とりあえず汎用性は高く

色んなことを投稿するブログ。現在は「東方野球の世界で幻想入り」を投稿したり、きまぐれに日々のことについて綴ったり。

由規の顔も見たくない、そんな深夜は……。

2009-09-30 03:00:11 | きまぐれ日記
とりあえず、誕生日おめでとう。






…………




……




自分(今年で2●才になりました)!



次に更新しそうな記事でも先に書いておきます

(予告ともいう)

・そうだ神宮へ応援に行こう。

CS進出が危ぶまれる我が東京ヤクルトを応援しに行きました。

だが、駅に到着するとボードとサイコロを持ったスタッフの姿。

「ここでサイコロを振っていただき、行き先と移動手段を決めてもらいます」

「!」

驚く私。

しかし、ここまでは埒が明かない。

意を決して投げられたサイの目は!

…………。

カミングスーン!

(以上の予告はフィクションであり、登場した人物・企画は架空のものです)
(実際の某どうでしょうとも関係ありません)
(というか、そもそもやっておりませんwww)



はじめてみたこと。

初人さん、磁石さんから余ったカードをいただき

とうとうBBHを始めました。

お二方、カードありがとうございました。

おかげで最初からオールカードチームですww

↓データ

監督の背番号は26。

オーダー
7福地
4田中
8青木
5ラロッカ
9稲葉
6宮本
3宮出
D飯原
2相川

(もちろん全てカード選手)

今のところ、こんな感じです。

試しにやってみてわかったこと。

どのカードも手前に固定させるだけ!

(注:カードを手前に動かすとミート打ちになる)

というのも、先のオーダーの選手たちはパワーよりもミートが高い選手

ばかりなので、このミート打ち徹底で打線がつながるというww

今日の戦績。

記念すべき初戦。
【ヤクルト4-2敵】
1点を先制したが、8回裏に逆転ホームランを浴びる。
9回には抑えが出てきたので、詰んだと思われたが
青木、ラロッカとつないで稲葉がスリーラン!
稲葉にはミート打ちの指示だったので、「あれ?」と首を捻った結末でした。

2戦目。
【ヤクルト1 2-1敵】
大接戦でs(殴
初回に先制されたものの3回あたりで投壊に乗じ、一挙9点をあげる。
で、5回にはラロッカのツーランホームランまでもが飛び出した。
今回のホームランはその打席にだけラロッカに強振の指示を出していたので、
思わず「ニヤリ」としたものに。


チーム方針は元も含めたヤクルト・オンリーのチームというよりは

「ヤクルトの悪いところは他球団で補ったチーム」でいきたいと思います。

だって、WBCのメンバーとかも使ってみたいしwww

現に2戦して出てきたスレッジと草野のカードは是非、戦力として(ry



よし、これでなんとなくBBHのやり方もわかった。

(←時間制限に戸惑い続けたやつ)

パスも作って、選手カードもあるし、いつでも遊べ……

※180日以上データの更新がない場合、プレーデータは失われます。

「…………」

「……」

「……ま、半年以上遊んでいない状態なんてありえないヨネ~」

(汗、ダラダラ)

つばると、データ消去にgkbr日々が始まったのであったww



・拍手レス

ガンさん、ありがとう~。2つともいただきました。

……実にタイムリーなもので(この記事的な意味で)。

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なんだ、この日記ww

2009-09-23 03:14:51 | きまぐれ日記
____
 ∧||∧
(  ⌒ ヽ
 ∪  ノ
  ∪∪

 -━━-

(↑ 月曜日の広島戦終了時の様子)


こんなマンガみたいな展開、あるあ……ねーよwwww


早くもCS争い脱落を覚悟しました。


ああ~、意識が……遠の……い……て……


< 待って! 高木が、高木啓充が完封したわよ

 ___
 ∧||∧
(  ⌒ ヽ < まじで?
 ∪  ノ
  ∪∪

 -━━-


【ヤ3-0広】

 ___
 ∧||∧
(  ⌒ ヽ < 本当だw
 ∪  ノ
  ∪∪

 -━━-

__   _
  || /   
  /
/||
Λ||Λ
(´・ω・`) < もう少し、頑張ってみる。
∪  ノ
 ∪∪
 ̄ ̄ ̄ ̄


…………。


ま、こんな日記もたまにはいいよね(死


次にリンクです。


monochrome sketch.


マイ同志、古翠さんのブログを正式に追加させてもらいました。


で、向こうではとっくにこちらのリンクがしてありましたwww


気づかんかったわw


最後に拍手レスです。


>どうも、こちらでは初めましてのおくでらです。
>尾張さん良いキャラクターですねw
>昔、私も文章を書いていた(小説とか創作とか言えない)事があるんですが・・・
>・・・うーん、どうもネタっぽいのしか浮かばない。つばるとさんをはじめとする二次創作職人さんはすごいですよねぇ・・・orz


おくでらさん(サイト名:Fullhouse Pitcher's)


はじめまして~。


尾張くんのキャラを褒めてもらったのは初めてかも。


もっと彼の口から魅力ある世界を語り出せるように頑張ります。(>_<)


ただ、私の作品もネタっぽい要素が多いですよww


私なんて肩の力を入れずに書いてみて、思い出したかのように後で風景描写を書ているレベルですので


そんなに落ち込む必要は無いと思います。


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(↓ には最新作がありますので、そちらもどうぞ)

第五話(5-4)「冬に染まれば」Ⅳ

2009-09-23 01:30:31 | 東方野球幻想入り物語
前回:(5-3)


