皐月の部屋

日々思いのままに

京都南座 顔見世

2009-12-25 13:54:31 | 歌舞伎ほか
年末恒例の京都南座顔見世、昼の部を観てきました。東から菊五郎、左團次、玉三郎、など西は藤十郎、秀太郎、仁左衛門など顔見世にふさわしい豪華な顔ぶれで舞台、観客席ともに華やかな雰囲気を楽しんできました。

  

幕開けは岡本綺堂の新歌舞伎「佐々木高綱」で芝居としては地味ですが、梅玉の高綱は役がよくあっているように思いました。

次は「一條大蔵譚」で菊五郎の「大蔵卿」は初めて観ましたが、阿呆ぶりはほどよく、お公家さんらしい気品もあり、さすがと思いました。

次の「お祭り」は歌舞伎舞踊で、今年の松竹座初春大歌舞伎では仁左衛門の鳶頭と孝太郎の芸者で親子共演でしたが、この度は仁左衛門の鳶頭に大勢の若衆が絡んで賑やかに踊りました。(いなせ)という言葉は仁左衛門のためにあるのではないかと思うほどで、仁左衛門自身も楽しんで踊っているように感じました。

最後の「恋飛脚大和往来」の「封印切り」は勿論籐十郎の忠兵衛で、秀太郎の梅川、玉三郎のおえんでした。秀太郎の梅川と玉三郎のおえんは逆の方がよかったのでは、と思いました。玉三郎おえんは渋い着物で垢抜けて粋な姿がとても素敵でした。
それと最後の花道の引っ込みで藤十郎忠兵衛はやり過ぎ、少ししつこい気がしました。

これで今年も終わりだなあという感じです。


金婚式ほか

2009-12-09 16:10:11 | その他雑談
金婚式
早いもので今年結婚50年、金婚式を迎えました。
いろいろありましたが、今となってはみんな遠い昔のこと、何とか無事にここまでこられたことには、本当に感慨深いものがあります。親子は一世、夫婦は二世といいますが、大勢の人の中から縁あって共に暮らして半世紀、本当に縁というものの不思議さに今さらながら思い至っています。
これからもいろいろあるでしょうが、周りに感謝しつつ最期の時にはよい人生だったと言えるように、過ごしたいと思っています。

住吉大社
先日新聞に住吉大社の反り橋(太鼓橋)が架け替えられ、地元の三代ご夫婦の渡り初めがあったという記事が掲載されていました。お正月を前にして新しくきれいになった橋を渡って初詣ができるということは気分も新たによいことですね。



私の記憶に間違いがなければ、この太鼓橋は淀君が寄進されたと聞きましたが、その時の橋の土台はそのままにして上に架かる木造の部分がこれまでも架け替えられてきたようです。
平成23年には御鎮座1800年の記念大祭と第49回式年遷宮も行われるそうです。
最近まで何十年という長い間住吉大社の近くに住んでいて、子供たちも境内の杜を遊び場にしていたことなどもあって、懐かしく記事を読みました。