徐仙日乗

日記、随筆

徐仙日乗 読書 雪之丞変化 三上於菟吉

2017-04-19 17:54:54 | 日記
徐仙日乗 読書 雪之丞変化 三上於菟吉 青空文庫
読了 読書メーターと重複

昭和9年朝日連載。長谷川一夫と共に名前だけは知っていた。作者は当時の人気作家にして長谷川時雨の旦那。昔、時代考証の大御所で三田村鳶魚って人がいて、時代小説を散々にこき下ろし、中里介山とか吉川英治も例外では無かったとのこと。昔の人だから江戸時代や武家の知識があるだろうって思い勝ち(自分だけかな?)だが、そうでもないらしい。この作も大娯楽小説で多分「やられた口」だろう。大衆小説自体が近代の所産である訳だが。悪役は悪役らしく、善玉は二つ名付きで格好いい。底流には恋愛と芸術への信頼がある。タネ本が有るらしく、仇討ちと言うより復讐譚。悲恋の娘・浜路はまあ、オフィーリアか。そう言えば、雪之丞の父親の呪詛の凄まじさ、雪之丞がともすれば挫けそうになって逡巡したりするのはハムレットと言えなくもない。気楽に楽しめる一編で有りました。
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