ここから~~


 試合後。私は輝夜さんがいつもいる医務室を訪ねた。
 ドアを開けるとオキシドールの臭いがひどく私の鼻につく。正直、あんまり長居はしたくない場所である。
 ただ、それでも行かなくてはならない理由がこの時にはあった。
 ふぅ~とドアの前で深呼吸してからノックをする。
「忠実くんね? どうぞ」
「はい。ちょっと失礼します」
 ドア越しにこうした会話を交わしてから入室すると、思っていた通り、さっきまで永琳さんと仲良く談笑していた様子であった。
 ちなみに、こういう女性陣の中で一人だけという環境だと、どんな場所でもノックは義務となっている。ただ、ここまで来ると逆にノックなどをするのなんて私だけだ。だから、「ノック=私」という構図が既に出来上がっているのだ。
 ドア越しの会話にはこうした背景があるのだ。
「あら、お疲れ様。どうしたの?」
「おつ~」
 私の姿を改めて確認し、私は2人から2人らしい挨拶をそれぞれ受けた。
「あ~、ええっと輝夜さんに聞きたいことがありまして」
「私に?」
「はい。今日の試合で少し気になったことがありまして」
「ん、何々?」
「8回の配球ですが……」
 そう言って、私は試合の状況を説明した。
 この回、前田に許した一撃。そして、その後の配球。
 ホームランを打たれてから配球を読まれたと感じたのか、この後の霊夢さんへの配球がガラッと変わったのだ。
 それまではウイニングショットにフォークを使っていたのだが、前田にそのフォークを掬われてからはフォークを早めのカウントから使い、これを意識させた後にカーブをうまく使って後続を打ち取ったのだ。
 捕手は打者のタイミングが合っているかどうかがわかっていると思うので、あそこから無理に傾向を変えなくてもよかったと思ったのだが、これを聞くことにした。
 私としては、あのホームランは読まれてた上で相手が本当にうまく打っただけだし、あんな打ち方ができるのは前田だけだと思うから、気持ちだけを切り替えれば、それだけでいいと思ったんだけど……。ま、逆に言えば、それだけ今日の霊夢さんはよかったという話なのだが。
「ああ、あれね。実はね、今日はサイン出していないんだ」
「は?」
 予想を裏切る回答に、思わずキョトンした表情になる。
「いやね。試合前にね、今日の組み立て、私の好きにやらせてくれないかって」
「――」
 まずいことが起きたと自分の中で警鐘が鳴った。
 せっかく、レティさんを神社に居候させることまでして、霊夢さんはレティさんの考え方を知り、信頼してくれるようになったと思ったのに……。再び勘に頼るようなことがあれば、それまでの積み重ねが無駄になってしまう。
「まさか、また勘に頼った投球を――」
 レティさんが作り上げた信頼関係と、その好成績。
 やはり、それはレティさんの間でしか通じないのか、また輝夜さんとの信頼関係を一度も作り上げなくてはならないのか。
 結局、霊夢さんは他人を信用せず、また独りで打者と対戦する道を選んでしまうのか。
 しかし、輝夜さんの反応は少し違った。
「う~ん、それともちょっと違うような」
「それって、どういう……」
「何か軸みたいなのがあるんだよね~」
「フォームの話ですか?」
 と私が質問すると、他にも口を挟む者がいた。
「――私が以前言った精神面のことね?」
 永琳さんだ。それまでは隣りで黙々と話を聞いていただけだが、突然、会話に参加してきた。
「そ~よん」
 輝夜さんはその解答をさも当然という形で受け入れ、話を続ける。
「……」
 あれ、困惑しているの私だけ?
 しかも、私の解答が間違っているらしいし。
「実はね。――」
 その後の説明を聞くに、どうやら前にもレティさんが似たようなことを聞いてきたときに、永琳さんが私見として言った言葉らしい。ふむ、そうか。軸か……。
「レティがいないからって、また勘に頼る配球に戻ったってわけじゃないと思う」
「……そうですか」
 私はいまいち納得できないのだが、受けた捕手がそう言うのならしょうがない。私はその言葉を信じることにした。
 そして、去り際に彼女は私の後ろから声をかけてきた
「もうちょっと調べてみたらいいと思うよ。がんがれ!」
 私はこれに右手を軽くあげて退室した。


 そして、数時間後。
「こ、これは……」
 つながった。
 机にある今日の配球シート。妖精メイドが撮影した映像を1球1球チェックしながら、枠をきれいに埋めていくと、途中からちょっと既視感が襲ってきたのだ。「どっかで見たことがあるな~」とぼそっと呟き、それが私しかいない部屋にむなしく響いたのだが、その直後に閃いたのだ。
 そうだと思うと、もうその閃き以外の仮説が浮かんでこなかった。さらには、それを後押しするかのように、その後の配球もその閃きを否定する反証にはなりえなかった。そればかりか、私はなお一層、確証を深めたのである。
 そして、今に至る……。一応それまでの流れを簡単に説明したが、あまり詳しく話すと1人でぶつぶつ言いながらしゃべる痛い人でしかなくなるので、やめておく。作者自ら、自身のイメージを悪くするようなことはしたくないのだ。悪く思わないで欲しい。
「…………」
 何となく背もたれに寄りかかり、腕を組み、天上を見上げる。
 ――静寂を感じる。こうしている間にも時間は刻々と過ぎていくのがわかった。
「ん」
 そうした時間がもったいなく感じ、私は机の方を向いて考えを再び進めることにした。
「でも、これがわかったからと言って、私はどうしたら……」
 どうしても出てくる言葉はネガティブなものばかりだ。もっと客観的に振り返ろう。
 現時点で原因はわかったんだ。次はこれに対し、私がどうアプローチするかだ。
「う~ん……」
 気休めにコーヒーを飲んでみる。作業開始時に淹れたから、既に数時間。口に入ってきたコーヒーは冷たかった。
 案としては、このままこれを放置するというのもアリだ。別にそれでも有害ではない……。しかし、有益かと言うと、そう言うためには、もう一工夫必要だと思った。ま、別に結論を急ぐ必要も無い。ゆっくり考えることもできる。でも、これに変な時間をかけることもしたくない。
 と、ここまで来て頭の片隅にあった考えを検討してみる。
「これしかないか~。ま~、な~」
 私は悩んだあげく、それ以上の名案が浮かばないため、それを採用してみることにした。



