春になり、新学期が始まりました。
まんてん堂にも、小学生、中学生になったというなじみのお子さんが訪れます。
中学生になると、まず受けてほしいのが麻しん風しんの3期です。
そして、女の子は子宮けい癌ワクチンがあります。
昨年度までは、当院でも子宮けい癌ワクチンの接種を行っていましたが、
H24年度は、接種を見合わせております。
昨年の2月から、（震災の直前ですね）
仙台市では無料で受けられる予防接種として
小児用肺炎球菌、ヒブワクチン、子宮けい癌ワクチンが増えました。
そして、これらのワクチンは 一人当たり それぞれ3～4回受けることになります。
単純に考えると、同時接種しないのであれば、一人当たり3倍の時間が費やされます。
何かを優先していかなければ時間的にも、体力的にも
必要な時に必要な人に接種できないことになると感じました。
そこで当院では、小児科でなくてはいけないものに限定して予防接種をする事にしました。
そんなわけで、当面は、子宮けいがんワクチンは他院で受けてもらうこととしました。
ちなみに、いま話題のロタウイルスワクチンも当面見合わせています
（他のワクチンとの兼ね合いなど少し制約が多いため）。
いずれ、ポリオワクチンが三種混合と同時に接種される不活化ワクチンとなり、
ロタウイルスワクチンも無料で接種できるようになれば、状況も変わってきます。
それまでは、今の体制で行くつもりです。
