何故かわからないが鼠軍団と戦う壮絶な夢を見た後、起きてみたら西村寿行氏が亡くなっていた。偶然とは言えこんなこともあるものだ。西村氏には滅びの笛という著作もあるが、劇画化されて 1977 年ぐらいにプレイコミックに連載されていた。小学1年の時なので正直刺激が強すぎたが、当時暮らしていた場所がまさに鼠軍団での攻撃で壊滅していった。迫力、えぐさ、恐怖感、無力感でこれに勝るものを見たことはあまりない。ラストはほぼ予想通り。滅びの宴という続編もあった(こちらはイマイチ)。
バイオレンス小説の第一人者、西村寿行さんが死去
バイオレンス小説の第一人者として知られる作家の西村寿行(にしむら・じゅこう=本名・としゆき)さんが23日、肝不全のため亡くなった。76歳だった。
高松市出身。新聞記者、速記者、運転手など様々な職業を経て、1969年に動物小説「犬鷲」で作家デビュー。「君よ憤怒の河を渉(わた)れ」を始め、暴力や性といった人間の衝動を前面に骨太なストーリーを疾走させる「バイオレンス・ノベル」の旗手として支持を受けた。同作や「犬笛」などの作品は映画化され、79年の長者番付では、作家部門トップに躍り出るなど、時代を代表する人気作家になった。動物小説、パニック小説も得意とした。76年に「咆哮は消えた」、77年に「滅びの笛」「魔笛が聴こえる」で3回連続直木賞の候補になり、生涯に600冊以上の著書を世に送り出した。
(2007年8月27日2時2分 読売新聞)
バイオレンス小説の第一人者、西村寿行さんが死去
バイオレンス小説の第一人者として知られる作家の西村寿行(にしむら・じゅこう=本名・としゆき)さんが23日、肝不全のため亡くなった。76歳だった。
高松市出身。新聞記者、速記者、運転手など様々な職業を経て、1969年に動物小説「犬鷲」で作家デビュー。「君よ憤怒の河を渉(わた)れ」を始め、暴力や性といった人間の衝動を前面に骨太なストーリーを疾走させる「バイオレンス・ノベル」の旗手として支持を受けた。同作や「犬笛」などの作品は映画化され、79年の長者番付では、作家部門トップに躍り出るなど、時代を代表する人気作家になった。動物小説、パニック小説も得意とした。76年に「咆哮は消えた」、77年に「滅びの笛」「魔笛が聴こえる」で3回連続直木賞の候補になり、生涯に600冊以上の著書を世に送り出した。
(2007年8月27日2時2分 読売新聞)