 翌日。
「レティさん、霊夢さんのことですが最近変わったことってありましたか」
 博麗神社。本殿の裏にある縁側。
 そこには登録抹消になったレティさんが強烈な日差しを避け、中にある日陰から外を眺めていた。
「…………」
「どうかしましたか?」
 ふむ。何だかその日のレティさんは生気を失ったように見えた。
 やはり、野球をできないことが腑抜けにしてしまったのであろうか?
 野球に関しても熱心にやっていたグループの一人なので、それが急にできなくなるのはちょっとした喪失感があるのだろう。
「え、ごめんなさい。何の話だったかしら~」
「霊夢さんについて変わったことですよ」
何だか心ここに在らず、という感じだ。
 私の質問などを全く聞かず、だからと言っていつものほわほわした感じで聞いていなかった、というわけではなかった。逆に深刻な悩みを抱えているかのように見えた。
 何をそんなに悩んでいるかはわからなかったが。
「う~ん、そう言えば夜遅くまで何か資料を読むようになったわ~」
 やはり、そうか。あの時、欲しいと言った資料は自分だけで読んでいるのか。目の前にはあんたにそのシグナルを送っていた本人がいるから、色々と聞けばいいのに。
 私なら間違いなく本人に聞くがね。
「…………」
 ま、でも巫女さんにも何か考えがあるか。
とりあえず、私がとやかく言う義理ではないので、この話はそこまでに、話を変えることにした。
 というか、私はこんなことを聞きたくて、レティさんを訪ねたわけではない。ここで本題を持ち出す。
「実は、お願いしたいことが」
「何かしら~?」
「キャッチングについて教えて下さい」
 そう言って、私は自分のミットを取り出した。
 ずばり、私が聞きたかったことはレティさんのキャッチングである。ベンチから見ても、レティさんの技術は高く、ブルペン捕手をやるようになってからは、そうしたコツみたいなものを知りたくなったのだ。
 ということで、私は一切の事情――ブルペン捕手やっている事あたり――を話し、色々教えてくれるよう頼んだ。
 彼女は二つ返事で快諾した。
「ん~」
 久しぶりにミットをはめるレティさんを見ただけだというのに、私はちょっとした感動を覚えた。
 やはり、あのチームにはレティさんがいないと困る。
 今、この神社の巫女が登板する時にも正捕手の輝夜さんがマスクを被っている。この二人が組むことにより、緊急手段として色々とイレギュラーな事をやっているのだが、こうして捕手をやってみるとなかなか面白い。
 試合前のブルペン捕手、先発する投手の調子が一番よくわかる場所。
 ここでは相手打者もそれに必要なデータもいらない。ここで求められるのはキャッチング技術。不安や恐怖にかられる投手に対し、いい音でキャッチしてやり、気分を盛り上げてやるんだ。
 ――ナイスボール。
 ――おっけい。今日の試合ももらったな。
 そして、やはりこうした言葉だけではなく、ちゃんと捕ってやりたくなった。
「じゃ、私のミットを――。ありがとう~。基本はこうやるじゃない?」
 レティさんが私に対し左手にはめたミットを向けた。私はふむふむと頷く。
「こうなった時はこうして」
「なら、こういう場合は?」
「そうなったら、私はこうやるわ」
「おお、そうか」
 こういった具合で話は進み。時間は過ぎていく。
「レティ、そろそろ休まないと」
 話が始まってから何時間くらい経っただろうか、どこかにいた霊夢さんが縁側に戻ってきた。
「で、あんたはまた何かやってんの?」
 私の姿を認めて、霊夢さんは機嫌が悪そうに訊ねた。
「キャッチング講座。専任講師のレティさんです」
「どうも~」
「…………。ほら下らないことをやっていないで帰りなさいよ」
 そうやってわざと明るく紹介してみる。テレビ番組あたりを意識したのだが、大変不評でございました~。
「え、もう少し――帰ります。レティさん、お休みなさい」
 彼女の「帰れ」に、私は抵抗しようと思いましたが、ものすごい形相で睨まれたので、大人しく抵抗をやめ、帰り支度を始めました。
「お休みなさ~い」
 この時にはいつものレティさんが戻っていて、ふわふわとした様子で私に挨拶を返してくれました。
 私は立ち上がり、霊夢さんに促されて玄関に向かう。ただ、その時にもう一つの用件も思い出し――。
「あっと、忘れてた。はい、この前の配球表」
 私は玄関先で霊夢さんにファイルを渡した。
「どうも、読んでおくわね。……忘れてたことはそれだけ?」
「それだけ!」
「なら、賽銭箱は玄関を出て右側だから」
「それだけ?」
 今度は私が聞く番だった。
 配球表を受け取ると霊夢さんは立ち去ろうとしていた。せめて、玄関先までは、ちゃんと見送っていただきたいものだが……。
 この点を私が述べると、彼女は「レティがちゃんと寝るか心配だから」と言って、私の抗議を却下しました。
 ひどく過保護のような気もするが、彼女の中で何か変わり始めている。私はそう感じた。
 今まで、彼女は世話を焼くようなタイプではなかったし、魔理沙さんあたりから話を聞くと、やはり、そういうタイプではなかったらしい。
これもレティさんの影響かな~。少なくとも私はそう思う。
 ちなみに、賽銭箱には以前こちらの世界で拾った山一證券の株券を入れてやりました。



 とある密談。
「忠実、どうだった?」
「実はですね――」
 詳しい説明は後述するので、今は省略。
「やっぱ、そうだったのね。で、こちらはそれに対してどう動く?」
「あっちに合わせましょう」
「それでいいの?」
「そっちこそ」
「つまらないけどさ、なんか応援したくなるのよね」
「あの2人を、ですか?」
「そういうこと~。で、具体的にはどうするのよ?」
 その発言に対し、私はニヤリと笑みを浮かべた。


ここまで~~


密談がちっとも密談ではない件!


続きます。

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次回:(5-5)へ

一昨日くらいからやっと持ち直した感があるけれども

2009-09-18 18:27:19 | きまぐれ日記
拍手レス


>ランニングするといいよ! ←最近たまに走り始めた
(本音:アレ以上変化球投げられてたまるか!(直球だけでも打てないのはナイショ))

>さて、むぎさんのところに行ってくるか・・・・


by ちゃりんこ


よし、ウォーキングでもしてみるよ(これを受けて、だいぶ前に宣言してみた)


その数日後――。


ある機会に市内観光(移動が徒歩中心)をする機会があったのですが――。


他の人たちが軽快に坂道を登る中


私「…………」


一言も発せず、足をなんとか前に出す有様www


本当に、もう他の人が呆れるくらい……


バテていましたwww


1日中歩く周ることさえできないとか信じられないwww


深刻なスタミナ不足を露呈しましたねwww


ま、革靴だったんだけどね……。


後、むぎ畑のweb拍手ボタンを押す作業は今後も続けてね。





我がひいき球団にはユニフォームのジンクスとともに


あるジンクスがある。


そもそも、ユニフォームのジンクスとは何のか?


