Colonのブログ

カメラ・ギターのはなしetc.

大日苑

2008-09-11 18:08:43 | Weblog
昨日は午後から時間がとれたので、ロケハンにでも行ってみようかと車で家を出た。
今でもヒマワリが満開の畑などがあったのだが、ちょっと日の当たりが悪かったのでまた別の機会にと、2、3枚撮っただけでその場を後にした。

稲敷市の江戸崎の市内を抜け、北の方へ向かっていくと、前から気になっていた「大日苑」のカンバンが目に入り、ちょっとどんな所なのか入り込んでみた。



10m程行くと、大きな石の門があり、閉まってはいたが、横の扉は開いていたので入ってみた。
すると、広い敷地の中に立派な洋風の建物があり、一見してかなり古い由緒ある建物だと感じられた。
建物はアール・デコ風の洋館と、純日本的な和洋折衷のもので、戦前は皇族の方の住まいともなっていたこともあったらしい。



門の外に車が2台止まっていたので、だれか居るのだろうと、思っていたが、
庭から建物を撮っていると、玄関から外人の女の人が現れて、「どうぞ、よかったら中に入って見ていって下さい。」と、流暢な日本語で招き入れてくれた。

どうも、ここの建物の中で英会話教室を開いているようで、生徒さん(?)と英語で会話をしていた。(もちろん意味不明)
「どうぞご自由に見学して下さい。」と言われ、「カメラで中を撮らせて頂いても大丈夫ですか?」と伺うと、「どうぞ、どうぞ、よく撮れたらあとで下さい」と言われてしまった。



あとで入口にあった資料を見てみたが、ここは個人の家として1939年に建てられたが、戦後は結婚式場にも利用されていたようで、その時に「大日苑」と名付けられたそうだ。
その後、廃業し、20年以上も放置されていたのだが、たまたま覗いた人がすばらしい建物をこのままにしておいては勿体ない、是非保存しようということで、「大日苑保存会」を数人で結成、その後NPO法人稲敷伝統保存会となり、何年か前は幽霊屋敷のようだった「大日苑」を復活させたのだそうだ。

その中の一人が私を招き入れてくれた理事長のドリス・ワインゲルトナーさんだった。
今では、この場所でいろいろなイベントや見学会をし、「大日苑」を知らしめ、保存の活動に参加してくれる会員を募集しているようだ。

私が行った日は平日で、普段は開放していないようだった。たまたまドリスさんがいたので、中に入れたが、通常の見学は土日だけのようである。


こちらは純和風の部屋


和室の廊下から庭園が見渡せる。なぜか鶴の置物が(笑)

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