うるしの杜の制作手帖

ものづくりの過程や日常の気付きをつむいでいきます

捨てられた猫

2010-06-29 22:51:39 | 日常
アパートの近くに住んでいた野良猫です。たまに餌をあげていたので逃げずに、写真に納まってくれました。この猫も捨てられた猫だったのでしょうか?捨て猫では、東京にいた頃、辛い思い出があります。
ある日、会社で仕事をしていると女子社員が子猫を拾ってきました。まだミルクを飲んでいるようなかわいい猫でした。ひとしきり社員は子猫と遊んでいました。私としては、この子猫どうするんだろう?と不安な気持ちで眺めていました。
退社時間になり、ひとりまた一人と帰っていきます。そして、とうとう事務所には、私と子猫一匹が残されました。また捨てに行くわけにもいかず、私は仕方なく子猫を連れて帰りました。まだミルクを飲んでいると思い、新宿のデパートのペットショップに行き哺乳瓶を買いその説明書で、便を促す方法なども学びました。ちょうど金曜日だったので、土日、自分の部屋で飼いました。しかしながら、遊んではくれますが、ミルクを飲む体力がないのかあまり飲んでくれません。それに部屋で飼うことはできませんし、引き取ってくれる人もあてがありません。
月曜日、かわいそうですが仕方なくペットを引き取ってもらえる施設へ、朝一で連れて行きました。その後、会社に行き女子社員にその旨を伝えました。そうしたら、ある女子社員から「どうしてそんなとこ連れて行ったのですか」と非難されました。気持ちは理解できますが、私としては納得できません。そして、その施設に電話をしていたようです。しかし、その子猫は特定できず、その後処分されたようです。
そのとき思いました。
苦労して人の失敗の後始末をしても、非難を受けるということが、私にはあるようです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  | トップ | 閑乗寺高原 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日常」カテゴリの最新記事