追憶の彼方。

思いつくまま、思い出すままに、日々是好日。

仏マクロン政党の圧勝と米英大国の衰退…Ⅱ

2017年06月19日 | 国際政治
金融機関等企業の英国からEUへの移転の動きは徐々に進むと予想されるが、何よりも欧州へ進出しようとする企業が本拠を英国に置くような愚挙はしなくなるだろう。
メイ首相の政権基盤も弱体化しEUとの離脱交渉は一段と困難さを増すだろうし、堅調を続けてきた経済も中長期的には暗いと言わざるを得ない。
最近英国内で相次ぐテロや事故は大国衰退を暗示していると言うのは言い過ぎだろうか。
中東・インド・中国・アジア・南米・オセアニア、英帝国主義が世界中にばらまいたトラブルの種は未だに尾を引いており、世界はその後遺症に今も悩まされて続けている。
英国が衰退の道をを辿っても冷ややかに黙視されるに違いない。

アメリカの問題は更に深刻だ。
トランプが大統領の座に4年間居続け、今迄のように口にするのも恥ずかしい様な主張を声高に言い立てれば
アメリカは確実に国力を失って行くに違いない。
自己抑制が効かず、礼儀を弁えず、非論理的、幼児性丸出しで、品性・品格の欠如、外交・経済の知識さえ覚束ない人物を国のトップに選んでしまったのが、アメリカの不幸の始まりである。
今や米国を尊敬の眼差しで見つめる人は居なくなってしまった。トランプがアメリカの真の姿を白日の下に晒していまったのである。
トランプがアメリカ・ファーストを叫んで顰蹙を買っているが元々アメリカは何時の時代もそうだった。
歴代大統領と異なりトランプが選挙戦術で言ってはいけないアメリカの本音を大声で叫んでしまったに過ぎない。
世界の警察官を名乗って戦争を仕掛け、紛争に介入してきたのは、自国にメリットがあるからであって日米安保条約も含め、外国のためにボランティアをしていたわけではない。自国ファースト、自国ベストの選択がそうだった、というだけに過ぎない。ファーストのテーマが貿易であったり、雇用であったり、石油・農産物・金融等テーマが時と場所で変わるだけでアメリカ・ファースト」と言う基本政策はは何ら変わらないのである。
TPPからの離脱にして元々TPPはアメリカ・ファーストの政策で日本に押し付けようとしたが、それでは手ぬるい、二国間の方がごり押し出来ると言うだけに過ぎないのである。

イギリスを中心にヨーロッパからの白人移住民はキリスト教布教と表面的な民主主義の美名の下に人権を無視し先住民から土地奪い殺戮を繰返して出来上がった建国時の独善的体質は脈々と受け継がれて今に至っている。国益追及の思想的支柱はアメリカ白人の選民思想に由来するのである。



仏マクロン政党の圧勝と米英大国の衰退…Ⅲに続く


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