しましましっぽ

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「代官山コールドケース」  佐々木譲 

2017年06月13日 | 読書
「代官山コールドケース」  佐々木譲   文春文庫     

1995年5月8日。
代官山にあるアパートで22歳の中牧みちるが殺害されて見つかる。
現場からは3種類のDNAが検出される。
被疑者が2度目の事情聴取の後死亡したことから、被疑者死亡により不起訴となり事件は解決の形となる。
それから17年後、川崎で若い女性が同じように殺された事件から、その時と同じDNAが見つかる。
真犯人は別にいた事になる。
それはその事件を扱った警視庁の失態となる。
神奈川県警より先に、代官山の真犯人を見つける事が警視庁の名誉を守る事になる。
しかし公に捜査する事は出来ない。
特命捜査対策室の水戸部裕刑事に、密命が下る。











昔の事件を掘り起こすコールドケース。
しかし、最初に問題になったのは、警視庁の面子問題。
また冤罪となった時の賠償問題。
そっちの方が重要なのかと少々興ざめ。
事件の発掘は、丁寧に少しずつ進んで行く。
その辺りは面白いが。
真犯人逮捕の為に神奈川県警とも協力出来たら、もっと早く確実に解決出来るのではと思うと複雑。
大事なのは面子なのだ。
そして事件の起こった1995年5月。オウム事件で警察は人手不足に陥っていた。
この時期を狙って事件を起こすと言う話は他にもあった。
事件事態はあまり深みもなく、以外な事がある訳でもなかったが。

水戸部裕刑事が好人物なので、その辺りは読んでいて気持ちがいい。
組んだ、朝香千津子刑事に対する言葉遣いや態度も好感が持てる。
やはり物語でも、その方が良い。
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