さとまゆ写真館

伊勢白山紀行と北海道の日常とお馬さんを紹介する写真館。
そして6人の子に囲まれた家族生活からの気づきの日記帳。

神鶏さん

2009年07月17日 | 伊勢内宮
内宮、外宮には神様のお使い?の神鶏さんがいます。
内宮では宇治橋を渡って右方向へ曲がるとまっすぐ延びる参拝路の途中の
植え込み辺りでうろちょろ(失礼)しています。
どの鶏さんも羽根はツヤツヤと輝き、存在感に芯がある感じです。
そう、色合いや姿に厚みがあるというか・・・

私が勤めている職場はお肉になる鶏を飼っています。
そこの鶏たちと比較すると、なんとも立派に見えます。
やはりたとえ家禽とはいえ、本来の鶏の姿を表しているのでしょうね、神鶏として飼われている子達は。
人間はいろいろな形で動物を自分たちの手の内にしています。
その子たちの姿は人間の考え方、扱い方によって大きく差があります。
わたしが常々思うのは、もっとも健康で生き生きとした姿を見せている子達は、
彼ら本来の欲求や必要な環境を可能な限り与えられているということです。
決して広い敷地や飼育場が必要な訳ではなく、
その種の食性に沿った食べ物を必要最低限与えること、
動きの制限を可能な限りの解除してあげること(短時間の散歩や放牧でよい)、
などを人間が努めておこなうことが彼らの生きる時間を豊かにするのだと思います。
まあ、人間が自分たちの経済活動、趣味、自己満足などで束縛する命ですから、
せめて死ぬまでの間、少しでも生き生きとした姿を表現させてあげたいものです。
牧場や農場の子たちも、その姿を見ていれば日頃の扱いが見えてくるものです。

神鶏さんたちの人を恐れず自由で生き生きとした姿を見て考えさせられました。


社務所前を行きかう人たちを、じっと見守る神鶏さん


いかしていただいて ありがとうございます
いかしていただいて ありがとうございます