セッティング

音楽の指向はジャズ・フュージョン（死語か？）系であるが、リードはバンドレン青箱#3を使っている。ジェイクとの相性がいいのだ。そして、青箱とベストマッチのリガチャーが「Tシリーズ」である。特にピンクゴールドがすばらしい。バンドレンJAVAに比べると青箱は高音が細りがちであるが、このリガチャーは中低音を犠牲にすることなく高音を響かせてくれる。
リガチャーも今までにラバー用・メタル用合わせると三十くらいは購入した。二万円以上もする純銀製のものをはじめ、木製、本革製、ごついバランサーの付いたもの、極力振動を妨げないよう工夫されたもの等々、たかがリードをマウスピースに固定するだけの留め具にお金と時間を費やしてきたが、どれも2500円のTシリーズにはかなわない。

マウスピース

理想のマウスピースを求めてさすらう人は多いと思うが、私もご多分にもれず、ここ十数年で買った数は三十を下らない。
今はとりあえずジェイク・クリスタルアクリルに落ち着いている。「ルパン三世のテーマ」などで有名なサックス奏者、ジェイク・コンセプション氏のハンドメイド・マウスピースである。出回っている数が少なく、運がよくないと複数試奏して選定することは難しい。ティップ・オープニングの番手はないのでおそらくみんな同一なのだろうが、ハンドメイドのためある程度の個体差は当然あるだろう。これはメタルのパワーや鋭さと同時にハードラバーの広がりを持ち合わせた素晴らしいものと満足している。

趣味といえば

十数年来、サックス演奏を趣味としている。下手の横好きであるが、不思議と情熱は衰えない。
現在の使用楽器は、アルトサックスYAMAHA YAS-82Z Miki Originalだ。大阪の三木楽器がYAS-82Zをベースに、ヤマハと共同開発したもの。2003年12月に大阪に出張した際、心斎橋店に試作品が置いてあった。試奏させていただいたところ、一目惚れというか一耳惚れというか、その場で予約を入れてしまった。
現代のCONNを目指したというコンセプト通り、突き抜けるのではなく包み込む音である。管体はサテンシルバーメッキ、サムフック・サムレストは総銀製ということでかなり抵抗感が強いが、当方は人前で演奏するのは年に数回、それもせいぜい１時間程度のアマチュアプレイヤーなので、さほどきつくはない。あと7,8年経って、完全に抜けきったときの音が楽しみである。
興味をお持ちの向きには試奏をお勧めする。最近テナーも発売された。

本日開店

日々の雑感、趣味のこと、とりとめのない雑文になりそうだが、自分の心をつかむために綴りたいと思う。新たな表現の場を得たことに感謝。