それは正規のユニフォーム――


ちょっと前だったら、赤の縦縞ユニフォーム……。


去年までだったら肩に紺のラインが入った白のユニフォーム……


――とは違うユニフォームを着用した際のジンクスだ。


具体的には、ちょっと前の赤の縦縞にアンダーシャツまでも赤のバージョンとか、


アトムズユニとかを思い出してほしい。


こうしたユニフォーム着用時は総じて戦績が悪いwww


今年の国鉄ユニは例外だったくらいだ。


先の2つの例を挙げると……。


アンダーシャツまでも赤のバージョン⇒01年のときに2位巨人との試合で着用したが、負けたため1試合で封印ww


アトムズユニ⇒巨人戦3連敗を含む。負け越し(公式で確認したが、4勝6敗ということで悪くはないが、良くもない)


村中のノーノー未遂もこの時。


(調査方法)
>着用するのは5月で、3日からの巨人3連戦を皮切りに、
>広島3連戦、中日3連戦(いずれも神宮)、さらに21日からの西武2連戦(西武ドーム)の計11試合。

とあったので、これをもとに2008年5月の試合結果を公式で確認し、カウントした。


これがサブユニフォームの呪いだ。ハハハh……。


さらに恐ろしいジンクス、それが「愛称の呪い」だ!


ちょっとこれを見てくれ


「ロケットボーイズ」⇒五十嵐、石井のこと。02年に結成。2人による盤石なリレーで幾度もチームを勝利に導いた。


しかし、古田政権時にはそれまでの連投が響きほぼ不在。そして今でも石井は……。


「F‐ブラザーズ」⇒07年に結成したリグス・ラミレス・ラロッカのこと。ラロッカは1年で退団し、解消。


そして、わずか2年しか経っていない09年では誰ひとりも……。


こんな状態でさらに今年2つの愛称ができた!


「ギネス打線」と「ツバめ組」である!


「ギネス打線」⇒青木がチームの11打数連続ヒットを記念に命名。


切れ目のない打線がイメージされるが、今までは……


「ツバめ組」⇒松岡・五十嵐・林を中心とした中継ぎから抑えまでの火消し組!


…………。


それが今では――。


(ハハハ。驚いただろ?)


(プルプル)


orz


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もう泣いてもいいヨネ?

2009-09-11 01:54:13 | きまぐれ日記
まずはweb拍手レスです。

お礼画面のおかげで拍手数が伸びました。

フフフ……

「計画通り(死

では、メッセージへの返信です。

>ホント、圧巻のピッチングでしたねぇ?。見ててみすちー肌が立ちましたよw
>惜しむらくは、是非打者として対戦したかった…orz by baseballerさん

大丈夫です、近く勝負することにはなると思いますよ~。

その時はちゃんと抑えてやるんだ!

>hituziさん

お疲れ様でした。

実は、既にカラオケの時点で腰が悲鳴をあげていたのは内緒。

私も次回に向けて練習をしておきます。

>忠実君かっけええええええええええええええええええええええええええええええええwwww by ガンさん

・(お礼画面に現れたイケメンについて)

はい、びっくりする程のイケメンでしたwww

絶対、惚れるキャラが出てきてもいいよね。

しかし、残念。彼のコンセプトは……

『フラグを立てないギャルゲーの主人公』というものなので

惚れたとしても、フフフフ……(・∀・)

・(更新した第九話について)

地の文がうまく書けないな、と自覚する次第です。

どうすればいいんだろうね。

ま、最終的にはニコニコで幻想入り動画にしてしまえば(死

(絵もろくに描けないくせに、何言っているのやらww)

・(ヤクルトについて)

とうとう、CSまでもが怪しくなってきました。

目を向けるべき相手が連敗によって、

首位巨人→2位中日→4位阪神、広島と下がってきております。

これはひどいww

『「ツバめ組」結成で勝ち星を稼いでいたら、

まともな先発が崩壊するようになったで、ゴザルの巻』

ホント、本末転倒ですwww

ここ最近、気を確かに持てない日々が続いて大変です。

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第九話(9-3)「神々との邂逅」

2009-09-11 01:22:26 | 東方野球幻想入り物語
前回:第九話(9-2)


ここから~~

 忠実のサイン見破り講座が終ってから数分後――。
 彼は既に紙に何かを書きとめる作業に戻っており、早苗は早苗で先ほど彼から教わった見破り方を実践していたようだった。
 忠実もあまり意味はないとは言ったが、どのタイミングで動くのか知ることができるのは参考になるからと、その後にフォローを入れており、早苗も気を取り直して、タートルズの視察をしているようだ。
「…………」
「どうかしたの?」
 そうした2人とは別に、諏訪子は黙り込んでグラウンドを眺めている神奈子に気付き、声をかけた。
 どうも一生懸命に野球を観ているようには見えなかったのだ。
「いや、ね。惜しいな~、って」
やはり、神奈子は何か考え事をしていたようで、諏訪子はさらに「何が?」と深く掘り下げてみた。
「彼を今回の話に巻き込ませる事はさせたくなかったけれど、私たちの方で保護していたら面白いことになっていただろうな、ってさ。彼、野球に異常なほど詳しいし」
「元の世界で野球をやっていたらしいしね」
 諏訪子も同意はしておく。特に神奈子は年期の入った――特に戦前と呼ばれた時期の――プロ野球ファンだし、彼は神奈子にとっても良い話し相手になってくれそうだしねと心の中で呟いておく。
「ま、少なくとも早苗には同世代くらいの友人ができたようだし、今日は来てよかったよ」
神奈子一人で納得しているようであったが、諏訪子は改めて忠実たちの方を見て、「ねぇねぇ、神奈子。あれ見てみてよ」と声をかけた。
「ん?」
「仲の良い兄妹にも見えない?」
 ちょうど、早苗が見つけたサインを忠実自身に確認しているようで、二人、顔を近づけて話をしている様子は、諏訪子の言うように兄妹にも見えた。
 神奈子は思わず、「ほ~」と声を出した後に、「そうだね。つくづく既に連中の知り合いだというのが残念だ」と言った。
 しかし、そんな呟きは近くにいた諏訪子に辛うじて聞こえたくらいで、歓声にかき消されてしまっていた。

