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勝利するチームを作る監督の力とは(上)

2016-12-24 15:02:56 | 勝利への叡智

2017年のSC相模原の監督は、安永聡太郎氏の留任となりました。安永監督は、8月前任の薩川監督の突然の退任の後を受けて監督に就任しましたが、結果的には安永監督は1勝しかできませんでした。この留任、SC相模原のサポーターの中にも「聡太郎で来年大丈夫なんか?」という不安の声もあることは事実です。ただ、シーズン途中の稼働中のチームを引き継いでのマネジメントと、シーズンのスタートからチームを作り上げるマネジメントは全く異なります。私は、安永監督がきちんとJ3優勝チームをこれから作って、彼の全身全霊を使ってこれを実現してくれるものと堅く信じています。

ただ、2016年シーズンの安永監督のマネジメントをみて、気になる点は「コミュニケーション力」です。サッカーの監督だけでなく、一般のビジネスの世界でコミュニケーションはマネジメントの基本作業の一つです。安永監督の仕事を、一言で言ってしまえば非常にシンプルで、「選手とのコミュニケーション、上司である望月代表とのコミュニケーション、お客様であるサポーターとのコミュニケーション、この3つのコミュニケーションの中でその能力・経験・スペシャリティーを発揮しチームのJ3優勝を必ず実現させること。」これだけです。このコミュニケーションの質と量が安永監督のマネジメントとしての基礎能力です。知識・経験・判断力といった様々なマネジメント資質において、どんなに素晴らしい資質を安永監督が持っていたとしても、コミュニケーションの部分の基礎能力が欠落しているマネジメントは、結果がでません。ここが、サッカー界で名選手が名監督に必ずしもなれない一番の理由です。

 資質の高いマネジメントは、そのコミュニケーションにおいて「What-How-Why」に一貫性があり、選手・上司・顧客が腹落ちするまで、何度でもぶれることなく継続することができます。勝つためにチームとして何を(What)なすべきか、その行動判断の正しさ、その行動をどのように(How)実施するのか、具体的かつ分かりやすい作業指示、そしてなぜ(Why)その行動が必要なのか、疑問を持つ選手に腹落ちするまで何度も説明すること、このコミュニケーションを自在に操ることができるマネジメントはサッカーだけでなくビジネスの世界でも大成します。

私は、安永監督就任してからの試合後のインタビューの文章や、戦いぶり、練習を見ていて、この「What-How-Why」に一貫性のぶれが大きいな、と感じました。もちろん変化することを良しとしない、といっている訳ではありません。これだけ環境の変化が激しければ、ぶれる部分があってもいいのです。しかし間違っていた、と気が付いたらクイックに修正すべきです。またこの修正の時も「何をどのようになぜ変えるのか」を、選手・上司・顧客が腹落ちするまでコミュニケーションすべきです。この繰り返しによりマネジメントと部下・上司・顧客との信頼関係が醸成され、効果的なリーダーシップが発揮できるようになります。

 鳥取の柱谷前監督や、岐阜のラモス瑠偉前監督が、日本のサッカーの歴史に名をのこす素晴らしい選手でありながら、マネジメントとしてなかなか結果を出せない理由もここにあると私は見ています。熱情や声の大きさ、権力に裏打ちされただけのコミュニケーションだけでは、チームは目標に向けて100%以上の力をだすことができません。もっと論理的に、丁寧に、具体的にわかりやすく選手・上司・顧客と「リーグ優勝に向けたチーム作り」に関しコミュニケーションする必要があります。また、アーセナルのベンゲル監督や、前日本代表のザッケローニ監督が、選手としてほとんど実績がないのに、マネジメントとして世界的にトップクラスになっている原点もここにあります。選手時代ベンゲルの教えを受けた望月代表が、今だにベンゲルをリスペクトしている理由は、望月代表が選手時代にベンゲルとコミュニケーションした内容が、200%腹落ちしたからに他ならないのです。

*次回に続きます。

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