ノルウェーの旋律によるバラードのための変奏曲【３】

このやり方が、あっとるか、違っっとるかは、わからん。

でも、こうやって出来る限りグリーグと対話し、曲を仕上げていった。


ただ…
この曲に関しては、今までのようなわけにはいかんかったのです。

やってもやっても、もう一つ何かがシックリこん。

何かが足りん。

何が足りんのんじゃろう？

それを突き止める為に、色んなものを読んだり…
グリーグの他の曲にもヒントがあるかも…と、調べたり…

こうなったら、グリーグのお墓参りに行くか！と思ったけど、なんせ貧乏だったんで、そこまではちょっと…と、遠慮させてもらいました(笑)

ただ、その中でわかったことは、
まだまだまだまだ、
彼と本当の意味で、心が交わせてなかったということ。



続く


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