sean's cinema

seanの映画の部屋へようこそ。

「アイアムアヒーロー」

2016-04-23 | 2016年に観た映画(あ行)
個人的にホラー党でもゾンビマニアでもないので、詳しい知識は ほぼ皆無なれど、ここ最近ゾンビマニアと何回かご一緒した経験 あっての成果というか(いいのか、この言い回しで)楽しめたクチ。 ゾンビ映画特有のグロ描写はあれど、日本映画でここまで丁寧に 活写できているのが珍しいほど現存する和製ゾンビはダメなのが 多いらしい。ということは新たな希望?が見えてきたってことか。 (ゾンビ映画愛好者にとってですが) . . . 本文を読む
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「フィフス・ウェイブ」

2016-04-23 | 2016年に観た映画(は行)
幾らキック・アスで鍛え上げたとはいえ、あの肩幅は尋常ではないぞ^^; と競泳選手と見紛うクロエの成長ぶり。顔つきも女になってきた彼女の 演技キャリアが今作でどうなるかは謎だが、どうにも既視感が拭えない 本作。いやまぁ冒頭から中盤までは由として、いよいよ第5の波がアレ だったとはねぇ。個人的にはうーんと遡って大昔「V」というSFドラマ があってよく見ていたのを思い出した。そこへヤングアダルトならでは . . . 本文を読む
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「レヴェナント:蘇えりし者」

2016-04-22 | 2016年に観た映画(ら行)
リオ・ブラボー!じゃなくてレオ・ブラボー!となった今回のアカデミー賞。 レオ様悲願のオスカー獲得!!に湧いた。良かったねぇ。蘇えりし受賞だ。 とある批評家の「これでとらせないとあとで何するか分かりませんからねぇ」 には笑ったが、この演技でとらせないわけにもいかないでしょーと思った。 だがそんなレオ様の偉大な匍匐前進(長いぞ!)にも勝る名演がカメラワーク。 見事なまでの自然光への拘りが映える!映える . . . 本文を読む
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「スポットライト 世紀のスクープ」

2016-04-15 | 2016年に観た映画(さ行)
第88回アカデミー賞で作品賞と脚本賞に輝いた作品。にしては 地味だなぁ〜と思った人も多いだろうとは観ての感想。面白い 面白くないというよりこれは社会問題でエンターテインメント ではないんだぞというドライな描き方が好き嫌いを分けそうだ。 キャスト全員が助演賞でも良さそうな巧みな演技。事実を公に するということは地元読者を敵にまわすようなことになろうと、 新任編集局長としてやってきたユダヤ人のバロンは . . . 本文を読む
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「モヒカン故郷に帰る」

2016-04-09 | 2016年に観た映画(ま行)
タイトルからして木下恵介の「カルメン故郷に帰る」だなと思ったけど、 内容は監督の完全オリジナルらしい。いつもの感じでだらっと笑わせ、 微笑ましい感動を与えたりする沖田監督らしい仕上がり。特に大事が 起こるというでもなく(父親が末期ガンと判明するが)コメディぶりは 変わらない。のほほんとした風情にナンでYAZAWA?と思うほど 違和感が漂う父親の極趣味。息子にも永吉と名付け東京に出したこと から自身 . . . 本文を読む
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「ボーダーライン」

2016-04-09 | 2016年に観た映画(は行)
これがメキシコ麻薬戦争の実態だと云わんばかりに凄惨な映像が続く。 そもそもフアレスって聞いただけで過去作思い出してゾッとするのに 何でまたこんな美人お姉ちゃんが送り込まれるわけ?って凄い違和感。 結果、この違和感が最後には活きてくるんだけど、そもそもメンバー にデル・トロがいたらさ、こりゃヤバい!って普通思いますわよねぇ^^; 明らかに違うもの〜佇まいが。平和な日本人には理解しきれない度を 超え( . . . 本文を読む
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「ルーム」

2016-04-08 | 2016年に観た映画(ら行)
このタイトルには何かあるなと思っていたけど、やはり二重の意味が あったことを後半で理解する。誘拐・監禁され7年間の生活をしてきた 「部屋」と希望を胸に脱出してきた世界の「部屋」。ニュースで監禁事件 が解決し被害者が無事保護されたとの一報には安堵の空気が流れるが、 果たしてそれで終わるはずがないという後の世界をリアルに描き出す。 母親や親族にとっては辛く思い出したくない過去であっても、息子に とって . . . 本文を読む
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「蜜のあわれ」

2016-04-01 | 2016年に観た映画(ま行)
まるで二階堂ふみに当て書されたかのような赤子ぶりがエロ可愛い。 セクシーともグラビア系とも違う肢体を堂々と晒して踊り跳ねるの にしてやられたのは室生犀星だけではあるまい。金魚にピッタリだ。 その「あたい」にすっかり魅了されてしまった「おじさま」も「幽霊」も 彼女の妙演に喰われまくっている。唯一高良健吾の芥川が、ほんの 10分にも満たない出演シーンだというのに鮮烈なカッコ良さを遺す。 幻想的な文芸フ . . . 本文を読む
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「あやしい彼女」

