『武士道セブンティーン』 誉田哲也

2011年02月28日 23時01分39秒 | 誉田哲也
群馬県は遠かった



「「強さは力」の香織と「お気楽不動心」の早苗。対照的な相手から多くを吸収したふたりだったが、早苗は、家の事情で福岡の剣道強豪校に転入。そこでの指導方法の違いに戸惑う。一方、香織は後輩の育成に精を出す。互いを思いつつも、すれ違うふたりは、目指す剣道に辿り着けるか。大人気剣道青春小説、二本目。」(「BOOK」データベースより)

青い!青臭い!

だがそれがいい。

以前こちらで紹介した武士道シックスティーンの続編です。
当時私が「漫画」と評したように、頭の中でまさに映像が動き出す、そんな書きっぷりが今回も登場します。
話はもちろん、香織と早苗をダブルヒロインに進んでいきます。
青春時代だから、まだわからないことも多い、けど、大人への過渡期、いろいろ悩む時期です。
本書もいっぱい悩みます。とくに早苗。
よくわからないけど悩む。
それが解決したとき、彼女たちは一つ成長しているんですね。

結局のところいい話です。1作目よりちょっと勢いがなかったかなぁなんて思いますが、次にも期待ですね。
「武士道エイティーン」はまだ文庫が出てないので、出次第こちらで紹介したいと思います!

★★★☆☆

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