 ◇

 魔理沙が選手の交代を審判に告げに言った際、ある風景が見えた。
「ん、あれは?」
 山にある神社の連中と忠実が仲良くしゃべっているのが見えたのだ。
「あ、あいつ……」
 しかも、彼は鼻を伸ばしていた。事情を知らないためか色々としゃべってそうな気がする。勘とかは巫女の領域だが、魔理沙でもピーンと来るものがあった。
(試合後にでも呼び出して、とっちめてやるか)
 などと考え、ベンチまで戻ると、投手用にアイシングの氷を持ってきたチルノが視界に入ってきた。魔理沙はコイツを忠実を呼び出す用のパシリに使うことを閃いた。
「お~い、チルノ、ちょっとお願いがあるんだ」
 で、早速、用を伝えるため声をかけた。
 これからただのパシリに使われるだけなのに何も知らず、「なに~、あたいにできることなら何でも任せなさい」と、呑気に返事をする氷精。これに対して魔理沙は「ああ、お前にしかできないことだZE☆」と、作り笑顔を浮かべていた。

 ◇

 試合終了だ。
 結局、8回裏の美鈴さんのタイムリーヒットが決勝打となって「3-2」で紅組が勝利した。接戦だったため、途中で席を立つ人も少なく、試合終了をもって一斉に観客が帰宅の途につく。
 私もスコアブックの整理が終わり、そろそろ席を立とうかなと思い、なんとなく観客席にある出入り口の方に目を移す。すると、見たくない人(いや、厳密には妖精)が見えた。
「お~い!」
 チルノさんだ。
 その見たくなかった妖精がこちらに声をかけてきたが、うん、アレは無視しておこう。気づかなかったことにしておけば、何とかなりそうだ。
 あの妖精は他の妖精と比べて、格別頭が悪いので大丈夫だろうと高を括った。
「ところで『楽天』ファンなのですか?」
「えっ、どうしてそれを?」
「今日の試合は『楽天のために』とかしゃべっていたのが聞こえてしまいまして」
「そ、それは……ええっと……」
 私が正直に話すと、なぜか向こう側――3人が3人とも――が急に慌て出していた。
 しかし、この時はその様子に気付かず、私はそのまま自分が話したいことを続けた。
 特にここ(幻想郷)では貴重な楽天のファンだというのだから、その楽天ファンがしゃべりやすい話題で会話を盛り上げたいという思いが働いたのだった。
「いいですよね、楽天! 実は私、楽天の監督を尊敬してまして」
「え? そ、そうなんですか?」
 ということで、監督ネタを喋り始めた頃、この時には既に3人から動揺の色は消えていた。今にして思えば、私自らが話を逸らしてしまい、自分たちの事情を話さなくてもよくなったからだろう。
「ええ。そうそう、ここの楽天は首位を走っているらしいじゃないですか? 監督さんが好きで気にかけていたから何だか、すごく嬉しくって」
 ちなみに、厳密に言えば古田さんが球団設立に関わったから、それよりも前から気にかけてはいるのだが、ここでは説明が面倒だから私がヤクルトファンであることは言わなかった。
「そのよう……ですね。私も楽天を『応援』してますから――」
 とここで話は中断してしまう。
「返事しろよ、忠実」
 チルノさんが声をかけに来たからだ。しかも直接服を引っ張って――。やめろ、服が伸びる。
「…………。おう、どうかしました?」
 私はこれ以上無視ができなくなったため、仕方なく反応する。
 大方、試合も終わった事だし、片付けを手伝うようにとか言われるのであろう。ああ、もう少し話をしておきたかったな~。
「魔理沙がね、聞きたいことがあるからすぐ来て欲しいって」
「ああ、はいはい。すぐ、行くと伝えて」
 私の予想は呼び出し相手から確信へと変わった。ま、いい。スポンサーさんの方々ならまた会えるだろう。とりあえず適当にあしらって、この場から去らないと……。
「あの~」
 早苗さんが私に呼びかけた。「はい」と返事をする私。
「タートルズの監督の知り合いだとは伺っていたのですが、他の選手とも知り合いだったのですか?」
 私の正体に関する核心に触れる質問。心の中で「うっ、まずい」と呟いた。
「ええっと……」
 などと答えに窮していたら
「こいつはあたいらのスニーカーなんだよ」
 と勝手に答える妖精が一匹。言わずもがな、チルノさんである。
「スニーカー?」
 首を傾げる早苗さん。
 チルノさん、スニーカーちゃうスコアラーや。「ス」しか合ってないぞ。
「あ、スコアラーだった。ま、あたいの手下みたいなもんだよ」
(お前はーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!)
 自分の間違いを察し、訂正したのは頭が良いと思うが、ここで間違いを訂正し、正しい情報を与えるのは、どう考えても、身分がばれるタイミングが最悪すぎる。これではわざとやったとしか思えないぞ。
 聞いていなかったとは思うが、楽天ファンなんて言っている人たちにタートルズの身内だなんて言ったらダメだろう。
「え、連中のスコアラー?」
 ほら、早苗さんがドン引きしてるぞ。
「…………」
 もうここで変に誤魔化すのはやめよう。こうなってしまった以上、ちゃんと挨拶しておくしかない。
「…………改めまして、タートルズの専属スコアラー尾張忠実と申します。早苗さん、ごめんなさい。別に騙すつもりはありませんでしたが、結果的にはそうなってしまいました。本当にすいません」
「まさか、私たちの計画を邪魔しようとスパイを」
「いえ、そんなつもりは……」
 ああ、フラグが折れる音がした。
 ん、ちょっと待って。計画って何よ? いや、それは置いといて、とりあえず、今後の怨恨を残さないようにしないと。
 私は自分の誠意を見せることに。
「こんな形にはなってしまいましたが、私としては敵味方関係なく、野球好き同士仲良くやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします」
 ひどく自分勝手な言い草であり、自己嫌悪に陥るが、ここで敵を作るわけにはいかなかった。
 すると、ここでまたもや妖精が口を挟む。
「おい、ストーカー。早くしろと白黒に言われてんだから、急ぎなさいよ」
(このKYがーーーーーー!)
 あくまで、心の中での叫びである。
「ああ、じゃ、すいません。また会うと思いますので、今日はこれで失礼します」
 被っていた帽子を取り、頭を下げた。そして、スコアブックや撮影機器を素早く片付け、移動するための準備を整える……。
『…………』
 背後にいるはずの3人が沈黙している中、私は足早にその場を後にしたのだった。

