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三線の日の大合奏会

2017-04-25 04:22:49 | 楽器

沖縄では3月4日を三線の日としている。その日には、沖縄各地で三線の大合奏がある。終日ラジオで中継が行われる。一度那覇で参加させてもらったが、大きなコンベンションセンター会場で3交代で、席が取れない状態であった。今年は何とか石垣の三線の日に行きたかったのだが、上手く日にちが取れなかった。来年こそと思っている。この日石垣では八島小学校の体育館で大合奏が行われた。来年は下手なりに三線合奏に加われればと思っている。と思いその演奏曲を見てみると、まず、小学生中学生の「繁盛節」「とぅまた節」「でんさ節」2回目が「鷲ぬ鳥節」「赤馬節」「かたみ節」「めでた節」「鶴亀節」「矼ゆば節」7時の時報に併せて琉球古典曲の「かじゃでぃ風節」と「上り口説」そして「安里屋ゆんた」4回目から2揚げ調子で「黒島節」「千鳥節」「古見ぬ浦節」5回目が「夜雨節」「弥勒節」「やらよう節」この中で現在練習しているのは4曲ある。こんな沢山の曲を400人もで集まって合奏するというのだから、素晴らしい。

石垣には三線を指導する研究所が150もあるというのだ。5万人の人口である。信じがたいものがある。先日お会いした石垣の石垣さんという設計の方によると、最優秀賞を受賞された広島の方の家を石垣に建築すると言われていた。三線の広がりは深く広い。この18曲となると、いつ弾けるようになるかもわからないが、何曲かは弾けるようになって、来年の石垣の三線大合奏に参加したいと思っている。これは三線を始めた夢のようなものだ。実現できるだろうか。「八重山古典民謡独習書」というものがある。宮良康正氏の編集したものである。この方はトゥバラーマでNHKの民謡日本一になったことのある方である。那覇でこの人の唄を聞いたことがある。この独習書にはCDもついていて、八重山のコンクールに出場するための独習書になっている。何度も何度も聞いてまさに独習している。どの唄も難しいのだが、どうにかこうにか練習を続けている。

このCDの唄も良い唄だと思うのだが、昔からファーンである大工哲夫さんが唄う八重山民謡もいい。語り口がそのまま歌になるという事の魅力。お二人の唄が少し違う調子の唄だったりする。民謡は本来口伝で唄い継がれてきたものだから、地域ごと伝わり方で異なるのは当たり前のことだろう。では八重山民謡の先生に教わればいいという事もあるが、これがまた難しい。八重山の唄の指導者は皆さん厳しい。「てえーげぇー」ではないのだ。竿の持ち方から、音の合わせ方。実に厳しい基準がある。観光客にリゾートホテルで涙そうそうを1時間で弾けるように指導するときは、てぇーげぇーである。ところがいざ八重山民謡となると、入門してもらわないとならないというようなことになる。正座して指導していただくらしい。大工さんのお弟子さんの東京の教室でもいい加減な人はお断りのようだ。三線はその人のままであることを大切にするからこそ、きちっとした教わる姿勢が求められるようだ。

私などは三線に関してはてぇーげぇーの権化だ。65の手習いとして挑戦である。厳しいのは御免こうむりたい。楽しみで鳴らしていれば満足である。そんな調子でもやればやるほど八重山の唄が良くなった。同じ歌でも琉球民謡バージョンより、八重山調がいい。まず前奏の三線が一節あるのだが、それを聞くだけでもう八重山の島々が目に浮かんでくる。この前奏の弾き方が曲ごとにまるで違う。様々な変化がある。正月めでた唄。悲しい別れ唄。民衆の教訓の唄。自然を賛美する唄。前奏の一節がすべてを表している。素朴でありながら、音楽の本質を抑えている。私のような初心者にもそれが分かるくらい、導入部が優れている。仲良田節の幽玄な充足感。鷲鳥節の荘厳でゆったりとした正月の空気感。デンサー節の気持ちの弾む躍動感。多様でありながら、一脈根源が通じている。すごい民謡があったものだ。前奏がこのように定まったのは新しい時代のような気がするが。どうなのだろう。

 

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