映画@運命を分けたザイル

2006年03月16日 10時56分39秒 | 映画 あ行
未踏峰のシウラ・グランデの初登頂に成功した
二人のクライマー、ジョー・シンプソンとサイモン・イェーツ
しかし、帰途に山は一転し嵐に見舞われる
視界ゼロ、体感温度マイナス60度という悪条件の中、
ジョーが滑落、骨折、氷の絶壁の上で宙吊りという
絶対絶命の状況に!!

二人を繋ぐのはたった一本のザイル。。

実話だというので観てみたのだけど
冒頭から生還した二人が出演しているので
無事帰って来ているとわかり少し安心する。が、緊迫した映像が
繰り広げられるには違いない
この二人が、当時の事を語りながら回想シーンのように
ストーリーが進む、ドキュメンタリーな作品

足を骨折したジョーをザイル一本、一人の力で降ろす事自体
普通じゃ出来ないと思える中
宙吊りになってしまったジョー、下は氷のクレパス
必死にザイルを登ろうとするが、それも限界が来て。。
しかしサイモンからはその状況は全く見えない。。
サイモン自身も、これ以上持ちこたえられないという限界が。。
二人落ちてしまうか、凍えて死んでしまうか。。
選択はひとつ、ザイルを切ったのだ。。

この事は、後にサイモンへのバッシングとなってしまった。。
でも、そうするしかなかったとしか思えない
見捨てたと言ってしまえばそれまでだけど
ザイルを切ってしまった、サイモンの方が心の傷は深いと思う

クレパスに落ちたジョーは、奇跡的に命は助かった
ここからのジョーは凄かった、足の痛み、孤独、恐怖、渇き。。
途中何度もくじけそうになる。。精神的な限界が何度もやって来る
そして、絶望の中から生還して来るのだ!!
これは観ていて痛かったし、ジョーの精神力の強さには圧倒される
ジョーは、この後二年間で六回の手術を受けたという事だから
相当な重症を負った中でだ。。

そこに山があるから登るという登山家の気持ちは、私にはわからない
こんな思いをしたジョーは、また山に登っているというのだから!!

さらに、「こんなリアルな撮影をいったい誰がしたんだー」と
すぐに思ったのだけど、二人が実際にこの山に登り撮影したそう
これも驚きだ!!


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
凄かったですねぇ (なぎさ)
2006-04-24 10:41:27
これは感動するというより、ひたすら驚きですよね。

人間ってけっこう生きられるんだぁ~なんて。

それにしても、あんなにしてまで登りたいという登山家の気持ちは分かりません。。。
ほんとに (satty)
2006-04-24 12:09:28
なぎささん

そうですねー、ひたすら見入ってしまいました。

ケガを負っての下山、痛すぎです。。

登山家って、きっと普通じゃない精神力とか判断力を

持っているのではないかと思いました。

私も彼らの気持ち、分かりません。。