追憶の彼方。

思いつくまま、思い出すままに、日々是好日。

日の丸、君が代…(2)

2016年12月13日 | 文化・文明
「君が代」について多くの書物では紀貫之による勅撰集「古今和歌集」に収録された賀歌の一つと紹介されている。
しかし読み人知らずのこの歌は「わがきみはちよにやちよにさざれいしの…」となっていて実際には長寿の人を祝う為の歌で天皇だけを対象にするものでは無かったという事である。
ところが宮内庁保存の「和漢朗詠集」(13世紀編)では「きみがよは…」に書き換えられており、鎌倉、江戸時代を通じて謡曲、祭礼歌等として公家・武家・庶民の間で縁起の良い歌として歌われていたようである。
将軍家や公家の間では「君がよは…」の君は「あなた」ではなく主君、君主を指す言葉に変質し、明治以降は天皇を指す言葉に変わったと言われている。

チェンバレンが英訳したのは勿論「君が代は…」A thousand years of happy life be thine! Live on, my Lord、 till what are pebbles now,である事は言うまでもない。
 
「君が代」の意味を学校で教わった記憶は全くないが、天皇を中心とする国家主義的な内容を感じ取り何となく親しみが涌かず現在に至っているというのが本当のところである。

日本国政府の公式見解は、「(「君」とは)『日本国憲法下では、日本国及び日本国民統合の象徴であり、その地位が主権の存する国民の総意に基づく天皇のことを指す』『『代』は本来、時間的概念だが、転じて『国』を表す意味もある。『君が代』は、日本国民の総意に基づき天皇を日本国及び日本国民統合の象徴する我が国のこととなる』(君が代の歌詞を)『我が国の末永い繁栄と平和を祈念したものと解するのが適当』」としている。
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