2016-04-01 | 2016年に観た映画(あ行)
韓国版に始まり、中国版、そして日本版という異色のリメイク作品。 73歳の婆さんが突如20歳に若返る…という女性の若返り(できるなら) 願望を見事に体現した痛快ファンタジー。韓国版の出来が良すぎる ので、比べてしまうとかなり観劣りするんだけど奮闘の軌跡はある。 多部のコメディエンヌぶりは発揮されているし、倍賞も巧いのだが、 東京ブギウギはちょっとズレてるかなと思わされる。特筆は娘役の 小林とライバル . . . 本文を読む
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「国際市場で逢いましょう」

2016-03-31 | 2016年に観た映画(名画座・他)
ご贔屓のファン・ジョンミン主演とあって、涙あり笑いありの 大河ドラマに仕上がっていた。これまでの韓国近代史に家族を 当てはめ、末端の庶民がどうやって生きぬいたかを描いている。 タイトルの意味、これが誰に向けていた台詞なのかを思い知る 中盤では涙が溢れ、もういいよ、こんなに頑張ったんだからさ、 この店はたたんでも大丈夫と親父の肩を叩いてやりたくなった。 偏屈で笑顔も見せない親父がニ階に上がり、父親と . . . 本文を読む
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「あの頃エッフェル塔の下で」

2016-03-31 | 2016年に観た映画(名画座・他)
若気の至りとはよくいったもので、過去の恋愛の狂気性とか 無秩序とか破壊力とか自己中心的な身勝手さなどと色々ある。 それを懐かしむだけならいいのだが、グダグダネチネチ現在 に至るまでそういう執着を持つことはいかに気持ちが悪いか。 そんなカタチで衝撃のラストを観たのだが、ハッキリいって そこまでのいかにもおフランス(ヌーヴェルバーグ調の)映画 男女遠距離性愛倒錯劇の方もかなり長く感じる。インテリ性 に . . . 本文を読む
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「カプチーノはお熱いうちに」

2016-03-31 | 2016年に観た映画(名画座・他)
邦題だけで内容を予想すると陽気なイタリア映画の趣があるが、 あらそうなっちゃうのと予想できない驚きの13年が披露される。 運命の出逢いから、親友の恋人という紆余曲折を経て結ばれた エレナとアントニオ。働き者でのちに独立事業を営むエレナに 比べて、夫アントニオは識字障害をもつ粗野で浮気症のダメ男。 二人が結ばれたのち一気に13年後に飛ぶ展開は、その後の冷め 具合から、この夫婦はすでに倦怠期を過ぎてた . . . 本文を読む
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「はじまりのうた」

2016-03-31 | 2016年に観た映画(名画座・他)
「ONCEダブリンの街角で」ファン必見の作品になるだろうが、 そうでない人も音楽の持つマジックにやられてしまう内容だ。 共作した楽曲が映画のサントラに決まって意気揚々とNYに 越してきたグレタだがブレイクしたのは恋人のデイヴの方で、 そのうち浮気が発覚してデイヴと別れ、旧友の薦めでバーで チト歌ったところを自社をクビにされた音楽プロデューサー のダンに目をつけられるという冒頭のくだり。後々この場面 . . . 本文を読む
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「顔のないヒトラーたち」

2016-03-31 | 2016年に観た映画(名画座・他)
顔のない、とは巧い邦題だと思った。ハンナ・アーレント曰く 思考停止の凡庸が生む悪が良き市民だったはずのドイツ人を 大量虐殺へと駆り立てた忌まわしき戦争の実態。誰もが消し 去りたいと思う過去の出来事を蒸し返そうとする新米検事が 迫害を受ける。自国民が自国民を裁くというのは苦渋に満ち た決断であることはよく分かる。しかし彼の蒸し返しにより、 アウシュビッツを知らないドイツ人がどれほどいたかという 信じ . . . 本文を読む
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「ハンナ・アーレント」

2016-03-31 | 2016年に観た映画(名画座・他)
ドイツ系ユダヤ人哲学者ハンナ・アーレントの実録に基づいた作品。 ナチス戦犯アドルフ・アイヒマン裁判を傍聴して纏めたレポートが 一大物議を醸し彼女はユダヤ人社会から多大なバッシングを受ける。 見よう聞きようによってはまるでユダヤ人を糾弾し、ナチスを擁護 しているかのように受け取ってしまう感情論が成り立つからである。 彼女の「思考停止が凡庸な悪を生む」という思想は今の現代社会でも まかり通る痛烈な解析 . . . 本文を読む
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