主の家、神の庭

茅ヶ崎シオン・キリスト教会と聖鳩幼稚園の共同建築プロジェクト。
新しい会堂と園舎ができるまで。

キンモクセイ咲いた

2013-10-17 11:13:49 | 日記
3月に移植を済ませたシンボルツリーのキンモクセイは
夏を越えても葉っぱがちょろちょろで
以前のこんもりした木とはほど遠い姿です。

10月に入って、近くを通りかかったとき、
甘~い匂いがしたので見上げてみると、
オレンジ色の小さな花がたくさん咲いていました。



がんばっているのだなぁとうれしくなりました。



しかし現実はきびしく...
数日後には台風の雨と風ですっかり花は散ってしまいました。

キンモクセイ負けるな!
また子どもたちに木陰を作れるように大きく育て!

小さい秋

2013-09-12 18:29:57 | 日記
窓の外が見えるとなんとなくカフェのような明るい教会のエントランスですが、





だんだんとあたりが暗くなり、



夜になるとどこか山小屋のような印象に変わります。



床に設置されているオンドルの中を自由に移動しているスズムシが
秋の風情をいやでも盛り上げていてくれます。
(どこから入ったのかな...?)

真冬に完成した新教会堂とともに春、夏と季節を駆け抜け、ついに秋...
何もかもがはじめてでした。
そして...はじめてのクリスマスが今からとても待ち遠しいです。

茶色の滝から白い滝へ

2013-08-31 18:36:24 | 日記
教会の外壁や屋上のデッキがいいかんじで白茶けてきました。
塗装をしない外壁の経年変化については、最初から私たちの大きな関心事で、
大倉山観音会館や駿府教会の見学に行ってみたり、
「どうなるんでしょうか。」「大丈夫でしょうか。」と建築家を質問責めにしました。

塗装にもメリットがたくさんあるのでしょうが、
あるとき、写真で見て「素敵だ~!」と思った塗装された建物の実物を見たときに、
「あれ?なんかホームセンターのガーデニング売り場っぽい...」と
やや失望したことがあります。

テキトーなアマチュア集団である教会としては、
「完全に色がぬけるまでの中途半端な時期がヤバイかも...」という心配もありましたが、
私たちの予想以上に早く色が落ちていきました。



施設にふたつあるガーゴイルから雨水が滝となって流れます。
竣工直後は、この水が木の灰汁で赤茶色でした。
私は以前住んでいたケニアのティカという町のブルーポスト・ホテルから眺める
茶色い濁流の滝を思い出し、あの滝はまったくもってブルーではなかったと
どうでもよいことを考えたものです。



現在は無色透明の滝になりました。
雨が突然やんで、光が差し込んで、小さな虹が見れたら、子どもたちが喜ぶだろうな...
などと、空想するのでした。



滝の流れを受け止めるのは埋め込まれた土管です。
中には石がぎっしりつまっています。
晴れの日には土管のふちに幼稚園の先生と子どもが座ってお話しているのを見かけます。
きっとお気に入りの場所なのでしょう。

青、赤、黄色、緑の話

2013-06-05 13:06:36 | 日記


聖鳩幼稚園の家庭講演会が茅ヶ崎シオン・キリスト教会の礼拝堂で行なわれました。
建築家の手塚貴晴さん+由比さんが今回の講師です。

お話は手塚家の「自分の色」の話からはじまって、過去の建築作品の話、
施主さんとのやり取りから得たヒントの話など、
楽しいお話が次々に飛び出しました。



いつも思いますが、手塚さんも由比さんもお話がとても上手です。
建築にはあまり興味がなかったかもしれないお母さんたちも
すっかり引き込まれていました。



講演会後には屋上に上って海から吹いてくる初夏の風を感じながら
お母さんたちのいろいろな質問に答えてくださいました。

うれしい結婚式

2013-05-12 18:48:58 | 日記
新しい教会堂ではじめての結婚式がありました。



挙式をされたのは教会堂と園舎の設計・施工管理をしてくださった
手塚建築研究所の担当所員のお二人です。
教会にとっても、とてもうれしい、特別な結婚式でした。



関わってくださってかれこれ4年、
その間、週に1度、多い時は3度も4度も、雨の日も風の日も、
茅ヶ崎まで足を運んでくださいました。
細部の細部までこだわった礼拝堂でのウエディング、
感慨深いものがあったのでしょう。
新婦さんは泣きっぱなしでした。
新郎さんは対照的に喜びにあふれて終始笑顔でした。



予想はしていましたが、結婚式にぴったりな礼拝堂。
神聖で温かい雰囲気の中、愛の誓いがなされました。



披露宴で出てきたウエディング・ケーキは教会と幼稚園の形です。
最高に楽しくて素敵な式になりました。