skydust

ローリー

魅惑の5度フラットの世界

2017-02-09 | 日記

 



 


魅惑のスクリーン・ミュージック、魅惑のテナーサックス、

魅惑の低音。。。なんていかにも昭和チックな甘美で大人の響き。

その世界観に子供の頃から魅了されて来ましたが、

それは未だに僕の五感を突いてくるとです。

魅惑魅惑と続くと少しゲンナリすると思われますが、

少しお付き合い下さい(笑)

今回はあの怪しくも狂おしい減5度音程を使った名曲のお話を。

減5度音程、Ⅴ♭(5度フラット)の音ともいうのかな?

しかしこの減5度音程、

その昔は”悪魔の音程”言われ忌み嫌われてたそうなんです。

今じゃ普通ですが、確かに美しい調べとはほど遠い世界ですもんね。

話では、15世紀頃音楽界にとても大きな変化が起きたようで、

複数の旋律で歌われたり演奏されたポリフォニー音楽から、

一つの旋律を和声で伴奏する

現在もっとも一般的なホモフォニー音楽に移行した頃に、

「悪魔の音程」と忌み嫌われたその音程を、

何故か人々は強く欲するようになったそうです。

音楽は進歩してるふりして、実は伝承してる事が多いですから、

いつ昔からあったなんて誰も知らないかもしれませんね。



僕が聴いてきた中で、このⅤ♭使用してる殆どの楽曲がいわゆる

マイナー調(短調)なんですね。

分かりやすいとこでいうと、

ラロ・シフリンの「燃えよドラゴン」や

「スパイ大作戦~MISSION INPOSSIBLEで聴こえる、

ちょっと不穏を醸し出してるあの怪しい音です。

燃えよドラゴンでいうと、出だしのタンタターターの最後4番目の

ターという奇妙な音ね。


Enter The Dragon(1973)-Main Theme


つまり曲の作者が意図的に、その減5度音程をターゲットノートに狙いを定め、

その効果を狙うという作戦なんですね。

まー音楽理論うんぬんより、

誰でも聴いたらその怪しいムードは理解出来ると思うので、ご安心を!

アクションものやスパイもので使用頻度が高いってのも、

何か納得のその音使いですよね。

怪しさの醸し出しだもんね(笑)

ラロ・シフリンってほんと独特で、ミスター怪音男って呼ばれてるんですよね!

すいません、今僕が作りました。わは。

 

がしかーし!

ここ日本にもこの怪音Ⅴ♭を大胆に使う輩が昔からおったのさ。

それもスパイものとは程遠い歌世界でね。

僕も子供ながらに、その怪しい、その魅惑の(もーえーちゅうに)

大人なサウンドにヤラレちゃったのだ。

まずは松尾和子さんの名曲「誰よりも君を愛す」を聴いてみよう。


誰よりも君を愛す(唄)フランク永井 松尾和子

 

って相変わらず楽譜は付いてません、すいません(笑)

これも燃えよドラゴン同様、初っぱなから怪音Ⅴ♭を惜しげもなく使用しております。

出だしの🎵愛したぁ〜🎵の「たぁ~」ってトコです。

これなんか半音の使い方が上手くて見事でですよね。

作曲は僕の敬愛するフランク永井さんの「有楽町で逢いましょう」や

「東京ナイトクラブ」など、ムード歌謡を作らせたら

右に出る人がいないぐらい素晴らしい吉田正さんです。

ホント吉田さんが書く曲は上品で妖艶な曲が多いんです。

これは日本の誇りですね、海外にもひけを取りません!

なんたって1959年ですもん!

あと、実は僕の人生最初のカラオケナンバーだった日野てる子さんの

「夏の日の思い出」もⅤ♭の名曲なのです。


 夏の日の思い出 日野てる子


出だしのメロディーは「再会」と全く一緒の半音の上下降なのですが、

そこは音数の多さで上手く料理されてますね

同じ半音でも違う曲に聴こえるから不思議ですね。

どうも僕は幼き頃から、このⅤ♭攻撃に弱いようです(笑)

確かにジャンゴが如何にも弾きそうなフレーズでもありますし。

うーん、この謎が解明されるのも、また楽しみのひとつですな。

 

実は僕も減5度音程を使用して作った楽曲があります。

もちろん歌もので使用する勇気がないので、インストものになりますが、

もうそのムード以外の何にもならないわけでね(笑)

呆れるのですが、それはそれで遊びでなかなか楽しめます。


他にもTVやレコードを聴いて「え?」というような、

似たような音使いやフィーリングと出会うこともあります。 

例えばKissの「Detroit Rock City」を初めて聴いた時、

あの間奏の特徴的なツインギターのフレーズが、

子供の頃聴いてた忍者「サスケ」のオープニングのトランペットのフレーズと、

同じフィーリングを感じたり、

 

サスケ 忍者の世界では常識は通用しない


紫の「Devil Woman」のイントロの怪しい音(これも減5度音程を使用)が、

「人造人間キカイダー」ギルの笛と似てたりね。

 


因みにこのギルの悪魔の笛の音聴いたキカイダーは、

頭を抱え変頭痛に襲われます(笑)

僕はジーン・シモンズもジョージさんも、

アニメ好きだったのではないかと睨んでいます。

今度ジョージさんにお会いする機会があったら是非聞いてみます(^ ^)

ジーンはさ、ほら歌舞伎やゴジラ、日本文化が好きな人だからさ、

これは間違いないね!

「サスケ」と若干の音使いの違いはあれど、あの日本人好みの哀愁というか、

キャッチーさは同じスピリッツを感じずにはいられない。

誰かジーンとお会いする機会があったら、是非聞いてみて下さい。



 

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