那覇市若狭にある不屈館に寄った知り合いから、
お手紙を頂きました。
そのお手紙のお相手がなんと、
瀬長亀次郎さんの愛娘さん内村千尋さん。
ホントびっくりしました。
僕の歌を聴いて不屈館行って来ました、という話はちょくちょく聞くのですが、
千尋さんの手紙も「ローリーさんのファンの方が不屈館いらして〜」
という、そういう内容でした。
「カメジロー」という曲は、純粋にこういう人が沖縄にはいたんだよって事を、
特に若い子達に伝えたかったんです。
曲をシンプルなロックンロールスタイルにしたのも、
その方が取っつきやすいし、伝わり易いと思ったから。
だからジャケットも含め、すごくポップにしたかったんだ。
だからリリースする前に、千尋さんの実家に行きましたよ。
最低、千尋さんの承諾はもらいたかったから。
だって、どこの誰か知らない奴に、好き勝手にお父さんの事を歌われても。。
なんて思われたくなかったんだ。
そりゃー緊張したよー(笑)
初対面だし、人見知りだし。
ジーッとジャケットや歌詞を覗く千尋さんに。。
いやいや緊張しました。
もちろん色々亀さんの話をしたりして、快く承諾してもらいましたが。
もちろん政治や社会の歌をうたう難しさっていうのは、
僕はいやというほど知ってます。
この作品をリリースした後も色々取材のオファーが来たんだけど、
うた以外で語るのは控えようと決めて、お断りしたんだ。
僕は活動家でも何でもないミュージシャンだから。
子供の頃から大好きだった僕のロックンロールは、
その言葉以上に大きな存在だったし、
何より亀さんの存在もそうだったし、
あの姿こそが沖縄のロックンロールだから。
千尋さん、お手紙ありがとうございました。
また不屈館覗きに行きます。