思えば物心ついた頃から、いつだってうちには犬猫がいた。
古い記憶で1番覚えてるのがクッキーという犬(写真は姉とクッキー)
目の上に白い模様の斑点みたいなのがある変わった犬で、
クッキーは目が見えなくなっても、あの斑点が降りて来てまた目が再生出来る、
なんて冗談みたいなこと言われてた。
一体誰が言い出したのか(笑)
きっと親戚の酔っぱらいのおじちゃんが言い出したに違いない。
クッキーとの写真を見ると、家族のように大事にしてたのがよく分かる。
そんなクッキーも年老いて死んじゃうわけだけど、
僕ら子供にしてみれば、生まれて初めての身内の死に直面するわけで、
その悲しさってなかった。
クッキーを箱に入れた感じや、埋めた場所を今でも覚えてるぐらい。
でもね、そういう経験って子供たちにはね、とても大事な授業なんだよね。
学校の授業以上にね。
あの短い生涯を健気に生きて死んじゃうっていう、
動物の一生を子供の頃に見届けるのと見届けないのでは、まるで感じ方が違うかも。
僕の実家というのは、凄い時は犬と猫合わせて10匹以上もいたりしてね、
夕方なると職場の人達が雨靴はいて大掃除が始まるんだ!
その光景たるやまるで動物園のようでさ(笑)なかなか凄いんだ。
近所の人達も、懐いた犬猫がうちで飼えない場合、
「普久原さんちに持って行きなさい」みたいなさ。しにウケる(^^)
たぶん写真のアルバムもね、僕ら家族より犬猫の方が多いと思うよ。
棚見たら、犬1から犬2、3、4、10みたいな。
猫も同じで1〜10みたいなさ。誕生日もやっちゃうしね。
僕なんかやってもらったことないもん!
っていつも生誕祭ライヴしてるからね(^.^)
いつ頃だったかは定かではないけど、
動物を飼うことに疑問を持つ少年期もあったんだ。
あの人間の動物に対する支配感が嫌でね。
待てだの伏せだの、ま〜ハウスとかね・・・
そういう事が言えなかったというか、単純に嫌いだったのね。
なんか学校の朝礼の起立〜気を付け〜礼みたいで(笑)
んで、猫は首輪だけだけど、犬は鎖に繋がれちゃうでしょ?
それも嫌でしたね。
だって自分がそうされたら嫌だもんね。
奴隷じゃないんだからみたいな感覚かな。
きっと動物と仲間意識が強かったのかもしれませんね。
はは、なんかそんな血気盛んな悩めるお年頃もありました(^.^)
今はね、穏やかに犬や猫と戯れる時間も増えて、各々の個性が見えたり、
楽しい毎日をおくっています。
あ、動物ってね、音楽好きなヤツと音楽嫌いなヤツがいるの知ってる?
ホント面白いんだよ。
猫で相当な音楽嫌いがいるのですが、なぜか三線ならOK〜って子もいるし、
ウクレレならOK〜なんて子もいる。
なぜかギターは不人気なんだけどね(笑)
ロックなんか大嫌いでね、
子供も苦手だから、やっぱしなるべく静かに暮らしたいんでしょうね。
うんうん、わかるよその気持ち。
僕も最近、公園や市営グランドのベンチでカラコロとウクレレなんか弾いてて、
突如ロックの大音響が響くと、「ちっ、ロックが!」
なんて思わず舌打ちしちゃうからね。
はは、それあんたでしょ?
なんてまた自分をツッコむんですけど(^.^)
では今日はこの曲を。
やっぱりこういう曲を作らすと、歌わすと、
キヨシローは世界一、いや宇宙一ですな。
みんなもニャオニャオしてくれ〜🐱
忌野清志郎 / ぼくの目は猫の目