停年後の生活を楽しみましょう。

常識を脱して、新しい目で停年後の生活を考えましょう。定年後は自分のために楽しむ時間です。

日本人の心の原点「お茶」№05 お茶の先生が和服でディスコへ

2017年03月26日 | 旅行・ダイビング・趣味
 思い出の1つに、会社では恒例の忘年会なる行事があります。茶道部でも12月になると忘年会を開催していました。茶道部の忘年会ですからさぞかし奥ゆかしい忘年会と思っていましたが、茶道部で行った忘年会は「ディスコで踊り」でした。私達若い者にとっては抵抗感は無かったのですが、お茶の先生は40近い着物の似合われる正に日本女性の見本と思われる方です。流石に踊りには参加されませんでしたが、でも先生は嫌がること無く私達と一緒にディスコに行って下さいました。私にはても不思議な感覚でした。
 自分には合わないかも?と思っても、敢えてチャレンジしてみる。誘って頂いたからには誘って頂いた方の気持ちを大事にしなくては。先生には、そんな「気遣い」が有ったのでしょう。利休百首の2番目の歌は「習いつつ見てこそ習へ習らわずに善悪いうはおろかなりけり。」この歌も私の人生訓として長く記憶に残っています。
 研究生活の中で、何か新しいものを始めようとした時に、それはしても役に立たないのでは?時間の無駄になるのでは?と言う思いが出てきて、何もせずにだめだというレッテルを貼ってしまうことがあります。
 新しいことを始めるに当たっては、いろんな可能性を探って多くのことにチャレンジしますが、合理的に行動することが理系の人間の習性ですから、ついつい可能性の低いものはチャレンジするのを辞めてしまうことが有ります。そんな時にはこの言葉を思い出し、手間ひま惜しまず帰宅が遅くなっても可能な限り実験するようにしました。
 余談ですが、ノーベル賞受賞のきっかけは「機械の調子悪かった。」「勘違いした。」「取り敢えずやってみた。」「時間が有ったからこんな事もしてみた。」そんなことから大発明が生まれた。と言う逸話は数えたらキリが有りません。
 何事もやってみなければ、やらなければ何も得られません。


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