 ◇

(まさかチーム関係者だったとはね。確かに、そう言われれば納得できるね)
 せっかく仲のいい友人ができたと思ったら、ああいう立場の人間だったとは……。早苗もショックだろうと神奈子は気遣った。
「早苗……」
「はい」
 諏訪子も声をかける。
「大丈夫?」
「はい。気にはしていません。スパイ映画とかだったら、よくある話じゃないですか。親切だったり、主人公の味方だった人に限って、敵の大本だったみたいなオチが」
「早苗……」
 やけに饒舌なのが、無理している感じを強調しているように見えた。
 さすがに、神奈子もかける声をなくしていた。だが、彼もそうだと察する情報もあったし、私たちの正体も知らず、色々と連中の情報を教えてくれたじゃないか。ただ、ここに至るまでに見破ることができなかったのが悔しかった。
 そして、何よりも早苗に大きな傷を――、
「尾張忠実……。ふふっ、覚えましたよ。あの人が連中の団結に一役かっていたのですね。わかりましたよ。連中がチームとしてまとまり始め、勝ち続けている理由が……」

 残していなかった!

「おーい、早苗戻ってきてーー」
「ありゃ、ダメだね。水を得た魚状態になっている。改めて連中の様子がわかったことで、やる気に火がついてしまったようだね~」
「神奈子様、諏訪子様――」
「?」
「これでやっと敵の正体がはっきりしました。こうなったら何が何でも楽天を日本一にして、信仰を集めましょう。連中に勝って、彼の鼻をあかしてやるんです」
『ええっ!?』
 突拍子のない発言に驚く2人。
 だが、その様子に気づかず、早苗は続ける。
「こうなった、毎回試合を観に行って、連中のことを研究しないと。後半戦の開始からまた忙しくなりますよ~」
『…………』
 構図としては、俄然やる気を出し始めた少女とそれに置いてけぼりを食らう保護者たち……。
「ショックを受けてなさそうなのはよかったが、何でまた……」
 神奈子が頭を抱え、そう呟くのがやっとだった。

 ◇

 人々の帰宅へと向かう流れに逆らって、私はダグアウトへと続く廊下まで歩いていった。
「お疲れさま~」
「お疲れ様ッス」
 入り口に立っていた椛さんと挨拶を交わし、奥へと歩いていく。
「…………」
 少しずつ冷静になってなってくると、あの家族に関して、話をしていた時に考えもしなかったことについて考えが及ぶ。
 そう言えば、あの家族自体のことについて何も聞かないまま分かれてしまったな、とか……。スポンサーをやっているなんて余程の事だし……。
 ま、スポンサーだし、いつか知る機会も来るだろう。そう結論付け、ダグアウトの入り口に手をかけた。

「――チルノに氷付けにされる権獲得だぜ。さ、逝こうか……」
「ぎゃ~~~~~っ! 殺される~~~」
「…………」
 指示通りダグアウトまで戻ると、どうやら今現在お取り込み中だったようだ。
 物凄いタイミングに来てしまったようで、美鈴さんが他の選手たちによって問答無用に連れてかれる。
 すれ違いざま美鈴さんは私に助けて下さいとアイコンタクトを送ったが、私にはどうすることもできず、ただただ見送るばかり。
「忠実さん……」
 涙目で訴えてくるが、その惨状っぷりに、私はとうとう顔を背けてしまった。
ごめんなさい、美鈴さん。後で何かフォローしておきます。ナムナム。
「おっ、お前も来たか」
 やっと私の存在に気付いたようで、声をかけてきてくれた。私が無言のまま何度も頷いた。魔理沙さんが……怖い。
 ただ、さっきまでと同じく、私にも笑顔を見せていたので、これは何か怒られるとは思っていた。
「な~、忠実」
「は、はい?」
 私の声が震えていた。やばい、今日は敗軍の将でもあるので、機嫌がさらに悪いそうだ。
「ベンチから見えていたんだが、一緒に居た人たちはどうしたんだ?」
 しかし、そんな私の不安とは裏腹に比較的穏やかに聞いてきたので、私は嘘偽りなく答えてしまった。
「ああ、スポンサーの方々ですよ。いや~、女性なのに野球が詳しい人ばかりでしてね~。色々と野球談義に華を咲かせてしまいましたよ~」
「ふんふん、それで? スポンサーには失礼がないようにやったんだろうな」
「もちろんですよ。家族連れでしたので、野球の見方を教えてあげたり、サインの見破り方まで教えちゃいましたよ~」
「お、お前ってやつは……」
 にこやかな表情から一転、急に魔理沙さんは沈黙してしまった。
「へ、何?」
 疑問を口にする。
 確かに、選手たちが試合をやっている中、女性たちと話をしていたのは良くないと思うが、本職をサボってはいなかった……はずだが……。
「お前も、お前も中国と同じ罰だ!」
「え、うっそおおおおおおおおおお、なんでだあああああああああああああ」
 その後、試合中に話をしていた親子連れの正体を聞きました。異変解決の妨害者だったのね……。

 結論。

 このチームにいる以上、迂闊に他の女性へと近づくのは死亡フラグです。


~~ここまで


 終わった!!!

