徐仙日乗

日記、随筆

徐仙日乗 読書 木瓜の花 有吉佐和子

2017-06-13 17:47:23 | 日記
徐仙日乗 読書 木瓜の花 有吉佐和子 新潮文庫
読了 読書メーターと重複

多分二、三冊もっている筈だ。読書メーター開始以前なので、初読は登録のみ。有吉佐和子を再考し始めて、印象としては一番面白かった、正子と䔍代の物語を読み返す。本版で池田彌三郎(懐かしい)が言及している「大衆小説に堕すギリギリで勝負しているって」のが良くわかった。つまり殆どドタバタ的な場面がひどく面白いかったりする。演劇に精通した作者の面目躍如だと思う。䔍代の母の葬儀の件なんて「何もそこまで!」って言いたくなるくらいのサービスぶりで芸術座の舞台ではさぞ盛り上がったことだろう。ここら辺が全盛期に純文学系から無視された理由なのだろうか。登場人物も単純では無いが結構類型的だったりするし。でも皆んな其れなりに魅力的なのは作者の筆力。面白くって、高度成長期の風俗、社会、流行が明治生まれの元芸者の目を通して活写されている。そしてプラトニックな恋。芸者文化には愛ではなく恋こそが相応しい。
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