新・ヤンガー日記

元管理人が徒然なるままに綴る
リズムヤンガーの日々、
音楽の日々。

がんばるいわて2

2011-05-14 12:33:56 | ライブ鑑賞
その後はいろいろと場所を替えて、たくさんのバンドを見ました。

北上の斉藤先生(Sax)率いるカルテットEase、熱い素晴らしい演奏でした(デイリー山崎さんの「宮古高校校歌」が良かった)。江刺のギタリストSさんなど、何気に凄い方も演奏している。

そして中ホールでは岩崎良美さんのステージが。
名曲「タッチ」では場内割れんばかりの手拍子で大盛り上がりでした。


いよいよステップホワイエではThouthand Milesの演奏が始まりました。亀田ユウコさん率いる女声ボーカルグループ。ゴスペルからロック・ポップスの名曲の数々をレパートリーとしています。北上、花巻で活躍するボーカリスト達も在籍する実力派グループです。

ゆきさんの歌った「Natural Woman」が良かった。映像を撮ったので、許可が降りたらYouTubeにアップしたいな~。マイケルジャクソンの「Heal the World」ではユウコさんからの指令で振り付けも。楽しいね。

ボーカリスト全員にマイクが割り当てられ、音響のバランスも良かった。花巻のゴスペル時代は20人近くのメンバーにマイクが3本なんてこともあったからね・・・。
Thouthand Miles、大ウケでアンコールの声もかかっていました。


そして小ホールで矢野タダシさんの演奏を聴く。
メンバーは矢野さんがボーカル、ギター、遊子ちゃんがサックス、吉崎さんがバイオリン、キューちゃんがベース。

スキッフルを演奏する矢野さんのサウンドはひたすらアコースティック。ここの中ホールはそこそこ大きいにもかかわらず、なるべく音響に頼らないセッティングを試みていた。マイクで拾っているのは矢野さんの声とキューちゃんのベース。吉崎さんのバイオリンははるか上の方にマイクを置き、遊子ちゃんのサックスは生音。あくまで生の音で足りない部分だけを音響で補う、といった方法論だ。確かにベースなんかはアンプを通すだけで生とは違うサウンドになるからね。

マイクで拾ったキューちゃんのベースの音は実に生のウッドのサウンドで、我がベースながら「いいなー」と思う音であった。キューちゃんはまた見事なスラップソロもきめていた。カッコいい!

演奏は暖かみと興奮の内在した、いつもの矢野さんのサウンドだった。どんな場所や環境でも自分たちの「音」を適切に導き出す、まさにプロの仕事だなあと感嘆することしきり。それにしてもやっぱり楽しいなあー。


その後はマンドリンシンガーの清心さん。コーヘイさんと牧子さんという素晴らしいバックで、生の美しい歌と演奏を聴かせてくれました。可愛い~。

ラストはYUKARI嬢。デイリー山崎さんのピアノで「アメイジンググレイス」を。そしてカルテットEASEのバックで数曲を。

最後はThouthand Milesが、ゲストアーティストが登場して会場全体で「ふるさと」を。実行委員長の宣言で幕を閉じました。

「がんばるいわて」素晴らしいイベントとなりました。いろいろ諸事情で参加出来ずに残念ではありましたが、何らかの協力は出来たと思うし、これからもこういう活動が継続的に行われると良いと思います。長文失礼しました。

がんばるいわて1

2011-05-14 12:31:58 | ライブ鑑賞
5月3日、銀河モールでの演奏(後述)を終え、さくらホールへ。

本日は13時よりチャリティーライブ「がんばるいわて」。中ホール、小ホール、ステップホワイエの3つのステージを使って総勢26組のプロ・アマのミュージシャンのライブ、また市内の協力店舗、企業による特産品の販売が行われる。


まずは中ホールで釜石高等学校音楽部の合唱を聴く。あの被災地釜石からはるばる歌を歌いに来てくれた。被災地の現場を実際に見てない自分は、この子たちの歌をどうしても聴かなければいけない気がした。

女声のみ10数人の編成。合唱というか、ピアノも使わない無伴奏のアカペラ。「ハナミズキ」「Whole New World」を奇麗な声で歌ってくれた。被災地としてのメッセージもことさらに強調することなく、比較的淡々とステージを進行していく。そしてスピッツの「チェリー」。

