アリの一言 

オキナワ、天皇制の現実と歴史などから、
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「承認撤回」表明から7週間、翁長知事は何をしてきたのか

2017年05月13日 | 沖縄・翁長・辺野古・...

     

 「あらゆる手法をもって(埋め立て承認の)撤回を、力強く、必ずやる

 翁長雄志知事が県民集会でこう宣言したのが3月25日(写真左)。それから7週間。翁長氏はいったい何をしてきたでしょうか。

 安倍政権が辺野古埋立工事を本格的に開始したのが4月25日(写真中)。それから18日。進行する埋め立て工事に対し、翁長氏は何をしてきたでしょうか。

 沖縄平和市民連絡会の高里鈴代、真喜志好一両代表世話人らが9日、県庁を訪れ、翁長氏に「一日も早い撤回」(10日付琉球新報)を求める要請書を提出しました。しかし翁長氏は会おうともせず、対応した対策課の課長が「検討している」と繰り返しただけでした。

 この時、翁長氏は何をしていたか。
 翁長氏は9日、佐喜真淳宜野湾市長(辺野古新基地推進派)らと東京へ出張。翌10日には自民党本部で行われた自民党の会合に出席し、「沖縄振興について、政府が6月にも策定する経済財政運営の指針『骨太方針』に反映させるよう要請」(11日付琉球新報、写真右も同紙より。写真は自民党本部で記者会見する翁長氏)しました。「辺野古埋立強行」には抗議どころか一言も触れず、「振興予算」で自民党に頭を下げたのです。

 翁長氏とは旧知(沖縄自民党の永年の同志)の照屋守之沖縄自民党県連会長の記者会見(4月8日)の言葉が思い出されます。
 「(翁長)知事とは対立はしていない。知事は(辺野古新基地にー引用者)反対をしながら、実際は(基地を)造らせている。表面では反対・撤回と言っているが、知事の本質とわれわれは似ている」(4月9日付琉球新報)

 「名誉毀損」で訴えてもいいような発言ですが、翁長氏が照屋氏に抗議したという話(報道)はありません。

 「辺野古」に対して翁長氏がこれまでやってきたこと、そして現在の姿勢は、まさに照屋氏が言う通りです。翁長氏のメッキはすでにはがれています。「翁長幻想」から脱却し、「辺野古新基地阻止」、そして来年の知事選に向けた新たなたたかいを開始すべきときではないでしょうか。

 ところで、琉球新報(9日付)と沖縄タイムス(12日付)の「県民調査」によれば、「翁長知事支持」が新報で66・7%、タイムスで58%にのぼっています。
 一方、両紙の調査にはいずれも「承認撤回」についての質問項目はありません。たとえば、「あなたは『直ちに承認撤回すべき』との意見に賛成ですか反対ですか」「翁長氏は知事選で公約した「撤回」をいまだに実行していませんが、どう思いますか」という質問をして、そのあとに、「知事を支持しますか」と聞けば、おそらく数字は変わったでしょう。「世論調査」とはそういうものです。

 翁長氏への異常な(私にはそう思えます)「高支持率」の背景には、新報、タイムスの「翁長タブー(翁長支持)」があると言わねばなりません。それは、「安倍内閣の高支持率」と「本土メディア」の関係と相似形です。

 15日(月)のブログは休み、次回は16日(火)に書きます。

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