 色々と展開はひどいけれど、これでEXにまで及ぶ壮大な戦いの全貌が(ry

 次は残りを終わらせなくちゃ

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第九話(9-2)「神々との邂逅」

2009-09-10 23:35:23 | 東方野球幻想入り物語
前回:第九話(9-1)

ここから~~


 …………。

 グラウンドでの野球を観ながら、小声でずっとぼやき続けていたが、ふとあの親子連れの様子が気になり、視線をそちらに移してみた。
何やら、話をしているようだ。周りのことを気にしているようで、随分と小声でのやり取りであったが、聞こえなくもなかった。
「大味なホームラン野球ね。これなら付け入る隙はありそうだわ」
「……ねぇ早苗、仮に『楽天』が勝ちあがったとしても4ヶ月先まで対戦のない相手の視察なんか意味あるのかい?」
 それぞれの声から判断するに、娘さんの問いかけに母親が受け答えをしているようであるが、気になる単語が私の耳に届いた。
――楽天のために相手を視察している。
 私には確かにそう聞こえた。ただ、それならわずか4試合のためだけにスポンサーになるようなもんだ。にわかには信じがたい。
「ま、いいじゃないですか。練習だから入場料タダだし」
 まるで、私の疑問に答えるかのように娘さんは話すが、スポンサー代だって馬鹿にはならないはずだが……。
 このあたりから少し自分のなかで色々と考え込んでしまったという事情も加わり、二人から聞き取れる会話は少し部分的になってしまった。だから、聞き取れた次の会話では他の話題になっていた。
「それにしても、あの白黒魔法使いは何で投手なのに外野でも出ているんですかね?ホームランは打つし、もうワケ分かりませんね」
 ただ、この感想に私は少し笑ってしまった。やはり、皆も似たような感想を持っているものだろう。私はニヤニヤしている顔を必死に隠しながら、そのまま耳だけをそちらに傾き続ける。
 この直後、話し相手である母親(らしき人)がもう一人の子との会話に移ってしまったようで、巫女衣装の子が途端にひとりぼっちになった。
私はそんな様子を見て、彼女に話しかけてみた。
「あの~。野球詳しいですね~」
「ああ、そ、そうですか? いろいろ勉強しまして」
 国語的にはよろしくないが、こうやってしどろもどろになっていく様子を見るのは、微笑ましい。
 というか、久しぶりに女の子の仕草にドキッとした。
いや、身の周りも人生の中で一番女性に囲まれている状況ではあるのだが……。
「野球はパワーだぜ」「巫女の勘よ」「逃げ足は速いですよ」「稗田なめんな」(中略)「モグモグ」「あなたには善行が足りません。いいですか(以下、略)」などなど一癖も二癖もある人たちばかりであって……。
 こういうのが女の子なんだよな~。
 久しぶりに、貴重な『乙女』を見た気がするのは、気のせいであろう。うん、そうだ。
「あの~、どうかしましたか?」
私の仕草が気になったのか、そう言って、私の方を覗き込む。やばい、距離が……近い。 整った顔がすぐにそこにあり、なんだか女の子特有のいい匂いが鼻の中を駆け巡った。
「なんでもないれす。らんでも」
 大丈夫なことを伝えたつもりだが、呂律がまわっていない。そして、顔とか耳とかが真っ赤なってきたような気もする。
「そうですか……」
 急に私の様子がおかしくなったのが、気になったのだろう。ただ、こちらも野球に集中したいのだが、さっきまで近くにあったきれいな顔とか匂いとかが頭の中を支配したままだ。そうやって、ますますドキドキしていく。これは精神的に悪い。
 ……話題を逸らそう。
「そ……そうだ、野球についてわからないところがあったら教えてあげますよ。これでも野球経験者なんで」
「え、本当ですか? あれ、でも最近までこっちでは野球なんて盛り上がっていませんでしたよね?」
「つい最近こっちに来たので……。こちらの世界では私の事を外来人と呼ぶそうです」
「あなたも外来人なんですか?」
「あなたも、ってことは……」
 その後、極上の笑顔で自分も外から来たことを教えてくれた。そして、改めて自己紹介し合った。母親から呼ばれていたように、彼女の名前は早苗と言うらしい。早苗さんか~、デレデレ……。

 ◇

「神奈子~、ビールとおつまみに八目鰻の串焼き買ってきたよ~。一緒に食べよ~」
 早苗との軽いやり取りがあった後、神奈子は諏訪子に呼ばれ、意識をそちらに移した。
 すると、球場内にある売店で買ってきた食べ物を神奈子の目の前に見せていた。
「お、すまないねぇ。ま、私らはのんびりと野球観戦としゃれこみますかね」
 神奈子は礼を言って食べ物を受け取ると、串焼きの美味しそうな匂いが拡がっていった。
「神奈子~、早苗と話をしているのは、誰?」
「向こうのチームの監督さんの知り合いだそうだ」
 それを聞くと諏訪子は忠実の姿をしばらく見つめてから小声で一言。
「熱心な人なんだね。ちょっと、普通のファンとは違うけれども」
「諏訪子もそう思うかい?」
 神奈子もそれに倣い、小声で話す。
 2人はそのまま視線を早苗と忠実の方へと向け、話をしている様子を眺めた。
 ここまで彼の様子を神奈子はちょくちょく見ていたが、プレイ中はひたすら何かを紙に書き取り、かと思えば、選手たちの動きに不満がるのか、事あるたびに色々と愚痴をこぼしていたのが聞こえた。
 一歩間違えれば、ちょっと危ない人でもある。
「あーうー? そう聞くって事は……」
「そうさ。何か引っかかるんだよ」
 ――彼は一体、何者なのか?
 気になることはあっても、突っ込んで聞くことができないため、話はここで立ち消えになった。しかし、2人にはこの男に違和感を抱かざるを得なかった。
 いや、2人はもしかしたらわかっていたのだろう、この男が今度も何度か顔を合わせる事になることくらいは……。それが自分たちの援助者たるのか、敵対者たるのかまではわからないにしても――
「神奈子様」
 とここで、考えた際に急に呼びかけられ、思考は一時中断する。神奈子は「ん?」と声に出し、呼びかけられた方向に首を向ける。すると、早苗がそれまで思考対象であった彼のことを手で差していた。
神奈子は自分に対し、彼を紹介してくれるものとすぐにわかった。
「紹介します。尾張忠実さんです」
そこで、神奈子も自己紹介をすると、早苗がとっておきのことのように「尾張さんも私たちが元いた世界から来たそうです」と教えてくれた。
 こうした早苗のやり取りを見ていて、神奈子は自然と笑みがこぼれた。
 早苗の口調から嬉しそうなことがわかったからだ。早苗にとって、自分と同じ外来人の知り合いができたこと、それが何よりも嬉しいことであろうことは、神奈子にとっても容易に想像できた。
神奈子はそのまま、忠実がどこで世話になっているのかと聞いてみると、彼は「紫さんのところです」と答えた。
「紫? あのスキマ妖怪かい?」
 彼は神奈子の質問に、はいと答えた。
 この時に何か引っかかるものを神奈子は感じたが、それが何かはっきりとはわからないまま途切れ途切れに世間話を彼と続けていた。時折、歓声など気にはなったが、聞き取れないというほどではなかった。

