さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

復帰表明/疑念もあるが冥福を/返上/また二世登場/共に歩む

2016-10-14 05:15:44 | 話題あれこれ



内山高志が自ら再起表明をしました
ジェスリル・コラレス戦はほぼ決まり、大晦日開催となるとのこと。

本人の言は様々に報じられていますが、やはり序盤あれよあれよと攻め込まれ、
そのまま負けてしまった試合内容に悔いあり、ということのようです。
予想外の先制攻撃、スピードのみならずパワーや体格も想定外だったということでしょうか。
その部分さえ読み違えていなければ...という気持ちなのでしょう。

しかし、仮にその想定さえ違わなければ、というのが、あの敗戦の真実だったとしても、
それが一度結果として出た以上、二人のボクサーが再び相まみえる時には、
その結果そのものが真実に取って代わり、両者の間に、大きな差を生んでしまうことも多いものです。

ジェスリル・コラレスと内山高志の間に生まれたひとまずの結果もまた、
そのように作用するのではないか。
それとも内山高志が、自らの思いどおりに、勝てるという確信をもって、
あの敗北を無きものとし、雪辱を果たせるのか。
正直、内山にとって、これまでになく心身共に厳しい挑戦となるでしょう。

しかし、王者となったコラレスの側から見ても、ひとつの防衛戦も挟まず、
王者としての経験を積むこと無く臨む直接再戦は、かなりの試練です。

それぞれに立場は違えど、大晦日のリングで、両者は共に過酷な状況を経て、
それぞれのやり方で固めた拳を再び交えることになります。
ありきたりですが、目を離せない緊迫の一戦となることでしょう。

まずは正式発表を待ちますが、これもまた、直に見ておきたい...という思いが強まっています。
我ながら馬鹿で、困ったことだなぁと思いますが...。


===========================================


アーロン・プライアー死す
一見、八方破れながら、実は巧く精密に、相手の急所を狙い打つ「シンシナティの鷹」。
その勇姿は鮮烈な記憶と共にあります。

70年代を席巻した中南米の雄、アントニオ・セルバンテスとアレクシス・アルゲリョを下し、
80年代のアメリカ覇権奪還「パックス・アメリカーナ」の一翼を担ったヒーローの一人でもありました。


しかし現役時代、最盛期から疑われていた薬物その他の疑惑が、
彼を手放しで英雄視する気持ちに影を落としているのもまた事実です。

アルゲリョとの第一戦における、致命的と見えた被弾の数々をものともしない反撃は、
今見ても驚異ですが、それを支えたものが、我々が思う範疇を越えた何物かだったのだとしたら。
どうにも割り切れない気持ちも残ります。

しかし、現役晩年から引退後の様々な問題から立ち直り、経済的に恵まれているとはいえないながら、
穏やかな晩年を過ごしたとのことです。
日本の中量級としては史上希なる逸材、亀田昭雄との邂逅を描いた「神様のリング」には
その様子が詳しく描かれていて、嬉しく思ったものです。

また、時間があれば読み返してみようと思います。ご冥福を。


===========================================


嫌な話題絡みですが、薬物云々というと、この話ですね。
タイソン・フューリー、ついにふたつの王座返上

試合内容への評は様々なれど、クリチコ攻略を果たし、ふたつのベルトを引っさげて
対抗王者との対戦をアピールし、クリチコとの再戦も決まっていたというのに、
残念なことにこの有様です。

繰り返しですが、これまでの試合ぶりを見るに、クリチコに成り代わって時代を画す、
というような器だとは思っていませんでしたが、今後次第でそれも変わる、変えうる立場にはいたはずです。
しかし、何もかも全部、台無しになってしまったようですね。残念なことです。


===========================================


中部初の世界王者、畑中清詞の子息が、プロデビューとのことです。

ジュニア世代のアマチュアとして活動していたという話でしたが、タイトル獲得、
大会優勝には手が届かなかったようです。しかし42戦のアマチュア歴があるとのこと。

さすがに、父ほどの天才、逸材というわけにはいかないでしょうが、
若くして父と同じ道をゆく決断をしたことには、敬意を払わねばならないでしょう。
順調に伸びていってほしいものです。

それにしても、80年代後半、低迷期の日本ボクシング界に差した曙光として、
高橋直人と共に現れた10代のスーパーホープ、畑中清詞の息子が、もうプロになるんですね。
そら、歳取るはずや...という感じです(笑)。


