第3弾リメイク「怯えと決断と疑い」
ネネとサヤは、
ひさめに言われたことで、
その意見に反論できるような思考をするどころか、
ただ怯えてしまい、言葉が出なかったのだった。
ひさめは二人が表情には出さなかったものの、
明かに自分の一言で怯えているのがわかったので、
自分が二人に話したように覚悟を決めると、
怯えている二人をさっと押すように内開きの扉側に移動させた後、
扉が開いた場所の前で、
スコップを構えてから、
「さあ、入って来なさいよ!
ここにいるのは私とネネだけだから」と大声をあげたのだった。
「聞いただすか?」
「ああ、ひさめちゃんにそっくりな声だな。でも、変だ」
「賢明もそう思っただすか?
今、私とネネだけだと確かに言っただすよな。
何故、そんなことを言うんだすかな?
うーん?」
「おかしいよな」
たまおと賢明は共にひさめの言葉に疑い
を抱いたことを囁き合った後、
たまおがまず先に、
「これは罠かもしれないだすな」
と賢明の耳元で囁くと、
「俺もそう感じた。
ひさめちゃんとネネちゃんの二人だけだ
ということを強調しただけでなく、
入って来なさいよ。
というのが怪しすぎる。
おそらく、
二人が敵につかまって、
脅されて言わされているんじゃないか?」
「そうだすな。
この扉の構造だと僕らの方が不利だすからな。
だすが、
二人を助けないといけないだすしな」
「そうだよな。
うーん...」
たまおと賢明はそう囁き合うと、
何か妙案がないかと二人揃って考え込んでしまったのだった。
(続く)
トラックバック
- この記事のトラックバック Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。
- 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
- 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
- このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
- ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。








