老中の市井日記

理想を失うことなく老いの中を楽しみながら、日々発見、日々刺激、日々出会いを大切にしていきたいと思っています

三屋清左衛門残日録 藤沢周平著

2017-04-29 14:04:33 | 読書
定年して11年、最初はウロウロしていましたが、縁あって母校の大阪府立大学の
全学同窓会(校友会)設立と事業をいろいろと遣らせて頂きました。

それもこの3月で終わり、毎週G.W.になりました。そんな時、元の会社オムロンの
入社同期のHさんのラインのコメントに「日残りて昏るるに未だ遠し」の一言があり、
物凄く気になりググッて見ました。

藤沢周平の小説「三屋清左衛門残日録」の一節であることが分かり、早速購入して
読みました。(以下 一部引用)

日残りて昏るるに未だ遠し。家督をゆずり隠棲の日をおくる清左衛門。
離れに起臥する隠居の身となった三屋清左衛門は、日録を記すことを自らに課した。
世間から隔てられた寂寥感、老いた身を襲う悔恨。しかし、藩の執政府は紛糾の渦中に
あったのである。という本の案内があり、老いゆく日々の命のかがやきを描いています。

私も寂寥感なるものを初めて経験しています。思い当たる節が多々出てきます。
ただ、サラリーマン生活を終えた11年前に感じずになぜ今なのか分かりません。


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