===========================================


共に歩めるか、という記事です。

なんというか、色々味わい深い文章です。
薄汚い駆け引きと、目先の欲得しか頭に無い人たちの話でも、
書きようによってはそれなりに、いっぱしのお話に出来るものです。
ある意味、実に行き届いたプロの仕事、という感じです。

しかし、共に歩めるか、ですか...まあ、業界の方々がどうしようと、
わしゃもう知らん、好きにしなはれ、と言うしかないですけどもね。


ジャンル:
ウェブログ
コメント (4)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 「15」の縛り/徒花/OPB... | トップ | 正式発表/抜粋しました/生き... »
最近の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
見るのが恐い。 (アーサー)
2016-10-15 18:07:01
コラレス対内山の再戦、いよいよ発表間近ですね。まさか本当にこの再戦がこのように早く実現しようとは、長くボクシングを観戦してきましたが思いもよらない事でした。

内山からすれば…あれほど相手の若さと速さに翻弄され、ほぼ一方的に完敗と言ってよい内容だった前戦からチューンアップも挟まずのダイレクトリターンマッチ、ただ観戦するだけのこちらまでその日がくるのが恐ろしいような、または待ち遠しいような、今はそんな複雑な心境で過ごしています。先月に生観戦した府立の二大タイトルも同じ心境でしたが(苦笑)

ボクシング界の今年の締めくくりにふさわしい、内山の鮮やかなリベンジと王座返り咲きを強く強く願っています。
コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2016-10-15 22:55:47
>アーサーさん

一時は難しいような情勢だと伝わりましたので、ないか、と思い、残念なような、しかしどこかで安堵するような気持ちでいましたが、情勢の変化により実現へ進んでいる、と言われると、それはそれで嬉しくもあり怖くもあり...まあ、勝手なものですね、人間というものは(笑)
直接再戦は勝った方にも負けた方にも、負担の大きい、厳しいものかもしれませんね。結果次第で、初戦への評価が覆り、キャリア全体への評価もまた変わりうる。ボクシングの試合とは全てがそうなのかも知れませんが、結果一つが生む落差の大きさというものは、こういうときが一番大きいことでしょう。
内山の心中において、前回の敗北がどのように捉えられていようとも、いざ現実のリングでそれを証さねばならない。そのために彼が費やす労苦はきっと膨大なものでしょう。それを乗り越えてリングに立ち、雪辱を果たす、正しく難事だと思います。成否は否応なしに出ますが、その場に赴く内山高志を応援せずにはいられませんね。

はじめまして (miata)
2016-10-18 21:30:36
よろしくお願いします。

共に歩む>

ノコノコ戻ってきて、今さら何処に需要があると言うのでしょうか?
私には思い付かないのですが…
先月大阪での激闘のおかげで、ボクオタは幸せな気分に
浸ってるというのに、また胡散臭い世界に戻るのは
勘弁です。
コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2016-10-19 05:34:46
>miataさん

初めまして、こちらこそよろしくお願いします。
需要、という話になると...もちろんボクシングに深くは興味を持たず、数あるスポーツのひとつとして、目に止まったときに見る、というくらいの層には、それなりにあるんでしょうかね。そういうのを需要と言うべきかどうか、よくわかりませんが。
まあ、私なんか他のスポーツ見て、例えばビーチバレーの誰々さんは有名だが実力は...と言われてもさっぱりわかりませんし、そういう感じであの胡散臭いのが、いっぱしのチャンピオンだなんだという風に見られたりはしているのかもしれませんね。
ただ、かつての長兄が集めた多大な注目や、高視聴率を再現することは出来ないでしょうし、三男の海外での挑戦も「持ち込み試合」や、例外的にレベルの低い指名試合に勝ったのみで、その後は欧州の二番手クラスに連敗したりと、実力的にも限界があり、先行きはどう考えても厳しいでしょうね。もちろん狙い目を見つける目利きの鋭さだけは超一流の陣営ですから、そういう道をいくのでしょうが。
で、改めて需要の話ですが、物好きな支援者、後援者たちとの間で、需要と供給の関係が成り立てば、まずはOKなんでしょうね。そのために体裁を取り繕うような試合を作り、こなしていくんでしょう。結論としては、ボクシングファンにとっては、徹底的にどうでもいい存在です。ホンマにしょうもない、いつまでやっとんねん、という気持ちです。もっともこれは、彼らの活動を支えている人たちに対して言うべきことなのかも知れませんが。

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL