鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

立川志らく独演会、みんな談志を探してた・・

2011-12-23 23:10:58 | エンタメ
「天皇誕生日」祝日の本日、私が前々から注目している落語家・立川志らく師匠の独演会へお出かけです。

まずはいつものように平日の毎朝8時30分からのAMラジオ・文化放送「くにまるジャパン」をリスニング。毎月第4金曜日は志らく師匠が出演しています。番組キャスターの野村邦丸アナと志らく師匠の話題は、当然のことながらつい先ごろ行なわれた志らく氏の師匠・故立川談志氏の「お別れ会」のお話。

「お別れ会」後の囲み取材の中で談志氏の一番弟子・志の輔氏、二番弟子・談春氏が「これから立川流一門で結束して・・」的なお定まりの言葉を発する中、三番弟子・志らく氏は「いえいえ、師匠(談志)が生きてる時からみんな勝手にやってましたから。結束なんて・・」と発言し、談春氏が「ばかやろう、てめえ」と切り返したり、芸人さんならではの洒落の利いた丁々発止のやり取りがあったとか。されど・・。

番組の中で志らく氏は「アタシの言葉が一番オイシイはずなのに、テレビは志の輔兄さんの心温まる言葉ばかり紹介してて・・。テレビってヤツはちっともわかっちゃいませんね」と、早くも本日の講座の「マクラ」を聴いているような感が・・。

さてさて、本日の「立川志らく独演会」の会場は東京・有楽町駅前のビックカメラ、というか、ビックカメラが出店しているビル7階、歴史ある「よみうりホール」にて。


開演は午後1時半。幕が上がり、「待ってました!」とばかり場内からは万来の拍手。紺色の舞台に伏していた志らく師匠はゆっくりと顔を上げるなり、しずしずと「期待し過ぎです・・」。その一言にさらに場内は爆笑の渦に包まれて、いざ開幕。

この日の朝、ラジオでも披露した「談志お別れ会」での裏話で笑いをつかみ、立川流Bコースのお弟子さんでもあるミッキー・カーチスさんとのハーモニカでの共演を経て、「富久」「芝浜」の大ネタ二席・・。堪能させていただきました。

会場で手渡されたパンフレットには志らく師匠の言葉として「お客の多くは、志らくの『芝浜』を聴きにくるのではなく、談志が志らくの身体に降りてくるのを観に来るのだと思う・・」とも記されていました。

あくまでも私感ですが、志らく師匠の元へ家元(談志)は乗り移らないまでも、降りたってきていたような・・。

本日の講演の最後に志らく氏から「師匠・談志が亡くなった歳まで、私はあと27年あります。そのくらいの年月を重ねれば、もっと良い『芝浜』をお聴かせ出来るような気がします。その時までよろしく」、と。

その頃までに私はとうに逝っちゃってますが、気の確かなうちはユルユルとついてゆきます・・。

志らくさん、よろしく・・。


















コメント
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