 君を忘れない
 曲がりくねった道を行く
 きっと想像した以上に 
 騒がしい未来が 僕を待ってる

 愛してるの響きだけで
 強くなれる気がしたよ
 いつかまたこの場所で
 君と巡り会いたい

サビから会場全体で手拍子が。ぜんぜん悲しい曲じゃないのに、ああ、なんだかボロボロと涙が出てくるわ。この子たちの体験が言葉にしなくても、音楽を通じてオレに入って来るのか?でもそれはただの幻想だろうか?・・・そんなことはどうでもいい。とにかく、何だか伝わるんだ。

それから何曲か合唱曲を歌い、ラストは会場と一緒に「ふるさと」を。

これが・・・歌えないんだな。
1日のメーデーの時も演奏したんだけど、歌うと泣きそうになって歌えない。

 如何にいます 父母
 恙無しや 友垣
 雨に風につけても
 思い出ずる ふるさと


・・・さて、中ホールを出たとこで、探していた矢野タダシさんを発見。矢野さんは東京は阿佐ヶ谷でスキッフルを演奏するミュージシャン。ゆきさんとの縁で、花巻で何回か楽しいライブを体験した。今回ウッドベースを貸してほしいとの申し出があったので私の愛機(大震災以来ケースに入りっぱなしだったが)を持って来たのだ。

紹介されたベースの沖内さん(通称キューちゃん)は、久々に見る好人物。会う人誰とでもすぐ仲良くなるタイプの非常に打ち解けた和やかな性格の方。今日会ったばかりのゆきさんの二人の娘さんともすっかり仲良しになっていた。早速キューちゃんとベースを楽屋まで運んだあとは、ライブ巡りを再開。

足をいろいろ運ぶと見知った方々がたくさん。「今日出ないの?」とも聞かれたけど、今日は出ません(笑・残念)


小ホールでXYZの演奏を聴く。照明が効果的に施され、スペックの整った機材群、そしてグランドピアノという理想的なステージで、彼らは堂々の演奏を聴かせてくれた。
この日は彼らのオリジナル曲だけで勝負。「Choral」は1年前に聴いたときよりもはるかに良く、素敵な曲に仕上がっている。

この間は「モンパリ」での非常に小規模なセットだったが、どんな状況にも対応して自分たちの演奏が出来るようになっている。これからがますます楽しみです。

つづく

勇気100%

2011-05-14 12:28:32 | 演奏活動
(5月5日の日記)

胆沢地区のメーデー集会に招かれて演奏して来ました。
みなみ吹奏楽団のトラであります。

私の会社は労組らしい活動とかないので、メーデーって行くのは実は初めてです。

午前中に練習、トラ軍団(私、さいちゃん、アベツー)でメシを食べ、会場の水沢体育館へ。昔懐かしいタイプの体育館。実際ここに思い出のある人が多いらしく、メンバーの中には極端にテンションUPする人が続出。


演奏曲目は

マーチ「ライブリー・アベニュー」
サンバ・デ・アイーダ
上を向いて歩こう
ユーロビートディズニーメドレー

<アンコール>
勇気100%
<合唱>
ふるさと・海


サッカーの応援でおなじみのヴェルディの行進曲「アイーダ」。サンバ風にアレンジした「サンバ・デ・アイーダ」のノリがとても心地よいです。
そして「上を向いて歩こう」。本日は震災の募金活動も行っているとのことで、元気を届けるような選曲がなされています。


アンコールをいただき「勇気100%」を演奏。

「任たまらん太郎(ごめん、誤変換だ。でも面白いから載せとく)

「忍たま乱太郎」のテーマソングとして誰もが知っていますが、今回この曲を演るにあたって、YouTubeとかであらためて聴き直し、内容のあまりの素晴らしさにジーンと来てしまいました(涙)
光GENJIがオリジナルで、その後Ya-Ya-Yah、Hey! Say! JUMP、NYCの歴代ジャニーズのグループに受け継がれカバーされているようです(調べた)。

