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畑の会の様子

2017-12-10 04:36:46 | 自給

タマネギの苗。

平均的に写真ぐらいあった。4から5ミリくらいの太さだった。太さは丁度いいかもしれないが、もう少しがっしりした感じの方が良い気がした。その意味では直播の方の苗はすこししっかりしていた。最後まで燻炭の効果が感じられた。10月16日に1人100粒の種を蒔いた。45日の育苗期間。苗を植えたのが12月1日だった。苗の数が350本ぐらいだった。苗に使用で来たものは種の3分の一になってしまった。初期の一日1回の水やりでは少し不足したのではないかと思っている。ラブシートでもかければよかったか。直播は予備苗だったのでこれで全体の数は足りた。その後だいぶ寒くなったが、植え付けには良いタイミングだったと思う。10日経過してもうすっかり活着している。

植えた後にも燻炭を撒いた。しばらくして風にだいぶ飛ばされてしまったが、それでもないよりは増しだと思う。畑は大豆の後で、土壌の状態は悪くないようだ。私の場所には貝化石を撒いた。どれほど効果があるかはわからないが、悪くはないと思っている。以下袋にあった効能書き。

○定植後すぐに播種が可能
 ⇒緩効性であるため石灰特有であるアルカリ濃度障害の影響を受けにくい
○酸度矯正力は緩効的で持続性に優れている
 ⇒各種ミネラルを効果的に補給できる
○土壌を固くしない
 ⇒団粒化を促進して通気性・透水性・保肥性を高め有益菌の活性化に貢献
○各種ミネラルが豊富
 ⇒ミネラル欠乏対策として効果が期待できる
○ケイ酸が含まれている
 ⇒倒伏軽減・病害虫抵抗を高め作物を健全に生育させる

作業中子供たちも参加をして楽しい作業になった。狭い変形の畑だが、日当たりは良い場所だ。3畝ほどの広さで、17人がタマネギの自給できるのだから、効率は良い。タマネギ部が16人の参加で苗の植え付けが終わった。3畝ほどの畑に一人300個のタマネギが目標である。経費は1000円くらいだろうか。今年は良い苗になったので、良い玉ねぎが出来るかもしれない。追肥をどこかでしたいと思っている。冬の作物はかなり肥料を多くしなければ、良いものは出来ない気がしている。寒さで肥料の吸収力が衰えること。また堆肥の発酵速度が遅くなる。

畑の会の白ネギ部。一本ネギの収穫。ここにも燻炭を入れた。後はそばかすである。ソバカスは元肥にも、追肥にも使った。特に病気が出るようでもなく、美味しいネギになっている。寒くなって柔らかになったように感じる。週に一回このくらいを抜いている。まだまだあるので、冬の間ネギはふんだんに食べられそうだ。長ネギがこんな潤沢に食べられるのは初めてのことだ。畑の会を始めたおかげで、安定した野菜の供給が続いている。

長ネギ畑の様子。中央が私の畝。手前が1本ネギで奥の方には分げつするネギが植えられている。まだそれほど分げつしていないが、このあともう少し分げつして来てくれるのではないかと思っている。正月までは1本ネギを食べて、その後は分げつするネギになりそうだ。実は土寄せは岩本さんがしてくれた。遅れていたのを見るに見かねたのだろう。全部で土寄せは3回である。この奥に少し見えているのが、小田原最後の溜池である。

小麦部の麦畑。綺麗に発芽している。3畝はないくらいの畑だ。向こうの端まで50メートルくらいだ。畝間は70㎝である。5人の参加である。小麦の自給は費用的には割に合わない。製粉代がかかりすぎる。

1葉目が発芽し、2葉目が出始めている。3葉になった時が麦踏の時期と言われている。しかし麦踏をしてもしないでも、差が出たことはない。今回は最後の朝鮮と考えている。差はでないとは思っても、少しでも良さそうなことはやりたいと思う。今年は本気で麦栽培に取り組むつもりだ。麦は十分の肥料がなければ沢山は取れない。反収にして300キロ目標である。この場所にそばかすを40袋入れた。その後トラックターで2度耕して播種。ソバカスを撒くので、混ざっているソバの種が発芽をする。しかし、発芽をしてもすぐに枯れる寒さになっている。問題はネズミ麦やカラス麦である。これが増えてくると手に負えない。大きく減収する。一本のこらず取ろうと思っている。勝負は暖かくなってからだ。

こちらは田んぼの緑肥の大麦。大麦は撒いてから1か月くらいたった。分げつして3葉期になったので、麦踏をした。しかし、今年も葉先が白くなってきた。去年は白くなり、凍り付いたように枯れた。どうなるだろうかと心配であるが。緑肥の方だから、仕方がないという事にする。小麦より大麦は寒さに弱い。

田んぼの緑肥の菜の花。発芽は見事である。昨年より種の量を減らしたにもかかわらず、発芽は盛んだ。菜の花は田んぼによってずいぶんと生育に差が出てきた。土の状態が違うのだろうか。まだ2葉の畑もあるくらいだ。これでは一面の菜の花という訳には行かない。田んぼの湿度が緑肥には大きく影響する。乾燥しすぎも良くない。湿り過ぎはさらに悪い。収穫の終わった田んぼにはまず、そばかすを蒔いた。そしてトラックターで秋起こしをして、その上にバラ蒔きで菜の花の種を播種した。少しでも覆土されるようにレーキでかき回した。そして長いままの藁を上から一面に撒いた。藁は湿度の調整と保温効果のつもり。春にはこの藁はボロボロになっていて、田んぼの邪魔にならない。

 

 

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