ダイキャスト情報室

ローターの鋳造について中身を更新しました。 '17.05.30

抜き勾配

2017-06-16 | DieCast

この件はいつものことなので、あまり書きたくないのですが書いてしまおう。

我々の業界は、こんな製品(アルミ、マグネシウムで)を作りたいという要望に合わせ金型を作り鋳造する訳ですが、しばらく前から「型割」とか「抜き勾配」とか「コーナーR」という意味も言葉も判らない人たちが製品設計をするような状況になって来ていまして、金型の段取りをする部門にとってははなはだ生きにくい世界になってきています。

国内では、ダイキャストの生産量の90%以上(価格はどうかな?)を占める自動車産業では、社内に実力のある生産技術部門があるので問題はあまり外部に露見しないが、残りの10%の部分(電気電子系)ではひどいことになっています。型割(PL位置)勾配についての配慮なし。「型メーカーよろしくやって」と言う感じで勾配を付けていくと肉薄部が現れたりするから気の休まる暇もないです。例えば30年ほど前には、N社生産技術sさんが4方抜きの素材図を完璧に作って鋳造メーカーに支給してくれたので、厳しい納期も仕方ないかと思えました。しかし最近の図面と言ったら。酷い出来です。  なぜこんなことになったのか。3次元CADで一応辻褄の合う立体は出来てしまうため、勾配がなくても肉厚が不均一でも、試作までは無事完了してしまう。あとは量産用の段取りよろしくね。そんな、これ未完成図ですよ。

『ささやき』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 高品質な鋳造をしてみませんか? | トップ |   
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。