灼眼のシャナ第１２話・「ゆりかごに花は咲いて」を見て

　今回は、悠二をめぐっての吉田一美対シャナと、贄殿遮那をめぐっての愛染兄妹対シャナの、二つのバトルのお話。


　はい、まだ朝も早よから２人でいる所を見られたら、そりゃ…親密な２人が、爽やかな汗をかく運動をした後に、早朝の風に当たりに来たとしか思えませんから、吉田ちゃんの戸惑いもわかりますね。
　
　今回では、池の余計なお節介気味の産物とはいえ、吉田ちゃんがとうとう煮え切らない態度を廃し、自らの思いを伝えようとマジになります。シャナも、その思いを聞いて初めて自分の感情が「好き」であることに気付いたんですか…昨日までアレだけ自分の気持ちが分からなかった子とは思えませんな。ライバルが出現して、初めて意識する…差し詰め、郵政が民営化された事により、民間がライバルになった為、お役所仕事からの脱却を図り企業努力をするようなもんですかね。


　ところが、恋のバトルの最中に、愛染兄妹が自在法を発動した事により、そっちのバトルは中断。邪魔しやがって！という視聴者の気持ちを、シャナが代弁してくれちゃってます。

　愛も変わらずヘンターイな兄妹ですが、ソラトは華奢な外見の割に凄腕であったり、ヤられてもすぐに復活するなど、その強さの仕掛けが大仰そう。それにしても、一回ソラトがやられる所など、「オイオイ、随分決着が早いな」とか思ったりもしましたが、フリアグネを始末したあっさり加減から、それもアリかと納得しかけました。が、そうは問屋が卸さない様です。

　今回は色々な含み…例えば、悠二の肩に手を掛けた人物は誰？とか、池も吉田ちゃんに気があるとか、兄妹とのバトルが終わった瞬間に今度は恋のバトルが再開するのか？など…がありました。

　取りあえず、新年を挟むという事で、こちらも一端情報を整理する事が出来るなど、また新しい気持ちで臨む事ができそうです。個人的には、恋愛模様の方もかなり気になるんで、バチバチのセメント恋愛バトルなんかも期待しちゃっていいんでしょうかね？　


　しかし…Ｂパートのアイキャッチが手が込んでましたな。三週連続で愛染兄妹に少しずつ動きが付いてる…しかも今回はバナナを口移し？？後ろのシュドナイの汗がいい味出してます。

　
　お話★★★・・これから吉田ちゃんとシャナの仲はどうなるんでしょうか？２人は一応は親しい仲だった様なんだが。
　作画★★★・・まずまず。ローアングルが多くてハァハァ。