 そうさ100%勇気
 もう頑張るしかないさ
 この世界中の元気
 抱きしめながら

 そうさ100%勇気
 さあ飛び込むしかないさ
 まだ涙だけで終わる
 ときじゃないだろう

辛いことを歌うのじゃなく、未来を見据え、元気を与えてくれる曲がいいですね。(ちなみに日ハムファイターズの斎藤佑樹投手の登場曲になっているそうです)

サビ前の「Hey! Hey!」という掛け声が最高に良いのだが、今回は吹奏楽なんで表現出来なかったなあ。次回演る機会があったら是非入れてほしい。
また、この曲では低音によるメロディーパートがあり、バリサク、ユーフォとともに私もメロをとりました。こんなことめったにないんで緊張して練習しました(笑)


定期演奏会が中止になったのは残念でしたが、このイベントもとても楽しい演奏になりました。
みなみ吹奏楽団の皆様、ありがとうございます。そして終止指揮者として頑張ったケンタくんお疲れ様。

お誘いくださいましたえりこ嬢、ありがとうございました。またよろしくお願いします。

Easterライブ in モンパリ

2011-05-05 20:49:21 | 演奏活動
4月24日、日曜日。

花巻市は星ヶ丘のフレンチレストラン「モンパリ」にて行われたライブに出演して参りました。


モンパリ・Easter(復活祭)チャリティライヴ


この日はキリスト教でいうイエスの復活を祝う復活祭(イースター)とのこと。
そして、被災地の「復活」を願ってのチャリティライブ。

杉本摂子さんの呼びかけで、我々ミュージシャンが、そして多くのお客様が駆けつけました。
店内の椅子はお客様で一杯、入り口付近には立ち見のお客様も。楽屋の中で聴いている方たちも。


ステージの関係でいつものせつこバンドではなく、アコースティックセット。基本のバックはギターのカツ、ベースの私、パーカッションのリョウです。これに数曲でシンヤがピアノ、セリーヌとれこがボーカルで加わります。

オープニングは、セリーヌとリョウの仏語、和訳による朗読に導かれて、店名にちなんだシャンソンのナンバー「モンパリ」。若いXYZのシンヤにはなかなか馴染みのない音楽。一週前の練習ではとても四苦八苦している様子だった。それがこの日までの猛練習で見違えるような出来映えに。この経験はいつか彼らの音楽において実を結ぶことだろう。


<第一部>
モンパリ
さよならを教えて
ベルベットイースター
ROSE(れこ)
ミッシェル(カツ)
君のため(カツ)
サントワマミー(カツ)
エターナリー
時代

<第二部>
Tea for Two
SMILE
糸(杉本摂子& XYZ)
Le Monde Merveilleux(XYZ)
Comme d'habitude(XYZ)
Choral(XYZ & れこ)
La Mer(XYZ)
LET IT BE(XYZ & カツ、サワジン)
ボラーレ
オーシャンゼリゼ

<アンコール>
モンパリ


中島みゆきの「時代」を摂子さんが歌っているときに、会場のお客様も一緒に口ずさんでおられました。ああ、伝わるんだなと思った一瞬。摂子さんの歌と歌詞につい涙。


 そんな時代もあったねと
 いつか話せる日が来るわ
 あんな時代もあったねと
 きっと笑って話せるわ

そして2番の歌詞。福島の方々が早く故郷に帰れる日々を祈らずにはいられない。

 旅を続ける人々は
 いつか故郷に出会う日を
 たとえ今夜は倒れても
 きっと信じてドアを出る
 たとえ今日は果てしもなく
 冷たい雨が降っていても


ご来場の皆様、募金いただきましたお客様、ありがとうございました。
ご一緒した摂子さん、XYZ、れこ、カツ、リョウ、ありがとう。(あらっちが急遽仕事で不参加が残念でした)
モンパリのムッシュ、マダム、セリーヌのお姉様、ありがとうございました。

悪魔を憐れむ歌

2011-05-05 20:45:53 | 音楽
(4月18日の日記)

念願かなってローリングストーンズのDVD「シャイン・ア・ライト」を観ることが出来ました。

監督は「タクシー・ドライバー」のマーチン・スコセッシ。

あのザ・バンドの「ラストワルツ」の監督でもあります。この映画はロックフィルムのマスターピース的作品ですね。U2の「魂の叫び」を撮ったフィル・ジャノーなんかも明らかに影響受けてます。そんな人の映像作品、悪かろうはずもありません。

