先手番加藤先生の次の手は?
☆ 今日の棋譜20170918
昭和57年3月、中原誠先生と第31期王将戦第6局です。
大山先生の先手三間飛車、中原先生は天守閣美濃です。
銀を引き付けての4枚美濃には45の位を取るのが急所で
中原先生はシンプルに引き角から8筋を狙いました。
ここで77角成もありますが
右桂を使うほうが本筋でしょう。
8筋は一段落です。
大山先生は5筋から動くのですが、38金としてからが普通です。すると49銀もあるわけで、善悪は難しそうです。
中原先生は金を使って逆襲し
角を打って攻めます。78飛には?57角成に55歩でだめそうに見えますが、87歩成があるということですか。
大山先生は角でけん制して
金打で耐えます。
飛をさばけば中原先生が良いのでしょう。でも25歩の反撃筋があるし、それも大変そうですが。大山先生は桂損を甘受して
91角成ですが82歩との交換は損をしたという気がするのですが。
85飛から65の桂を取りに行きました。この時に73角の位置なら64銀があるから、ということでしたか。中原先生は銀打で、これには今度こそ36金が嫌な感じですが
桂を取り、銀を剥がして46金に38金。ここから47金同金46金38金を繰り返して千日手になりました。
中盤の攻防が面白いので、千日手でも並べておく価値はあります。この後は日を改めて指し直しになったようです。
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# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手
先手:大山王将
後手:中原誠名人
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 7八飛(28)
4 3四歩(33)
5 6六歩(67)
6 8五歩(84)
7 7七角(88)
8 6二銀(71)
9 6八銀(79)
10 4二玉(51)
11 4八玉(59)
12 3二玉(42)
13 3八玉(48)
14 5二金(61)
15 2八玉(38)
16 1四歩(13)
17 1六歩(17)
18 7四歩(73)
19 3八銀(39)
20 5四歩(53)
21 5六歩(57)
22 2四歩(23)
23 5七銀(68)
24 2三玉(32)
25 5八金(69)
26 3二銀(31)
27 3六歩(37)
28 5三銀(62)
29 2六歩(27)
30 4四銀(53)
31 4六歩(47)
32 3三銀(44)
33 4五歩(46)
34 3一角(22)
35 3七桂(29)
36 8六歩(85)
37 同 歩(87)
38 同 角(31)
39 8八飛(78)
40 8五歩打
41 6五歩(66)
42 7三桂(81)
43 6六角(77)
44 6五桂(73)
45 4六銀(57)
46 6四角(86)
47 4七銀(38)
48 8六歩(85)
49 8四歩打
50 5三金(52)
51 5五歩(56)
52 同 歩(54)
53 同 銀(46)
54 同 角(64)
55 同 角(66)
56 6四金(53)
57 6六角(55)
58 5五銀打
59 同 角(66)
60 同 金(64)
61 5六歩打
62 7九角打
63 8六飛(88)
64 4六金(55)
65 7三角打
66 4七金(46)
67 同 金(58)
68 5二飛(82)
69 4八金打
70 3五歩(34)
71 同 歩(36)
72 3六歩打
73 9一角成(73)
74 8二歩打
75 8五飛(86)
76 4六銀打
77 6五飛(85)
78 4七銀成(46)
79 同 金(48)
80 4六金打
81 3八金(49)
82 4七金(46)
83 同 金(38)
84 4六金打
85 3八金打
86 4七金(46)
87 同 金(38)
88 4六金打
89 3八金打
90 4七金(46)
91 同 金(38)
92 4六金打
93 3八金打
94 千日手
まで93手で千日手