とうやのひとり言

山形県議会議員 佐藤とうや ブログ

低コストの「中速鉄道」に注目

2017年07月16日 | 日記

 日本の鉄道網に「中速鉄道」の考え方が、鉄道アナリストや学者の間で広がりつつある。「中速鉄道」とは時速130キロから200キロで運行する鉄道の事で、コストが整備新幹線の5分の1の安さにある。
 整備新幹線は時速200キロ以上で運行する鉄道の事であり、フル規格とは全線高架で複線である事は言うまでもない。東北新幹線の営業速度は、時速260キロ程度で、当然止まる駅は極端に少ない。在来線は切り離されるので、残された在来線は自治体の負担が大きく問題も提起されている。
 先般、酒田市で開催された「鉄道高速化講演会」で東京大学名誉教授の曽根悟氏は「高速鉄道技術を持っている国で、中速鉄道がないのは日本だけ。この考え方を全国に広げたい。その先鞭を山形県が付けてほしい。東京・庄内間は2時間40分程度で結ばれる。建設期間は7年もかからない」と強く訴えた。
 一方、東京大学工学部卒業後JRに17年間勤務していた株式会社ライトレール社長の阿部等氏は「空力特性、低重心車輛に優れた新車輛の導入や、板谷峠の新建設など今考えられる速度向上、安全、効率化を結集させると充分可能である。事業費は数千億円程度と見込まれる。山形新幹線は県の発案で出来たもの。同じ発案で中速鉄道の第1号を実現して欲しい。これは全国に広がる」と呼びかけた。
 鉄道は移動手段で船に次ぐ低コストの乗り物である。地方創生の基本インフラでもある。

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