また同時にミック・ジャガーの年齢をまったく感じさせないパフォーマンス、そしてあらゆる辛苦を超えて実に人間味あふれる存在となったキース・リチャーズ。

例によってスコセッシ得意のインタビュー映像が差し込まれている。
「俺とロニー、どっちもギターは下手だが、二人揃うと"最強"だ」スコセッシがまさに「キター!」の台詞を引き出す。


思えば私はずっとビートルズ派を公言して来たのではありますが、この世界においてストーンズを避けて通るわけにもいかず、気がつけば結構なナンバーを自分も演奏してまいりました。



その中でも私の一番好きな曲がこの「悪魔を憐れむ歌」です。


原題は「Sympathy for the Devil」本来は悪魔に賛同する歌、とかの方が正確な訳らしいです。

この曲に登場する男は、丁寧な物腰で自己紹介を始め、キリストの処刑、宗教戦争、第二次世界大戦、ケネディ暗殺、という有史以来の血腥い事件に関与して来たことを語ります。リズムはサンバ。当時(60年代)にはラテンミュージックが世界に普及する以前で、明らかに異境の未文化の音楽だった。最後に自分は悪魔ルシファーだと名乗り、傲慢に「ベイビー、俺の名前は何だ?」と執拗に繰り返す。

この曲により、ストーンズは「悪魔崇拝者か?」との物議を招いたり、ブライアン・ジョーンズの脱退のきっかけとなったり、オルタモントの悲劇やガンズ・アンド・ローゼズの崩壊など、まさに多くの悪魔的なエピソードを引き起こしました。


本来ロックとは反体制的なものであるわけで、さらに暴力、邪悪なるものを内在したりといったプリミティブな負のパワーを備えています。そしてストーンズはまさにその「不良」のアイコンであるわけです。


昨年のイーハトーブ音楽祭で念願のこの曲、演奏出来ました。

そして今・・・

出来ないですね。現在は出来ない・・・

破壊を旨としたロックミュージックは。


我々の「心の復興」が為された頃、この曲が再び演奏出来るのだろう。

今後、東北楽天を応援する件について~

2011-05-05 20:40:41 | 日々の徒然
(4月14日の日記)


「見せましょう、野球の底力を」


楽天の選手会長、嶋基宏が熱いスピーチを送ったのが4月2日の札幌ドームでの日ハムとの慈善試合だった。
そのメッセージは東北人、そして多くの野球ファンの胸を熱くさせた。


そして4月12日のセ・パ同時開幕戦。

もうひとつのドラマが起こった。


http://www.youtube.com/watch?v=lHZmP1LS8-k


ロッテファンが親子にチケットを譲った時点で涙腺崩壊。

「テレ朝のヤラセでは」との穿った考えをする輩がいる。

たとえそうだとしても、試合での嶋のホームランはどうだ!
(プロ入り4年で通算6本しか打ってない人なのに)

26歳の若さで選手会長、人格者、ネットでは「ぐう聖」(ぐうの音も出ないほどの聖人)といわれている。

そして驚いたことに、私の出身大学の後輩だった!
(母校、いつのまにか強くなっていた)


これは応援しなければいけない件

ヨイトマケの唄

2011-05-05 20:38:04 | 音楽
(4月17日の日記)

念願かなって米良美一さんの「ヨイトマケの唄」を入手することが出来ました。


http://www.youtube.com/watch?v=3sLrjNyuMgQ


オリジナルは丸山(美輪)明宏さん。
桑田佳祐、泉谷しげる、槇原敬之、多くのアーティストにカバーされた名曲。

かつては「土方」という表現が放送コードにひっかかって放送禁止にされたという過去も。曲そのものの是非を問わず、一文言だけで判断するメディアのナンセンス加減は歴史が証明している。

テーマがテーマだけに比較的淡々と歌うアーティストが多いなか、米良さんの歌唱は美輪さんのオリジナルをもっとも継承するものである。むしろ"あざとい"ばかりの過剰な演劇的表現、狂気を孕んだようなパフォーマンスはオリジナルを凌駕している。

