徐仙日乗

日記、随筆

徐仙日乗読書 南冥の雫 満州国演義八 船戸与一

2017-02-17 19:44:59 | 日記
徐仙日乗読書 南冥の雫 満州国演義八 船戸与一 新潮文庫
読了 読書メーターと重複

正直単調で投げ出したくなる時もあったが、あと一冊まで漕ぎ着けた。この巻では比較的小説らしいアクションがあるが、大河小説の終盤で狂言回しの兄弟達にもそれぞれの結末が近くなっているって事なのだろう。終盤のインパール作戦が面白い、というか酷いし救いがない。成吉思汗作戦を大真面目で陸大出のエリート達が立案、実行したかのと思うと集団的に発狂していたとしか思えない。余りの無茶さに忠義一徹の日本の兵隊も命令に背いて退却したという。牟田口とか辻の様な人達を選抜し昇進させたのも官僚制度の一面で似た人達は現在でもいるのだろう。

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