しましましっぽ

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「瘢痕」  トマス・エンゲル

2017年07月17日 | 読書
「瘢痕」  トマス・エンゲル   ハヤカワ・ミステリ文庫   
 SKINNDOD          公手成幸・訳

2009年6月、ノルウェー、オスロ。
エーケベルグ公演に張られた大きな白いテントの中で女性の死体が発見される。
被害者はシナリオ作家志望の学生、ヘンリエッテ・ハーゲルップ。
インターネットオンリーの新聞〈123ニュース〉の記者、ヘニング・ユール。
ヘニングは職場復帰した日にこの事件が起こり、記事を担当することになる。
警察はヘンリエッテのボーイフレンドのマームード・マーホニを被疑者として拘束する。
マーホニはパキスタンから来ていた。ムスリルだった。
当日2人に諍いがあったことや、ヘンリエッテの死体の状態が名誉殺人の様相がみられたからだ。
ヘニングはカレッジに即席で作られた聖壇にあった一つのメッセージに目を止める。
「あなたの仕事は私が引き継ぎます アネッテ」
アネッテを見つけたヘニングは彼女が何かを恐れている事を知る。









ヘニング・ユールは火事で6歳の息子を失う。
自身も火傷を負い、瘢痕をその傷跡を指すもの。
物語は、事件を書きながらも、主人公の人生や考え方も書かれる。
最近そういう物が多くなっている。
ヘニングは心の傷も大きく、物語全般に重々しい雰囲気が流れる。
しかし、ボーイフレンドがムスリルだからと言って、「名誉殺人」と言う言葉が出て来たのには驚いた。
これは「名誉殺人」なる物を、ある程度は納得出来るという事だろうか。
名誉など、解釈でいかようにも変わる物なのに。

真相が分かれば、かなり頭の良い殺人者が操っていた事がわかる。
すっきりと解決しないので、後味はいまひとつ。
3部作の1つ目という事で、次作は火事のことが分るようだ。
次作も読みたい。

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