日曜も仕事で、しかも帰宅出来ず、ようやく家に辿り着いた月曜の夜。
家は真っ暗。
誰も居ない。
真っ暗な玄関を入り、自分の部屋の電気を点け、ふと見渡して、吃驚仰天(びっくりぎょうてん)。
何コレ~
...いや、単純に菌糸瓶からキノコが生えていただけなのだけれど。
菌糸瓶ってのは、菌床を詰め込んだビン。
こんなの。
菌床ってのは、のこくずに栄養材を加えた培地でキノコを発生させるものです。
この培地で、ある種のクワガタの幼虫を育てると、大きな成虫に育つという事で、クワガタ飼いにはあまりにも有名な菌糸瓶。
クワガタのためには、キノコが生えたらキノコを摘むようにという話は聞いた事があるし、小さなキノコっぽいものが生えた事はあるのだけれど、ここまでキノコ然としたキノコが、蓋を押しのけてまで、わずか2日で生えてくるとは思いませんでした。
超キノコ。
さて、このキノコ、どうしたものか。
っていうか、食えるのだろうか?
...と、つい思ってしまった。
キノコ用の培地に生えたキノコなのだ。
毒キノコを、わざわざ培地で育てようというスタンスも少なかろう。
見れば、瓶には「クヌギオガコ100% クワガタ幼虫飼育用オオヒラタケ菌糸ボトル」と書かれている。
クワガタ幼虫飼育用という部分が、若干気にならなくも無いが、どうなのだろう?
オオヒラタケってのは、クワガタ飼育の分野の用語で、実際はウスヒラタケか、ヒマラヤヒラタケの事らしい。
ウスヒラタケってのは、学名 Pleurotus pulmonarius
ヒラタケやエリンギと同属のキノコで、ヒラタケ Pleurotus ostreatus よりも傘の肉が薄く、色が薄いのが特徴ではあるが、中間的なものもあるので、判断が難しい。ただ、交雑しないので、生物学的には別種として扱われているとの事。
食用として使われる。
ヒマラヤヒラタケは、やはりヒラタケに酷似し、しかしヒラタケとの交雑は無く、ウスヒラタケとの交雑は可能なので、ウスヒラタケの亜種として考えられているキノコ。
やはり食用にされる。
うん。
これは...つまり、食えるって事じゃねーの?
もうちょっと調べてみたら、すでに食ってる人発見(笑
ASO四季の森のHPというサイト内に、菌糸瓶から生えたキノコのレシピが載っていた。
そのページには、
>菌糸ビンや菌床カスからニョキッと発生するオオヒラタケ等のキノコ。
>みなさんはどうされていますか?ここにオオヒラタケ料理のレシピを
>まとめてみました。家族の理解を得るひとつの策になれば幸いです。
…と書かれていたけれど、それはどうだ?(^^;
むしろ、引かれたりする率が高そうな気がするけれど...
ともかく私SCUMは、そのキノコを..............続く
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しめじとして売っているものだし
美味しいに違いないでしょう。
あ、でもオオヒラタケはちと違うのか。
私の持っている「青森のきのこ」って本には
ヒラタケしか載ってないなぁ。
でも山に生えているものより衛生的な気もします。
私なら食べる!
しかし旦那はきっと大反対するだろう。
続き、楽しみにしておりまする。
>美味しいに違いないでしょう。
美味かったですよ。
菌糸ビンからだけでは無く、菌糸カスからも生えるそうなので、私の想定している菌糸利用法の過程で、何度もキノコにありつけそうな気がして、違った楽しみ方が出来そうだとほくそ笑む毎日です。
>あ、でもオオヒラタケはちと違うのか。
属までは一緒ですからね。
そう違わないのかなとは思いますが。
>でも山に生えているものより衛生的な気もします。
どうかな(^^;
汚くはないと思いますけどね。
クワガタの幼虫から生えたとか、そういった想像をしなければ w
>しめじとして売っているものだし
これ、今回調べてみて初めて知りました。
なんだかすごく騙されたカンジ。
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