SEポートランド

ポートランド、川をわたればSE地区
レンガのアパート、ちいさな家、古着屋とカフェ
人・建物・緑がほどよく混ざる街

奥さんが「全米一すみたい街」で見たというおばけの話 -キャンプ場まで35分

2017-07-15 22:12:03 | 雑記
5月、雨のない日が数日つづくと、近所のスーパーは、赤・青・緑いかにも「レジャー用品ですよ!!」っていうテントやら寝袋やらでいっぱいになった(注1)。
当市にくらしてまだ日の浅いぼくは、そんなアウトドア用品を横目にしながら、いそいで食料品売り場(と、いってもサッカー場半分ぐらいある)へといそぎ、必死に、自分たちや子どもがたべる晩ゴハンのおかずを買うだけだった。

さらに晴れた日が続くと、日本語補修校や、まちづくりイベントであった日本人お父さんの諸センパイ方が目を輝かせて、
    キャンプは楽しいですよー
    せっかくオレゴンにきたんだから、短い夏にはキャンプですよ!
と教えてくれる。

でも、初めて東京以外で暮らし、時に勉強もするぼくは、いまだに、そんなアドバイスを実行する余裕もないまま7月を迎えることとなった。
家族の体調も戻ったし、ぼくの仕事も一山こえたある日。独立記念日の連休にあわせて海沿いまでの家族小旅行。ハイウエイから降りて、初めてみる街の外がわ(…数千字程度中略…)。
    そうか、人がいなくて、建物もなくて、木がいっぱいいっぱいあるからオレゴンなんだ!
ここに至って初めて気づくわたくしの専門は、「都市計画」「都市論」です。

帰った翌日から、とつぜん近所のスーパーが気になって仕方がない。
いままで素通りしてきた原色の売り場をうろつき、ときおり9ドルの折りたたみ椅子を手にウスラ笑いする小柄な東洋人。
フレッドメイヤーのレジのひとたちごめんなさい。見た目以外は怪しいものではございません。
スーパーのと通販のを理想的に混合し(自己評価)、全米から中国製アウトドア用品をかきあつめ、日本から持ってきた中国製品といっしょに車につめて、いざ出発ーっ!

    ・・・・・

なのですが、キャンプサイトの予約が大変。みんな楽しみにしてるんだよねぇ。聞けば、五月どころか前の冬から計画を練りこんでいる家族が多数いる模様。
あわてて、予約できそうなキャンプ場を探す。
当市から近ければ、運転も疲れないし、子どもが嫌になっちゃったら20分も運転すれば、いつものモールで晩ゴハンだって食べれる。というわけで、あまり期待もせず、いつもの高速86号線に乗って現地へと向かった。

2つとなり町で高速をおりて農場や圃場のなかをすすんでいく。
最後に左折して谷をくだり国立公園に入ると、そこからやっとベイスギが卓越する極相林が始まる。さらに受付から車でもう10分ほど進んで、ベイスギの幹のあいだ、落ち葉でやわらかく被われたテント場と、造りつけピクニックテーブル、駐車場場所が一緒になっった、そしてナゼか水場のないサイトに到着。

食料品などを買い物しながら現地に着き、ちょっと川遊びすると、明るいのに時刻は8時を過ぎていた。
素人らしく、暗くなってきた中、お湯を沸かした程度の調理で夕食をつくり、あわてて食べて、あわててテント泊の支度をする。

日本から持ってきた2人用テントで子どもを寝かせつけると、それ以上は大人が寝ることもできなかった。
仕方なく、奥さん+子どもはテント、自分は車に寝袋を敷いて寝ることに。
    「オレのお買い物完璧じゃーん、うへへ」
と自分に惚れ惚れしなばら、買ったばかりの寝袋@中国製で熟睡した。
振り返れば、その眠りは、ありがちな「怪談に出てくる脇役」のように深かった。
飛行機が上空を飛ぶ音を夢うつつで聞きながら、少し寒くなった翌朝までたっぷりと寝た。


注1
ここはポーラライゼーションの進むアメリカ。ぼくが見ているのと全然ちがうアメリカもあるみたい。
おされ通販系ショップに行けば、もちろん、単色×原色=中国のナイロンでざっくり作ってそのまま持ってきました。安いよ~
みたいなのじゃあ無いアウトドア用品だって売ってます。

注2
キャンプから帰ってきた今、あまり疑問なくこのアメリカ的スケール感を日記に書いている。
しかし日本だったら山間部を超えて、楽勝で隣村についちゃうよね。キャンプ初日、なんども「こんどこそキャンプサイト?」と道路横の空き地をいちいち確認しながら、やっとこさ数十区画ぶんのキャンプサイトまでたどり着いた。
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