小節ごとに変化する歌唱法と表情は驚くばかり。
「母ちゃーん!」のあとはもう涙が止まらない。

even BETTER than the REAL THING

2011-05-05 20:33:21 | 
(4月9日の日記)

前述のMacBookを購入に盛岡のY電機へ。

ここ数週間外食をしていなかった(出来なかった)ので、久々にラーメン店を探訪することに。ワクワク。


「拉麺 太扱(タイジ)」

矢巾の駅前にあるお店。とても評判が良いようなので、ずっと窺う機会を狙っていたのだが、なにしろ昼しか営業していないとのこと。
夜ならば矢巾駅で降りてすぐの場所なので行く機会があるものの・・・休日の昼間にわざわざ出かけるのも、と躊躇していたところである。

専用駐車場はないのだが、商店街の駐車場に停めることが出来た。お昼より少し前の時間帯、混みはじめた頃ではあったが、カウンターに座ることが出来た。

注文したのは「中華そば 煮干し」650円である。本当は鶏だしが食べたかったのだが、休止中とのこと。

やって来ました。煮干しの香りが心地よいです。花巻人にとっては「マルカン」のラーメンでおなじみのこの香りはホッとするものがありますね。ラーメンも味噌、とんこつ、塩、家系、爆盛りなど、世につれ変わって行きますが、ルーツはここにあるような。

そして、このお店の売りである、なんとも極太なメンマ(麻竹)!これは本当に予想以上です。歯ごたえ、食感も申し分なく、メンマそのものの味にスープも相まって、なんとも美味!久々の幸福感でありまする!
以前は麻竹入りというタップリのメンマのメニューがあったそうですが、現在はなくて残念です。

柔らかくて大振りなチャーシューが2枚。こちらも美味です!食べごたえも十分です。

気になったのは「ラーメン」というメニューがあり、これが400円。「中華そば 煮干し」も具はチャーシュー、メンマ、ネギ、海苔だけのシンプルさ。「ラーメン」はその具材が普通のものになるのかな?それにしても初心者には違いがわかりにくいぞ。ネーミングをもう少し区別的にするとか、メニューに写真を載せるとかした方がいいんじゃないかな、と思った次第。


総じて評価に違わぬとても美味しいラーメンでした。

残念なのは、場所が矢巾町だけにリピートに通う適当な機会が見つけにくいこと。盛岡市内であれば昼食として行ける可能性はあるんだけど。

Got to get you into my life

2011-05-05 20:31:05 | 趣味
(4月8日の日記)

昨晩PM11時30頃、激しい余震。

これが余震?っていうレベル。花巻市で震度5強。

即停電。本日朝から信号も作動していない状況。
会社に行って復旧もしなければいけないが、9割9分パソコンを使う私の仕事は電気がない限りどうしようもない。

当然電車も動いていないだろうし、いたずらにガソリンを消費するのも愚策、ましてや信号の動かない中、強行して盛岡まで行き事故などにあってはますます仕事に差し支えると判断し、自宅待機と相成った。

前日にはようやく盛岡-一関間の新幹線が開通したばかりだというのに、まったく復旧に水を差す出来事である。


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と、いいつつもここしばらくの間は内陸部は穏やかな日々が続いておりました。

しかしながら沿岸部の状況を思うと、心の底から笑って過ごせることもなく、自問自答の毎日でもあります。

自分自身を以前の日々に戻すことも復旧の一部と納得させ、ガソリンも入った2週前の日曜日、パソコンを購入に行きました。

愛機であるMacBook(黒)が壊れたのは東日本大震災の約2週前、これまた対策をいろいろ講じた挙句、結局買い替えを決意。さあ、明日買いに行こうという前日の震災だったのだ。

私にとってパソコン、いやMacは長年の相棒だった。ベースも音楽を演奏するうえでの相棒なのだが、Macは仕事においても、実生活においても本当に欠かすことの出来ないアイテムだったのだ。

ここ20年自分の愛機は常にMac。前の会社では自分のMacを持ち込んで仕事をしていた。カタログや展示会パネルの制作、ブースのレイアウト。プライベートでは友人の結婚式のビデオ編集などなど。

