋「ホットちゃん」が本日閉店しました。
07年の能登半島地震後に、仮設住宅に住み合わせた穴水の女性3人が町や商店会の協力を得て、オープン。穴水の震災復興のシンボル的なお店として頑張ってきたのですが、約2年でその幕を閉じることとなりました。
街中の灯が一つ消えるようで少しの寂しさもありますが、まずは御3人の方、お疲れ様でした!


今日はたまたま、私が会長を務める穴水ロータリークラブの年末最終例会があり、昼食にホットちゃんの弁当を食べました。



名物の、もずくうどん。もうこれが食べられなくなるのは惜しいなあ!

温泉旅館の破綻2(裏事情)

2009-12-10 02:33:37 | 能登半島地震・復興
8日付けで破綻した和倉の温泉旅館。当店にとっても大きな損害を被りました。

9日、該当旅館の社長と面談してきました。そこで語られた事実とは・・・(以下はフィクションと致します)

12月8日(火)AM10:15 前触れもなく旅館に弁護士が助手を連れ、社長を訪ねてやって来ました。突然の訪問に戸惑う社長に、弁護士は礼状を手に「裁判所の決定に従い、御社の清算手続きに入ります。11時に全社員をロビーに集めてください」。そして集まった社員を前に弁護士から「本日をもってこの旅館を清算します。今日以降の宴会・宿泊の予約を全て断ってください。皆さんは本日をもって解雇致します」との説明がありました。
阪神大震災や2年前の能登半島地震、昨年のリーマンショック不況と数々の苦境に直面しながら何とか経営の軌道を取り戻しつつあった矢先の出来事でした。


旅館は政府系金融資金をS銀行を窓口にして借りていました。S銀行は金融ビッグバンによる再編のあおりで、A銀行との合併を決めました。すると両行はその主導権争いのために、自行の健全性を装飾し始めます。一つの手段として、不良債権(予備軍含む)の処理があり、銀行は旅館の債権を東京の債権回収会社に売却しました。そして債権回収会社は返済の長期化を嫌がり、11月2日に金沢地裁に破産手続きを申し立て、12月7日付で同地裁が開始決定したのです・・・・。


ここには現代日本の持つ経済体質の問題が見え隠れします。
かつて竹中平蔵氏が提唱した金融ビッグバン(国際競争化)で再編が進む中で、中小零細企業への債権処理が加速し、結果として倒産・清算される事業所が後を絶ちません。その多くが町工場だったり、地方の企業だったりします。しかし、町工場が現代日本の高い技術力を支え、地方の中小零細企業が地域の経済を支えてきました。すなわちそれらは日本の国力そのものを支えてきたのです。
今回のような、東京の金融の身勝手とも言える強引なやり方による破綻は、地方の経済をますます悪化させ、地方の疲弊を招きひいては日本そのものを弱体化させていくことでしょう。そのことがいち早く理解され対処されないと、今日もどこかで同じような破綻が重ねられていくのです・・・。
日本は、どうなっていくのだろう?

温泉旅館の破綻

2009-12-08 20:17:05 | 能登半島地震・復興
本日、和倉温泉の一つの旅館が破綻しました。2年前の能登半島地震で一時期客足が途絶え、去年のリーマンショック以来の不況で売上げが減少したのが原因です。情報を聞きつけた各納品・取引業者が続々と集まってきました。
当店にとっても長年のお取引き先だけに大変寂しい話だし、現実的に大きな痛手を被りました。
和倉では2年連続の旅館破綻でもあり、このまま和倉温泉ひいては能登の衰退に繋がらないように、自治体や偉い先生方には汗を流してほしいものです。
能登が素敵な場所であり続けるために、知恵も人もお金ももっと必要なのです。


活力再生部会

2009-11-28 06:06:49 | 能登半島地震・復興
昨夜、穴水まちなか再生協議会の活力再生部会に出席してきました。商店街活性化の拠点づくりとして、なかりさん横の空き地に新しく公衆トイレと情報館を兼ねた施設の建設の話を進めています。私からは屋根付きのフリースペースの造成と管理方法について提言してきました。完成後の活用で、能登半島地震以後急激に寂しくなった商店街通りの賑わいづくりが出来るといいなあ。

復興サロン

2009-11-26 01:25:21 | 能登半島地震・復興
能登半島地震以来、毎月25日に開催している穴水「復興サロン」に参加してきました。場所はこれまた地震から復活、その中身を町づくり会社に変えた江尻屋さんです。
ここのところずっと行ってなかったのですが、久しぶりに参加してみたら町外・県外から穴水の復興のために手助けしていただいてる方々に会えて、皆さん相変わらず元気に活動してるようでとても嬉しかったです気持ちも高揚してついつい長話になりました。名古屋から来てくれてるNPOレスキューストックヤードの松田さんは、私の冗談に素直に反応してくれるいい人です。楽しくもためになる時間でした本当、皆さんに感謝です。


左から2番目が石川高専の江口先生です。


真ん中が岐阜高専の廣瀬先生です。


廣瀬先生が持って来てくれた岐阜のお菓子「のし柿」です。有難うございます。