アリの一言 

オキナワ、天皇制、朝鮮半島の現実と歴史などから、
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安倍首相に助け舟を出す「ジャーナリスト」たち

2017年08月05日 | 安倍政権とメディア

     

 共同通信の世論調査では安倍改造内閣の支持率が8・6㌽上昇して44・4%になったとか(不支持率は9・9㌽減の43・2%)。悪い予想が当たってしまいました。
 前回のブログで述べたように、この責任の大半は劣化した日本のメディアにあります。

 同時に、「政治評論家」としてテレビに出演する一方、安倍首相と陰に陽に「密談」を交わし、政権に助け舟を出している「ジャーナリスト」と称される人物たちの存在も見逃せません。
 ここでは、田原総一朗氏と田崎史郎時事通信社特別解説委員(写真右)を取り上げます。

 稲田朋美氏が安倍氏に防衛相の辞表を提出して約2時間後の28日正午すぎ、田原氏は首相官邸で約1時間半、安倍氏と昼食をともにしながら2人だけで会談しました。
 前日に田原氏と菅官房長官が会い、田原氏が菅氏に何やら「提言」したことを安倍氏が聞きつけ、安倍氏の方から田原氏を官邸に招いたと言われています。

 会談の直後の”ぶらさがり”で田原氏は、安倍氏に「政治生命をかけた冒険をしないか」と話したと明かしました(写真中)。その中身は、「話したらぶち壊れちゃうので言えない」(19日テレビ朝日「モーニングショー」)としており、明らかになっていません。田原氏が安倍氏とのサシの会談で「進言」するのは今回が初めてではありません。

 一方、田崎氏は「夜の料亭・レストラン」で頻繁に安倍氏と会食しています。最近では安倍氏が閉会中審査に出席すると急に方針転換した7月13日の夜、東京・紀尾井町のレストランで島田敏男NHK解説副委員長らとともに安倍氏を囲んでいます。

 テレビのワイドショーをかけもちして安倍政権の方針を解説(代弁)することが多い田崎氏ですが、内閣改造が行われた3日も朝から「モーニングショー」(テレビ朝日)に出て、改造内閣を「仕事師内閣」と持ち上げました(写真右)。

 その日夕、組閣後に記者会見した安倍氏は、改造内閣を「仕事人内閣」と命名しました。安倍氏と田崎氏のネーミングの一致は、はたして偶然でしょうか。

 加計学園疑惑の告発に踏み切った前川喜平前文科省次官は、日本記者クラブでの会見(6月23日)で、「今回の問題で認識を新たにしたのは、国家権力とメディアの関係だ」とし、個人攻撃を行った読売新聞を批判するとともに、「報道番組を見ると、コメンテーターの中には官邸の擁護しかしないという方がいる」と政権を擁護する「コメンテーター」の存在を指摘し、「メディアまで(国家権力に)私物化されると、日本の民主主義は死んでしまう」と述べました。

 ジャーナリズムの原点は言うまでもなく市民の立場に立って権力を監視することです。首相に乞われて「秘策」を提言したり、政権を擁護・代弁するコメントをふりまく人物が、「ジャーナリスト」の名に値しないことは明らかです。

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