茜ちゃんの「島日記」

奄美群島から文化の発信を試みております。自然・文化・民俗学など想い付くままの事柄どうぞお聞きください。

サワラ・アマミちゃんの奄美群島歳時記

2012年06月16日 | 日記

 

サワラ・アマミちゃんの奄美群島歳時記

            風景-002

 

 

 毎日毎日曇りか雨の日が続いております。遥か南のフィリッピンのルソン島付近には大きな台風が現在発達中です。台風4号。先回よりも強いとの気象庁の発表がありました。今日進路を見るとちょうど進路予想の中心線が奄美群島を通っております・・・・・いやな感じ!

先日、サワラちゃんの先生から陸貝の写真が送られてきました。ご承知の通り貝には陸生と海生がありますね。奄美はどちらもたくさんの種類が生息しています。下の写真はAmphidromus属の陸貝です。

      

   

凄くパステルカラーな色合いで綺麗ですね。南方にはこんなカラフルなマイマイが木や地面を這っているのでしょうか。似たような種類のマイマイをご紹介してみます。Amphidromus属です。

ナンバンマイマイ超科 ナンバンマイマイ科 パプアマイマイ科 

ウコンフィリッピンマイマイ Amphidromus chloris

上の陸貝と同じようですが、少し種類が違うようです。

ミドリパプア Papuina pulcherrima

いずれも、くどくないスッキリとした柔らかい色調ですね。奄美にはそこら中にマイマイやナメクジが生息しています。ソーセージ大のナメクジを見たときはビックリしました。最近は慣れましたが。

このマイマイは何かお分かりでしょうか。結構大きいのです。10~20m位。生きたものは見たことがありませんが、加計呂麻島の太平洋岸の諸鈍湾やその付近の大島海峡岸の海浜に沢山落ちております。

アフリカマイマイ

メノウアフリカマイマイに似ているマイマイも見つけました。

メノウアフリカマイマイ

実はこのマイマイは非常な害虫だそうで、触っても広東住血線虫という伝染病を媒介する危険な種類のようで、

門司動物検疫所からも警告が出ており、注意を呼びかけております。加計呂麻島の東シナ海方向の土地には見かけられません。北限が今まで奄美大島でしたが最近は鹿児島県の本土側にも生息が確認されたとか。温暖化の影響でしょうか。物凄く生殖力が強く、且つ、何でも食べるとか。コンクリートも食べる!こんな奴に掛かったら、作物はひとたまりもありませんね、

生のアフリカマイマイの持ち込み、持ち出しは X です。

今日の<サワラちゃん>の報告はこれでお終い!

  

6/15, 加計呂麻島の北端の方向にある<生間(いけんま)>に行って、そこの港から古仁屋に行って来ました。前の日は大雨で、県道614号線のところどころに崖崩れが起きており、土砂が道路の真ん中まで押し寄せておりました。ダンプと途中で何台もすれ違いました。自動車整備工場が背後の裏山の土砂崩れで、壊滅寸前の状態ようでした。

風台風も怖いですが、特に山が低くても急峻ですので、雨台風はもっと怖いですね。台風4号はどんな台風なんでしょうね。

生間付近・・対岸は奄美大島・古仁屋

         生間港

         

生間港付近

大島海峡中央からみる安脚場付近・・・水平線の向こうは太平洋

古仁屋の港付近の大橋・・・手前が港

  

とにかく湿度が高くて大変。何故遠回りして古仁屋に行ったかって・・・・ヒミツ

もう少しあちらこちら行きたかったんですが、凄い湿度と今にも雨が降りそうなので帰りは素直に帰ってきました。途中、養鶏場で卵を買ってくるのを忘れちゃった。この卵は有精卵で3個で¥100。 トンネルを潜らなくちゃ行けなかったので、今回はキャンセル。明日、貝殻拾いの後で寄るつもりで~す。

そんなこんなで今日はお終~いです。

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