名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

大山将棋研究(385); 中飛車に左美濃

2016-12-31 | 大山将棋研究
昭和52年11月、米長邦雄先生と第27期王将戦です。


大山先生の中飛車で、米長先生は44歩と止めて持久戦で

左美濃にして、55歩から交換されると

45歩から46歩が狙いでした。これも米長の将棋で読みました。

大山先生は銀で取りに行って

米長先生は86歩で返します。86同歩は88歩同角86飛78金、それではつまらないでしょう。

角で取って桂を跳ねる。大山先生は左桂を使えたけれど、米長先生は玉が堅いので良い勝負です。

66の角を84に引くのがちょっと変わった感じですが、先手の攻めをけん制しているということでしょう。

大山先生は44歩から65歩、いいところに手が伸びます。

銀は呼び込みますが馬を作って少し有利です。

でも63馬は危険。歩を取っても66歩と打たれるだけですし、71馬か97馬か。それから86歩~85歩と指したいところです。

55の銀を追われるところで角を切って

じっと銀を引いておくのが米長先生自慢の手順です。87飛成を受けにくいのです。

大山先生は88飛で受けるのですが、馬を追われて

71角から飛角交換、角を渡したので79角が痛打です。

気持ちよく45桂、66歩と決められて

67銀では69金と引かれて怪しいですね。角を切って

桂を成れば駒を取って寄せになります。大駒はなくても米長先生が優勢です。

大山先生も桂を取って26桂は手筋の攻めですが、しっかり銀を打たれて

47の銀を取られます。45歩は確実な攻めですが

38金を決められ、逃げるところが狭いです。

端を突かれて寄せ合い負け。

投了図。

大山先生が悪くない中盤戦でしたが、馬の使い方を間違えました。玉の堅さに関しては米長先生のほうが感覚が鋭いみたいですね。大山先生は薄い玉でもうまく強化するのですが、逆に薄くても平気で指してしまうことがあります。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.23 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山棋聖
後手:米長邦雄8段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 6六歩(67)
4 8四歩(83)
5 6八銀(79)
6 6二銀(71)
7 5八飛(28)
8 4二玉(51)
9 4八玉(59)
10 3二玉(42)
11 3八玉(48)
12 5二金(61)
13 2八玉(38)
14 1四歩(13)
15 1六歩(17)
16 5四歩(53)
17 5六歩(57)
18 4四歩(43)
19 4六歩(47)
20 3三角(22)
21 3八銀(39)
22 2二玉(32)
23 6七銀(68)
24 3二銀(31)
25 5五歩(56)
26 同 歩(54)
27 同 飛(58)
28 4五歩(44)
29 5八飛(55)
30 4六歩(45)
31 5六銀(67)
32 8五歩(84)
33 7七角(88)
34 5三銀(62)
35 6八金(69)
36 4三金(52)
37 5五銀(56)
38 5四歩打
39 4六銀(55)
40 8六歩(85)
41 同 角(77)
42 6六角(33)
43 7七桂(89)
44 6四銀(53)
45 9六歩(97)
46 3三桂(21)
47 6七金(68)
48 8四角(66)
49 4四歩打
50 同 金(43)
51 6五歩打
52 4五歩打
53 5七銀(46)
54 5五銀(64)
55 5三角成(86)
56 4三金(44)
57 6三馬(53)
58 4六歩(45)
59 5六歩打
60 5七角成(84)
61 同 金(67)
62 4四銀(55)
63 8八飛(58)
64 5三金(43)
65 7一角打
66 6三金(53)
67 8二角成(71)
68 7九角打
69 5八飛(88)
70 4五桂(33)
71 6七金(57)
72 6六歩打
73 6八金(67)
74 4七歩成(46)
75 同 銀(38)
76 6八角成(79)
77 同 飛(58)
78 5七桂成(45)
79 8一馬(82)
80 5三金(63)
81 2六桂打
82 2五銀打
83 7一馬(81)
84 4七成桂(57)
85 4五歩打
86 6七歩成(66)
87 同 飛(68)
88 5八銀打
89 同 金(49)
90 3八金打
91 1八玉(28)
92 5八成桂(47)
93 4四歩(45)
94 1五歩(14)
95 2八銀打
96 4八成桂(58)
97 6九飛(67)
98 2六銀(25)
99 5三馬(71)
100 2八金(38)
101 同 玉(18)
102 2七銀成(26)
103 同 玉(28)
104 3八銀打
105 2六玉(27)
106 1四桂打
107 投了
まで106手で後手の勝ち
ジャンル:
レトロ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 大山将棋研究(384); 石田... | トップ | 20170101今日の一手(その441... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。