徐仙日乗

日記、随筆

徐仙日乗 読書 評伝 長谷川時雨 岩橋邦枝

2017-03-15 20:51:45 | 日記
徐仙日乗 読書 評伝 長谷川時雨 岩橋邦枝 講談社文芸文庫
読了 読書メーターと重複

長谷川時雨にハマり、青空文庫の短文は殆ど読み終えた。本で云うと主に旧聞日本橋と美人伝(これは複数あるようだ)という事になる。旧聞日本橋は若い頃の自伝という面もあり、江戸時代の教育、躾を受けた(上質な町人文化といえる)子供時代と「本を読みたい、勉強したいと希求する少女の思い」が胸に迫った。長じて坪内逍遥に師事して歌舞伎俳優と組んだ、演劇と舞踊の革新運動を試みることになる。後半生は名高い「女人藝術」を発刊。女性運動の大御所として「輝ク」と名付けた社会運動を展開しつつ昭和16年に逝去。岩崎の評伝と自分のイメージがピッタリ符合したのは、時雨の裏表の無い性格と著作の質の高さ故か。実を云うと時雨女史にカナリ惚れ込んでいる自分を発見した。NHKの朝ドラの主人公にうってつけ、と言えば分かりやすいかも。浅薄な造り方をされると悲しいけれど。題名は勿論「アンポンタン」で決まり。彼女が盟友にして名優の六代目菊五郎の逸品「鏡獅子」を小津安二郎監督で映画として残してくれたことは忘れてはならない。 時雨女史(何故か女史をつけちゃう)って社会的に影響を与えた文人と云う点では菊池寛(芥川賞の影響力を見よ!)と似ているかも。林芙美子が世に出たキッカケも女人藝術。後年林芙美子と時雨女史の間で確執があったとも言われている。森光子のお陰で林芙美子の名前は今だに知られているが、長谷川時雨は忘れられたまま。戦前は女流文化人の大御所だったらしい。母親とか祖母に話を聞いておけば良かった。
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