さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
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拳闘見聞の日々。

久田戴冠/大沢再起/またも恣意的な?/関係悪化/唯一無二

2017-04-25 13:04:05 | 関西ボクシング




先の金曜日は、府立地下に行きたかったのですが、残念ながら行けませんでした。
堀川謙一vs久田哲也の日本ライトフライ級タイトルマッチは、過去2敗の久田が判定勝ち
BoxingRaiseの動画配信で見ましたが、なかなかの好試合でした。

序盤、久田が右の強打を狙い、堀川はそれを凌いでボディから攻める流れ。
重心を低めにして入り、攻め上げてくる堀川に、久田が左右を合わせると、
堀川も上下にパンチを散らして対抗し、久田は逆にボディを狙う。
攻防の切り替えが共に鋭く、正確。レベルが高く、日本タイトルに相応しい内容。

4回と6回、堀川がバッティングか何か、判然としませんでしたが減点を2度取られ、
双方の応援団が、リングを挟んで言い合いになる場面もある中、
7回早々、久田が出て左フックをヒット。堀川をロープ際に追って追撃の連打。
久田が攻め、クリンチに出ようとした?堀川が前にのめって倒れ、これがダウンの裁定。

ダメージによって起こったダウン、と見た裁定なのでしょうが、ちょっと微妙にも思えました。
難しい判断ではあったでしょうが。

試合内容自体は接戦だったと見ましたが、減点ふたつに加え、このダウンがあり、
採点上では、はっきり差が出ました。
久田は三度目の対戦にして、初めて堀川に勝利。日本タイトル獲得となりました。

堅実な技巧と共に、パンチの威力も増している印象の久田は、拳四朗との対戦が流れ、
気の毒な面もありましたが、その代わりに、早々にこれまた闘い甲斐のある相手、
堀川との試合がセットされ、見事に勝利しました。

世界上位、というか王者が国内に多数いる階級で、これからさらに上昇して欲しいところですね。
見応えのある試合ぶりでした。堀川にも拍手したい内容で、出来れば会場で見たかったですが。


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大沢宏晋、再起戦は6月4日、堺で
相手はWBA15位のエクアドル人、フリオ・コルテス。13勝11KO無敗。
けっこう、手強いところを選んだような印象です。実際は見てみないと、ですが。

日曜日、刈谷の会場で、大沢の姿を見かけました。
大沢に敗れたのを最後に、8連続KOで王座に駆け上がった坂の姿は、
彼の目にはどう映ったのでしょうか。

あの熱戦のあと、両者はスパーリングを何度もやるなど、交流があり、
大沢が坂にいろいろアドバイスをする、という関係にあると聞きました。
闘う男の友情、素晴らしいですが、同時に、再戦を見たいという気持ちもありますね。
まあこれは、ファンとしての勝手ではありますが。


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土曜日、府立地下の試合で、リング渦が起こりました。
OPBF王者、大石豊が最終回TKO負けで王座陥落、ダメージ甚大で緊急搬送されたと。
幸い、開頭手術には至らずとのことですが、引退の方向と報じられています。

これは実際に見ておらず、動画も見当たりません。
ただ、伝聞ですが、見るからに深いダメージを負っていると見えたにもかかわらず、
陣営が棄権せず、レフェリーも試合を止めず、結果として余計に打たれた選手が、事故に遭った。
非常に恣意的なレフェリングであった、という見方がある、ということです。

少し前にも、WBOアジアの試合で、どう見てもまともなクリーンヒットで日本の選手が
倒されたにもかかわらず、平然とスリップダウンの裁定を下した例がありました。

結果を知っている試合を、ネットの動画で見て「え-!」と声が出ることなど、
普段はほとんどありません。笑い事では済まないような、常識外のトンデモ裁定でした。

数年前から、一時期実現していた正常化への流れが止まり、逆行しつつある、と
折に触れて感じることがありましたが、全体的にはマシになりつつあると感じる反面、
時にこのような、恣意的な裁定、試合運営が依然として行われているのも事実です。

広く取り上げられたり、問題視されたりはしていないようですが、暗澹たる気持ちになります。
何とか、再び正常化の流れに戻ってほしいものですが...。

タイ陣営側の撮影と思われる動画がありました。
ラスト2つのみで、画質も良くないですが、ことの次第はだいたい見られます。


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一時、関係良好と言われたプロアマの間で、またこんな問題が。

