イタリアンでも食べルッカ

おいしい物と個性豊かな料理人達に囲まれた料理学校での日常記

深く静かに潜伏中

2005-08-27 00:28:17 | 料理学院
「続きを頑張って書いてください」というリクエストが無慮1名から寄せられたにもかかわらず書き込みがないのは、書こうにもイタリアンとは無縁の生活を送っているからです。オリーブ油もにんにくも唐辛子もトマトもチーズもバターもワインも使うなという家族と同居してイタリアンを作るのは至難の業だし(フリット・ミストならイケルかと思ったが医者が揚げ物は避けよと言うので却下)、食べ物の話はほとんど皆無に等しいカトリック関係の本を五百ページ余も訳していたのでいい加減PCのキーを叩くのがイヤになっていたのでした。そんな本でも、ただひとつ「フォカッチャ」に関しては新発見がありましたので、今ローマに問い合わせている返事が帰ってきたあかつきには書くつもりです。
ところでこの前ラジオ・イタリア語の入門編に関して「訳もいいので」と書いたのは早とちりでありましたね。後半に入ってから「?」「?」の連続でしたが8月に入ってますます妙な訳が増え、特にワインの用語については目と耳を覆いたくなる惨状でありました。たぶんワイン用語辞典をちゃんと見てないんだと思います。個人的に熱が入ったのはスペイン語。なんでも秋のコースにはブラジル人が2名参加すると聞き、ポルトガル講座がない分、じゃあ兄弟分のスペイン語を久々に勉強するかと始めてみたら、マタンサ(豚の解体加工)の話はあるわ、クリスマス料理の話はあるわ、で予想外の大収穫。フランス語講座も負けずに「博物誌」と題してハーブや野菜のこぼれ話を語ってくれるし「イタリアだけを見ていてはイタリア料理はわからない」(ですよね、キンちゃん)と常日ごろ思っていることが裏付けられて納得の4か月でした。そうこうしている内に時はたち、いよいよ9月5日から当校も新学期であります。その頃には潜伏状態を脱しまた書きますのでどうぞよろしく。