充電日記     

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千円札

2012年02月02日 | Weblog
・え〜、この教室にいるみなさんは、好むと好まざるとにかかわらず、「日本語の専門家」として社会から見做されることになります。それに応えるだけの知識・教養と判断力が求められます。大学の講義はもちろん、日頃からさまざまな機会を捉えて研鑽を積んでください。

・大学で日本語を専攻したとなれば、さまざまな言語現象に対する意見も求められますからね。たとえば「日本」。「ニッポンと読むのがよいのか、ニホンがよいのか、どちらがよいのでしょうか」とか。

・腹案がない場合、他に例を求めることも有効でしょう。「日」をニッ(ニチ)と読むか、ニと読むか、どちらの場合が多いだろうか。あるいは、公的機関における「日本」は、どちらで読ませているか、とか。たとえば、千円札を見てみましょう。幸い、日本銀行のローマ字表記があります。「NIPPON GINKO」。ああ、ニッポンなのですね、ああよかった……

・一見落着のようですが、一件落着としてよいかどうか。私達は、資料を批判的にみることをすでに知っているからです。まずは資料をよく見ましょう。大きく書かれたローマ字に惑わされてはいけません。右どなりに三つの桜の花があります。よく注視してください…… まだまだ。ずっとこう、顔に擦りつけるように、よく見るのです。

・オシベ(・−)が放射状に書き込まれていますが、よく見ると「・−」でないオシベが、三つの花に一つずつ紛れ込んでいますね。分かりますか? それを上から順に読めば……

注)
・以上の話は、国語学概論の枕に話した、ほぼそのままの内容です。千円札の話は、正月に実家に帰ったおり、姪(小1)に教わりました。テレビの話の受け売りだったようですが、驚かされましたね。昨年、父が他界したのでお年玉も中止にするつもりでした。そこにこの千円札の話です。う〜む、うまうまと、お札に意識を注いでしまった。いま思い返せば姪の作戦だったかも? 彼女の未来を頼もしく思ったり、心配したり。

・O崎T子さんから「シークレットマーク」の存在を教えてもらいました。いろいろあります。1000円札の桜花の例は比較的分かりやすいようですね。肉眼でもなんとか分かる。でも、他のはちょっと分かりません。通常のルーペで何とか見られる程度で、20倍のルーペ(商売道具。でも100均(笑))ではっきり確認できました。
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