なんというか、いかにも昔懐かしいプロアマ関係、という感じの話題ですが、
こと少年ボクサーたちの話で、大人同士が揉めているというのは、どうにも気持ちの悪い話です。

どちらがどう、という断を下せるほど、事情を詳らかに知っているわけではないですが、
なんとか、風通しの良い関係を構築することは出来ないものですかね。
東京五輪という大イベントを控え、プロアマ協力の元、ことに当たってもらいたいものですが。


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高視聴率獲得、なんだそうです。

数字と中身が釣り合わない、なんていうのは何の世界でもあることでしょうが、
正直言って、ここまで来ると理解不能です。
ボクシングファンとしての勝手な気持ちを有り体に書けば、
大勢に見てもらいたいという気には、まったくならない試合でした。

そして、どれだけ良い数字が出ようと、それが発展的な何事かに繋がるかというと、
そんな期待はするだけ時間の無駄、というのが現実です。私はもう飽きました。

試合前後の「話題」という、いわば幻の世界に棲み続ける井岡一翔は、
ある意味では確かに、唯一無二の存在として、永遠に記憶されるのかも知れませんね。


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3 コメント

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Unknown (Neo)
2017-04-25 16:31:24
プロアマの問題、ジュニア世代に直接かつ大いに影響する話の様ですね。
詳細な経緯は知りませんし、知りたくもないというのが本音ですが、どうせ双方のこれまでの因縁•感情のもつれに起因する、権益闘争でしょうね。まあくだらないの一言です。
こういった問題に対して、業界全体の繁栄の礎となる、双方にとって共通した重要な問題であり、長期的視点からwin-winの関係を築く他ないという大義を説きながら、双方の要人小人の気持ちを溶かしつつ説得出来る人物がいないものでしょうかね。新田会長の様な人格者で双方にコネクションのある様な…
やっぱり、競技的に脳にダメージが大なり小なりきてしまい、組織運営責任者となる頃に、前頭葉障害、言語的論理性の未発達となって現れ、その結果、刹那的権益の前に屈してしまい、組織運営がうまく運ばないと断言出来るのではないかと妄想暴言して、締めくくりたいと思います笑
Unknown (R35ファン)
2017-04-25 21:14:20
こんばんは。大石さんの戴冠試合は生で見ましたがあれは身体が一回り小さく、パンチに脅威の少ない、しかも不調だった細川さんにギリギリ勝っただけ。本来タイトルホルダーとしての力量は無いと思ってたのでこの様な厳しい勝負はかなりきついと見てました。無理なゲタを履かせ、無理させた結果がこれです。陣営もレフリー諸氏も猛省願いたい。
さて、例の唯一無二様は、高視聴率を自慢してましたがそれはつまりあのつまらん戦いをそれだけ多くの人に見せてしまった訳で、初めて見た人にはボクシングはあんなもんだ、と感じられたと言う事ですよね。あの試合でよくもまあ感動等と言えましたね。確かに井岡は最近ギャグ言ってんのか?と思ってしまいます。
コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2017-04-26 14:07:20
>Neoさん

育成年代の底辺拡大、という理念は、どちらにも通じるもので、有益なものであるはずなんですが、それよりも優先されねばならぬ何事かが、果たしてあるのだろうか、というのが傍目には不思議ですね。まあ双方に、というよりはアマチュアの方に、色々言いたいことがあるのだろう、と思いはしますが、それとて...という感じです。

>R35ファンさん

さいわいにして開頭手術に至らずとのことですので、安心して言わせてもらえれば、レフェリングやセコンドワークの問題と同時に、あの戴冠試合で露呈していた、選手としてのレベルも問題の一因かもしれません。あの日のフライ級の試合でも感じましたが、あの段階の選手を12回戦に出していいのか、という。体力的にも技術的にも不足だらけで、それが重量級であることも含め、非常に危険だったと、今にして思うところです。
正直、井岡の今回の試合が高視聴率を獲得、というのは...世の中には私にはわからないモノの見方があるのだなぁ、と言うしかないですね。内容どう以前に、そういうことが起こりうる「絵」ですらなかった、見ていてただただ「貧相」なやなぁ...としか思えなかったですけどね。

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