徐仙日乗

日記、随筆

徐仙日乗 読書 上海游記、北京日記抄 芥川龍之介

2017-12-15 10:12:35 | 日記


徐仙日乗 読書 上海游記 北京日記抄 芥川龍之介
青空文庫
読了 読書メーターと重複

徐仙日乗 読書 上海游記・江南游記 芥川龍之介 青空文庫
読了 読者メーターと重複

青空文庫にて上海游記、北京日記抄のみ読了。1921の訪れたチャイナの記録。清朝末期から日本敗戦辺りのチャイナ、コリアの記録は色々読んできたがどれの面白い。上海と北京の違いが何となく浮かび上がる。チャイナ服をまとい、パイプを加えながら要人から市政の下層民まで目を向ける。冷静な観察と斜に構えたコメントが芥川らしい。京劇、昆劇見物記が印象的。江戸時代の芝居小屋と比較したくなる。もっともチャイナでも「文明開化」が起こっているわけで、これでも近代的になっている筈だ。日本のお能との比較で京劇を鑑賞、批評しているのは慧眼かも。シュリーマン、バードとかとは当然視点、感覚が異なるわけでその点でも勉強になった。ちなみにこの頃日本文学が中国語に翻訳されていて、芥川もその一人。チャイナに深い理解を持つ芥川はそのことをどう思っていたのだろうか。

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