 そして、しばらくしてからである
「う~ん、何かやってくるな」
 と、いきなり神奈子の近くで大きな声を出した。何事かと思っていたら、その声の主は忠実だった。
「どうかしましたか?」
 あわてて早苗が様子を伺う。
 彼女も何事か思ったのだろう。すると、彼はとんでもないことを言い出した。
「攻撃側が何か仕掛けてくることがわかったんです。あいつら……じゃなくて、選手たちが調整する場だから簡単なサインでやっているだろうなと思って、ずっと見てたんですけれどなんとなくわかってきたんで……。すいません。つい、大きな声を……」
『…………』
 しばらく呆ける二人。ちなみに、もう一人は食べ物に夢中である。
「何かやってくる雰囲気ですか、神奈子様?」
「いや、特には……ね~」
 と、しばらく顔を見合わせていた早苗と神奈子だったが、次の一球でランナーが走ってきたことを確認できた。
『!!!』
 彼は本当に次の動きを読み切ったのだった。
「ど、ど、どうやって、見破ったんですか?」
 途端、早苗が忠実の腕を掴み、これに興味を示し始めた。
 一方で忠実はスコアブックをつけており、早苗の急な行動に驚いていた。
 そして、少し時間が経つことで心が落ち着き始め、質問の内容を理解すると一瞬だけスコアブックに目を落とした。だが、それも長くは続かなかった。すぐに彼は早苗の方に顔を向け、「ええっと、実はですね――」と戸惑いつつも少しずつ語りだした。
 そもそもサインとは何処かを触ったらバントとか、エンドランとかの作戦を敵にはばれない様、選手に送る手段であること。そして、それを受けた選手は必ず実行しなければならないことを、忠実は最初に教え始めた。そして彼曰く、サインとは相手にはわかりにくくし、一方で味方にはわかりやすいように「キー」というものが存在しているという。
「で、なんとなくサインを送ったベンチやそれを見ている打者とか走者とかの反応を見ていたら、これは何かあるなって……」
「サインを見破っていたわけじゃないんだね?」
 神奈子が確認すると、忠実は「見破れないわけではないですが……」とできないこともないとでも言いたげであった。すると、早苗が食いついた。
「教えてくれますか?」 
「え?」
 忠実は驚きながら、早苗の顔を見つめる。
「…………」
 その真剣な表情が忠実の眼を捉えていた。
(う~~~ん。ま、いっか)
 そう思って、忠実はボソボソとしゃべり始めた。
「さ、さっき言っていたように『キー』の看破が最優先です。たとえば……、『どこかを触った次』って言うサインだったとします。この場合、キーを触らない限り、そこを触ってもノーサインだということです」
 ここから彼の語りにエンジンがかかって来ると、彼の語りは流暢なものと変わっている。
「はい」
 早苗もここまでは理解できているようで、時折このように相槌をうっている。
 彼もこうした相槌を確認した後に、話を再開させている。
「となると必然的にサインを出すときには必ず「キー」を触らなければならないわけで、つまり、相手が何かかしら仕掛けたときのサインで一度も触ってない場所は、キーとして違うわけです」
「ま、当然といえば当然ですね」
「ここで注意しておく点として、監督が触りやすくかつ選手が区別しやすいところでなくてはキーが成り立たないわけです。帽子、胸、ベルトなどの体幹部、手、肘、肩などの分かりやすい部分を『キー』としやすいわけです」
 その間、彼の手は完全に止まっており、一方で観客はその直前にあった放たれた打球を追っている。
「たとえばバントされたときに肩→肘→手。エンドランのときに帽子→肩→手。このときにキーがありえないのは帽子と肘な訳で、多くのサインの時に共通して触っているところがキーとして濃厚というわけです。他のサインの出し方としては『○番目に触ったところ』があります。これは結構看破しやすい物。バントが二回来たとして、帽子→手→耳。二回目が肩→手→ベルトとなれば、かなり分かりやすいんです」
「それならわかりました~。バントのサインは手ですね」
 早苗は真剣に耳を傾き続けており、忠実の問題にも答えていた。
「そうです。他にも似たようなやつに『左手であるところを触ってる時に右手で触ったところ』があるんだけど、これが一番簡単。監督の挙動が明らかにおかしい。で、看破するのに監督を見るのも大事だけどサインを見てる選手を見るのも大事。出している最中に『分かった』という意味の行動を取ればそこがキーなりサインな訳です。目を切ってもまた然りと」
「なるほど~。でも、野球ってプレーとプレーの間が長いからかなり複雑なサインすることも可能だと思いますが」
「実際に意味のある動きはほんの少しだから複雑でも案外わかりますよ」
 彼はそう語る。そして、付け加えるかのように、さっきの例題にもあったようにバントを示すのは手を触った時、その時だけでしたでしょ、とまで言ってみせた。
「…………」
「これらはたとえ看破できたとしても看破したと悟られない事が一番大事。あくまでこっそりとやるのが大事。試合中に変えられちゃお話になりませんからね~」
 彼は笑顔で答えた。
「纏めますと、サイン見破るのはひたすら見ていくしかないってことですか?」
「ま、そうなりますね。でも、基本ができてくれば『キーでサンドイッチしたところ』とか『キーの次の次』とかでも慣れてくれば次第にできるはずです」
 こうやって、サインの見破り方を教えていくと、最後に早苗の方から質問があった。
「一番難しいのはって、何ですか?」
「各部位に数字つけといて、触ったところの和で決まるとかだとキツイな~」
 答えにくい質問に、忠実はただ苦笑いを浮かべる。ただ、最後に一言。
「ま、サイン盗み自体、プロ野球では禁止されていますから、あまり意味がないんですけれどね」
「意味……無いんですか?」
「ええ。選手への伝達行為とかも禁止されていますから~って、あれ? 早苗さん?」
「…………」
 真剣に耳を傾けていた作業が徒労に近いことを知ると、早苗は椅子から崩れ落ちたのだった。


~~ここまで


これで終わらなかった……。 orz

続きます

第九話(9-3)

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