不屈館からの便り

2016年08月01日 | 日記

 

 

 

那覇市若狭にある不屈館に寄った知り合いから、

お手紙を頂きました。

そのお手紙のお相手がなんと、

瀬長亀次郎さんの愛娘さん内村千尋さん。

ホントびっくりしました。

僕の歌を聴いて不屈館行って来ました、という話はちょくちょく聞くのですが、

千尋さんの手紙も「ローリーさんのファンの方が不屈館いらして〜」

という、そういう内容でした。

「カメジロー」という曲は、純粋にこういう人が沖縄にはいたんだよって事を、

特に若い子達に伝えたかったんです。

曲をシンプルなロックンロールスタイルにしたのも、

その方が取っつきやすいし、伝わり易いと思ったから。

だからジャケットも含め、すごくポップにしたかったんだ。

だからリリースする前に、千尋さんの実家に行きましたよ。

最低、千尋さんの承諾はもらいたかったから。

だって、どこの誰か知らない奴に、好き勝手にお父さんの事を歌われても。。

なんて思われたくなかったんだ。

そりゃー緊張したよー(笑)

初対面だし、人見知りだし。

ジーッとジャケットや歌詞を覗く千尋さんに。。

いやいや緊張しました。

もちろん色々亀さんの話をしたりして、快く承諾してもらいましたが。


 もちろん政治や社会の歌をうたう難しさっていうのは、

僕はいやというほど知ってます。

この作品をリリースした後も色々取材のオファーが来たんだけど、

うた以外で語るのは控えようと決めて、お断りしたんだ。

僕は活動家でも何でもないミュージシャンだから。

子供の頃から大好きだった僕のロックンロールは、

その言葉以上に大きな存在だったし、

何より亀さんの存在もそうだったし、

あの姿こそが沖縄のロックンロールだから。

千尋さん、お手紙ありがとうございました。

また不屈館覗きに行きます。


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