いまは会社でWindowsパソコンを使う身であり、残念ながらMacは家でインターネット、iPhoneのベースマシンとしての役割程度でしかない。だが私にとってこの4週間のMacなしの生活は、本当に半身がもぎとられているほどの喪失感を伴う日々だったのだ。私にとってはただのパソコンじゃないんだー!(あー、でもこんなジレンマ、震災中には口に出すこともはばかられて本当にツラかった・・・)。


と、いうわけで我が家にやって来ました。

MacBook Pro 13inch 2.3GHzデュアルコアIntel Core i5プロセッサ


やっぱりMacはいいなあ。

とりあえずしばらくは使用後、パソコン用のバッグに収納して安全を確保するしかありません(泣)

風に吹かれて

2011-04-24 22:48:47 | 演奏活動
(4月4日の日記です)

土曜日、日曜日は北上市のさくらの百貨店入り口前にて行われたチャリティーライブに参加しました。

亀田裕子& The Friends/Save for JAPAN

ゆきさんが発案し、裕子さんが立ち上がり、ゆみちゃんが段取りました。話を聞いて私やバンドメンバーも是非にと参加を表明。練習も打ち合わせも何も出来なかったけれど、とにかくやってみようと。


ところが土曜日は、あり得ないほどの強風。

風で譜面がめくれない、なんてレベルではない。譜面台ごと倒れる、マイクスタンド倒れる、うかつに出した譜面ははるか遠くまで飛んで行く、募金箱は飛ばされないように机に固定したが、机ごと走り出す(笑泣)

風と格闘しつつも何曲も演奏。ツラい演奏環境ではあるが、皆の心にはこの程度の自然現象などに負けてたまるか!の想いが・・・

基本手弁当のチャリティイベントではありますが、差し入れいただいた温かいタイヤキやコーヒーがありがたい。


翌日曜日、さらに気温は下がり、チラホラ雪も舞う天候。

幸い風は前日よりも弱い(とはいっても十分強風ではある)。おかげで前日よりもたくさんの曲が演奏出来た。

地震の間楽器にも触れていないブランクと、練習なし、曲はその場で選曲するため譜面なしも多々という条件から、なかなかリスクの大きい演奏ではあった。

だが、久々に音楽が出来る喜び。その音楽でいくばくかの援助が出来る喜びが各ミュージシャンの演奏に溢れていた。


それは単なる自己満足なのかも知れない。
いろんなジレンマはある。イベントを行うのは正か否か?単なる音楽活動の正当化ではないのか?時期はどうなのか?などなど。

ただ今は自分の信じて想う道を、出来る限りやっていくしかないのだろう。この未曾有の大災害、答えは誰にもわからないのだから。


「友よ その答えは 風に吹かれている」



<2, 3日の出演者とスタッフ>

亀田裕子、ゆき、ゆみ、和葉さん、さいちゃん、れこ、サワジン、ゆいちゃん、せんちゃん、オイカワマリモ、アベツー、あらっち、みこ、ベリー、あさちゃん、セリーヌ、しんや、北上パブテスト教会の牧師様、芸術工房の昆野さん、合唱団の子供たち

<演奏曲目>
東京キッド、川の流れのように(美空ひばり)どんなときも(槙原敬之)WAになって踊ろう(AGARTA)花(石嶺聡子)上を向いて歩こう(坂本九)Hey Jude, Let it be(ビートルズ)Imagine(ジョンレノン)明日に架ける橋(サイモン&ガーファンクル)Stand by me(ベンEキング)The Rose(ベッドミドラー)歩いて帰ろう(斉藤和義)空も飛べるはず(スピッツ)やさしさに包まれたなら(荒井由実)Winding road(コブクロ&絢香)L-O-V-E(ナットキングコール)You make me feel like a Natural Woman(キャロルキング)Heart of Gold(ニールヤング)君の窓から(ザ・ディランII)How Beatiful(XYZ)La La La、Spirit of Love(Sing Like Talking)秋風(SeveN NoteS)くよくよするなよ(スティービーワンダー)翼をください(赤い鳥)さんぽ(井上あずみ)Heal the World(マイケルジャクソン) and more...


募金をしていただいた皆様、
演奏を聴いていただいた皆様、ありがとうございました。