しましましっぽ

本や映画などの簡単な粗筋と感想。
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「約束の道」 ワイリー・キャッシュ 

2017年07月11日 | 読書
「約束の道」 ワイリー・キャッシュ    ハヤカワ・ミステリ文庫      
 This Dark Road to Mercy     友廣純・訳

母さんが死に、施設に引き取られたわたしと妹のもとに、三年前に離婚して親権も放棄したウェイドが現われた。
母さんからはいつもウェイドは野球に挫折した負け犬だと聞かされていたが、ほんとうはもっとひどかった。
ウェイドは泥棒でもあったのだ。
すぐに彼と盗んだ金を何者かが追ってくる。
やむなくわたしたちはウェイドとともに旅に出るが…
波乱の逃避行の末に父娘の絆は取り戻されるのか?
実力派が描く感動の物語。
    <文庫本裏カバーより>







ミステリ文庫だが、これはミステリの要素は少しあるかも知れないが、父娘のドラマ。
主人公のイースター・クィルビーは12歳。
妹のルビーは7歳。
離れて暮らしていた元野球選手の父親ウェイドとの逃避行の物語。
12歳と7歳でも、自分の気持ちはしっかり分かっている。
以外と淡々と現実の状況を見極め、ウェイドの人柄も見極めて行く。
あった事、見た事をどう感じ理解して行くか。
イースターがとても好ましい。
ウェイドも、もっと悪者なのかと思っていたら、そんな事はなかった。
顔面に与えたデッドボールの影響で野球が出来なくなってしまった過去。
色々な事を抱えて臆病になっているようだが、大胆な所もある。
きっと自分でも何をしているか、よく分かっていない所もありそう。
でも娘を愛する気持ちは伝わって来る。
娘をも守ろうとして、助けられている所もあるウェイドは憎めない人物。
離れ離れで、母親から悪口を聞かされてきた父親とすんなりと馴染めるはずはない。
それでも、親子なんだと思う気持ちのやり取り。
3人を応援したくなる。
もう1組、父娘が登場するが。
こちらは切ない。


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