アリの一言 

オキナワ、天皇制、朝鮮半島の現実と歴史などから、
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辺野古の現場から② たたかいが生きるのは翁長知事が「撤回」してこそ

2017年07月15日 | 沖縄・翁長・辺野古・...

     

 前回の「辺野古から①」に補足します。
 「島ぐるみ会議」などが毎朝運行している辺野古行きのバスは、だれでも利用できます。そしてもちろん、現地へ行ったからといってみんなが「座り込み」などの反対行動に参加しなければならないわけではありません。

 行きのバスの中で行われた現状報告(学習)で強調されたのは、「工事はまったく順調には進んでいない」ということでした。
 K9といわれる現場での護岸工事は100㍍伸びたところでストップしています。消波ブロック(テトラポット)は全部で約56000個必要だとされていますが、現在約100個投入されたところです。「工事が進行しているように言われるのは、反対しても無駄だと思わせるため。本土では工事の実態がまったく報道されていない

 だからこそ、まだ間に合う、今が重要なのだと痛感しました。

 「初めて参加した本土の人」として、私にもマイクが回ってきました。考えていることを率直に述べましたが、その瞬間、バスの中の空気が変わりました。「翁長知事はどうして埋立承認を撤回しないのか理解できない。撤回は選挙公約だったはず。撤回すれば工事は止まるのに」と言ったからです。

 それまでの和気あいあいの雰囲気から一転張り詰めた空気に。そして私に対して質問がされました。「撤回すればどうして工事が止まると言えるのですか」。さらに、帰りのバスでは、別の人から、「知事はなぜ撤回しないのかと言われたが、翁長さんはまったくぶれていない」と私への反論がなされました。

 バスを主催した「島ぐるみ会議」は明確な翁長支持。そのバスに乗った「本土」の人間が翁長氏を公然と批判したのですから、異論・反論は当然でしょう。
 しかし、私は今回辺野古の現場に行って、「座り込み」と「引き抜き」を間近に見て、あらためて確信しました。現場のたたかいだけで新基地建設を止めることはできない。知事権限の行使と一体となってこそ現場のたたかいが生きてくる。今行使すべき知事権限とは、いうまでもなく「埋立承認撤回」を直ちに行うこと。

 翁長氏はこの日(12日)、東京に出張し、大型MICE施設の財源支援を鶴保沖縄担当相に要請しました(写真右。13日付沖縄タイムスより)。翁長氏は、自民党の二階幹事長や西銘恒三郎衆院議員ら政権与党にも協力を依頼しました。記者団に「頑張りなさいなどと前向きな回答だった」(13日付沖縄タイムス)と語っています。

 知事だから経済問題で政府に陳情することはもちろんあるでしょう。しかし、自民党にまで頭を下げる必要はありません。まして、この政府・自民党との面会の中で、辺野古の埋め立て(違法工事)については一言も触れていません。現場との”温度差”は歴然としています。

 辺野古の現場でたたかっている人びとの多くは60代以上の高齢者です。文字通りの命がけのたたかいにはただ尊敬と感謝しかありません。繰り返しますが、そのたたかいが生かされるのは、県知事・翁長氏の「承認撤回」があってこそです。

 毎日辺野古の現場に投入されている労力の10分の1でも県庁と県議会へ向け、翁長氏と県政与党に対し、直ちに「承認撤回」を行うよう働きかけるべきです。

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